小爆発 2009:05:12:07:01:43
2009年5月12日
国内で新型インフルエンザの患者が確認されました。(飛行機の中で発見したので国内感染者として認めないという見解もあります)厚生労働省は10日、国内で初めて新型インフルエンザ感染が確認された大阪府在住の男子高校生2人=いずれも(16)、男性教諭(46)と同じノースウエスト航空25便で米国から帰国した別の男子高校生(16)も新型インフルエンザ感染が確認されたと発表しました。国内での感染確認は4人目です。
そのような状況の中、国立感染症研究所の岡部信彦感染症情報センター長が記者会見をして、寺田寅彦の随筆を引用して新型インフルエンザについての注意を喚起しました。
★【ものを怖がらな過ぎたり、怖がり過ぎたりするのはやさしいが、正当に怖がることはなかなかむつかしいことだと思われた。(○○の○○○○に対するのでも△△の△△△△に対するのでも、やはりそんな気がする)」】
格言は1935(昭和10)年の浅間山が小噴火した時、沓掛駅で山を降りてきた学生と山の様子を学生から聴取していた駅員とのやりとりから、「大したことはない。大丈夫」とただ言う学生に対し、駅員が「いや、そうではない そうではない」と首を静かに横に振ったことを見聞きした寺田寅彦(てらだ とらひこ)の感想を随筆として残している。(昭和十年十一月 小爆発二件より)
新型インフルエンザを正しく理解して、正しく対処して欲しいいと言う専門家の呼びかけです。オーバーに大騒ぎをするきらいがある日本社会に、警告として言われたのではないでしょうか。
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