2009年5月
小爆発
国内で新型インフルエンザの患者が確認されました。(飛行機の中で発見したので国内感染者として認めないという見解もあります)厚生労働省は10日、国内で初めて新型インフルエンザ感染が確認された大阪府在住の男子高校生2人=いずれも(16)、男性教諭(46)と同じノースウエスト航空25便で米国から帰国した別の男子高校生(16)も新型インフルエンザ感染が確認されたと発表しました。国内での感染確認は4人目です。
そのような状況の中、国立感染症研究所の岡部信彦感染症情報センター長が記者会見をして、寺田寅彦の随筆を引用して新型インフルエンザについての注意を喚起しました。
★【ものを怖がらな過ぎたり、怖がり過ぎたりするのはやさしいが、正当に怖がることはなかなかむつかしいことだと思われた。(○○の○○○○に対するのでも△△の△△△△に対するのでも、やはりそんな気がする)」】
格言は1935(昭和10)年の浅間山が小噴火した時、沓掛駅で山を降りてきた学生と山の様子を学生から聴取していた駅員とのやりとりから、「大したことはない。大丈夫」とただ言う学生に対し、駅員が「いや、そうではない そうではない」と首を静かに横に振ったことを見聞きした寺田寅彦(てらだ とらひこ)の感想を随筆として残している。(昭和十年十一月 小爆発二件より)
新型インフルエンザを正しく理解して、正しく対処して欲しいいと言う専門家の呼びかけです。オーバーに大騒ぎをするきらいがある日本社会に、警告として言われたのではないでしょうか。
加計33℃
一昨日(5月9日)は、32,8℃、昨日(5月10日)は33℃と最高気温が日本最高を安芸太田町加計で記録しました。、5月としては観測を始めて以来、最も高い気温となったそうです。最低気温が8℃前後でここまで最高気温が上がると、寒暖の差が大きくて体調維持が難しい状況になっています。私の住んでいる沼田町伴でも同じ様な状況になっています。朝は少し肌寒くて、昼間は真夏日となり、暑くて夏が来たような気がしました。地球温暖化で、亜熱帯気候になるとか、四季がなくなり、気候の良い春と秋がなくなると言われていますが現実となってきている気がします。
第1回やわらかバレーボール大会
伴学区体協主催のソフトバレーボール大会が、「柔らかバレーボール大会」と銘うって、9時AMより伴小学校体育館で開催されました。参加チームは18チームで大変沢山のチームが出場しました。 現在、ソフトバレーボールは大変な人気スポーツです。グランドゴルフをやっている方より、少し年令の低い人が中心になっています。自分でするスポーツとしては最適ではないでしょうか。
(平素より練習をして動いて置かなければ、結構ハードで怪我につながると思いますので気を付けなければいけないと思います。)
平成20年度第37回大原・雲願寺慰霊碑同行慰霊祭・総会
9時AMより大原台にある慰霊碑の前で慰霊祭を行い、10時AMより沼田町老人憩いの家を借りて総会・懇親会を行ないました。
この会は、昔の大原部落・雲願寺部落の人で、火葬場(焼場)を運営管理をする任意団体です。その火葬場が現在の大原台団地の中(当時は山の中)にあったので、団地が出来るときに造成業者に補償として保証金をもらい、その地に慰霊碑を建て、また、その金で葬祭補助金を助成しています。同行とは、講とも言われ葬式等でお互いに助け合う任意の団体です。現在は、預け入れている金の金利が低く殆ど増えず、元金が減るばかりです。この会のあり方、存続自体が問題となってきています。
シングル介護
昨日(5月9日)のテレビで、シングル介護について特集をしていました。特集のきっかけは、女優や歌手として活躍した清水由貴子さん(49)の自殺でした。4月20日、静岡県小山町の墓地で自殺しました。翌日見つかるまで傍らには、車いすに座った認知症の母(78)が残されていました。芸能界から引退、母の介護を独身の身で引き受けていた清水さんでした。父の墓前で命を絶つまで笑顔を絶やさなかったと言われています。介護保険制度が始まって9年。その死は、独身者を含む家族が担う在宅介護の難しさを改めて浮き彫りにしました。
厚生労働省の調査によると、65歳以上がいる世帯のうち「親と未婚の子だけ」は、86年の11・1%から07年は17・7%になりました。介護などで離職や転職する人も多く、総務省の就業構造基本調査では年間約14万4800人(06年10月?07年9月)に達します。
立命館大の津止正敏教授(地域福祉論)は「親の介護が影を落とし、結婚できない人が増えているのではないか」と指摘しています。「介護離職者は収入が減るのに介護支出が増え、貧困に直結する。介護者の支援プログラムが必要」と提言しています。
厚労省の研究班が05年に実施した調査では、在宅介護者の4人に1人は抑うつ状態でした。介護問題に詳しいノンフィクション作家、沖藤典子さんは「介護保険には、思いを聞くなど介護者をケアする仕組みがない。追い詰められる人は大勢いる」と語っています。
毎日新聞が報道した06から08年の介護殺人・無理心中(既遂)は97件でした。年平均(約32件)は介護保険導入前の99年(21件)を上回っています。
厚生労働省は、平成21年度、制度の見直しを計画していますが、前倒しにしてでも見直しをしなければいけない状況が来ていると思います。
◇介護保険制度
寝たきりや認知症などで日常生活に手助けが必要になった高齢者を社会全体で支える社会保障制度。00年4月にスタートした。市区町村が運営し、介護サービス費用の9割を給付する。40歳以上が保険料を払い、原則65歳以上がサービスを受ける。介護が必要かを示す要介護認定は最も軽い「要支援1」から、日常生活に介護が必要な最重度の「要介護5」まで7段階あり、利用限度額に差がある。少子高齢化の進展に伴い、介護保険の総費用(介護給付費と自己負担額の合計)は3・6兆円(00年度実績)から7・4兆円(08年度予算)に倍増し、利用者も約150万人から約380万人に増えた。
(毎日JP)引用