2009年5月
オルセ
平成21年3月28日に広島高速道路の割引について書きました。ETC使用による変更です。高速道路は全てETC車載機を付けていないと割引が受けれない状況が出来てきています。過去にあった、パチンコのプリペイドカード・ハイウエイカード等、天下りの温床となった組織の発行したカードがありました。ETCについてもそのような匂いがしますので調べてみました。
ETCとは
ETCとはエレクトロニック・トール・コレクション・システム(Electronic Toll Collection System・イーテック)の頭3文字を取った略語で、国土交通省が推進する高度道路交通システムの一種のノンストップ自動料金収受システムです。
有料道路を走行する際に料金所で支払いのために停止することなく通過できるシステムで、主に無線通信を利用して車両と料金所のシステムで必要な情報を交換し、料金の収受を事前に登録してあるクレジットカードによって決済を行うシステムです。歴史はまだ浅く、1997年に小田原・厚木道路での業務車両を対象とした試験が開始されたのが始まりです。
ETCの主な効果 は次の様に言われています。
(1)キャッシュレス、渋滞無しで料金所を通過(便利で快適)
(2)料金所渋滞の解消による周辺環境の改善(環境にやさしい)
(3)多様で弾力的な料金割引によるサービスの向上(お得)
ETCを管理・運営する会社は【財団法人道路システム高度化推進機構】【オルセ】と言う機構です。
財団法人道路システム高度化推進機構
ETCを管理・運営している財団法人です。英文名称はOrganization for Road System Enhancementで、ORSE(オルセ)とも呼ばれています。1999年9月2日に設立された。本部は東京都千代田区二番町11番7号住友不動産二番町ビル。理事長はトヨタ自動車会長の張富士夫氏です。
ETC導入の二年前に設立されたこの財団法人は、理事長に張富士夫トヨタ自動車会長を担(かつ)ぎ、 理事や監事には東芝やNECなど車載器メーカーや、ETCカードを手がけるクレジット会社の役員がずらりと並びます。 いずれも非常勤で、実質的に切り盛りしているのは国交省OB二人を含む四人の常勤理事と警察庁OBの常勤監事一人だそうです。
オルセは、06年度にはETC関連事業で百億円以上もの収入を上げています。最も多いのは05年度から始まった「ETCリース等支援事業収入」の約六十七億円です。
リース事業といっても、車載器を取り付ける際の初期費用から車一台につき五千二百五十円を値引きしてETC普及を促進させるというものでした。
値引きする事業でどうやって収入を得るのかと思えば、税金が使われていました。 国交省が道路特定財源から約二十七億円を投入し、それでは足りず、道路官僚の天下り先である各高速会社(旧道路公団)が 合計四十億円ほどを出していました。現在の高速道路の割引についても、全て、この方法で税金が当てられています。
匂い通り,国土交通省の天下り先でした。その上、セットアップ業者、車載器メーカー、 カード会社など関連業者は、加入一台ごとにオルセに"上納金"をおさめるシステムが作られています。
安佐南区議員懇談会
昨日(5月19日)、平成21年度安佐南区議員懇談会が6時PMよりありました。区長の挨拶に続いて、市民部長からの安佐南区の主要事業の概要についての説明がありました。
1、区役所の組織
安佐南区役所 (会計課)
・市民部ーーー区政振興課、市民課、保険年金課、収納課、課税課、出張所(連絡所)
・厚生部ーーー生活課、健康長寿課、保健福祉課
・農林建設部ーーー管理課、用地課、農林課、建築課、維持課、土木課、下水道課
2、平成21年度予算の概要
当初予算総額(人件費は除く)
94億7,449万2千円(昨年度比0,4%増)
分野別
・福祉サービスの提供ーー49億6,791万7千円(全体の52,43%)
・道路、公園、河川整備・維持管理などーー29億5,923万7千円(31,23%)
・下水道の整備などーー4億1,805万7千円(4,41%)
・農林業の振興などーー3億0,297万3千円(3,20%)
・区役所・出張所管理運営などーー2億1,470万4千円(2,27%)
・その他ーー6億1,160万4千円(6,46%)
主要事業の概要
1、総合計画の改訂
先日書きました広島市の総合計画に合わせて、区の総合計画も見直しています。
区の計画の素案の概要
1)キャッチフレーズ
心かよわせ みんなでつくる 緑豊なふるさと・安佐南
2)将来像
ア、都市の快適さと自然のゆとりが調和したまち
イ、人と人のつながりを大切にし、笑顔と安心をつくり出すまち
ウ、土と緑に親しみ、自然の恵みと環境を大切にするまち
エ、地域と大学の交流と連携をはぐくみ、学ぶ喜びがあふれるまち
3)住民に身近な地区別まちづくりビジョン
安古市・佐東・祇園・沼田地区別にビジョンを定める
以上の素案について、市民意見を踏まえて「区のまちづくり懇談会」で検討し「区の計画案」を作成します。
2、区の魅力づくり事業
1)まちめぐり憩いの空間づくり事業(区政振興課)
2)土と緑のふれあいの郷づくり事業(農林課)
3)学び・集うまちづくり事業(区政振興課)
4)いきいきとしたコミュニティ活動の環境づくり事業(区政振興課・保健福祉課)
3、安全・安心なまちづくりの推進事業
1)減らそう犯罪推進事業
2)子どもの見守り安全対策の推進
3)災害時要援護者の避難支援事業の推進
4)地域防災体制強化事業
4、地域福祉計画
少子高齢化、核家族化などによる家庭機能の低下、地域社会におけるコミュニティの希薄化などを背景として、市民の福祉ニーズは、増大すると共に多様化しています。こうした状況に対して、住み慣れた地域で、憩いと安らぎのある人間らしい生活を送れるよう、福祉の観点からまちづくりを行なうことを目的としています。
5、常設型オープンスペース推進事業
「常設型オープンスペースあさみなみ」を運営します。
6,地域のホームページの開設の支援(市民局市民活動推進課)
「こむねっとひろしま」(全市)を導入し地域ホームページの開設や技術的なサポートを行ないます。
7、西風新都の都市づくりの推進
平成の当初からのまちづくり(沼田地区・石内地区)を引き続き推進します。
8、公共下水道整備(市街化区域内)
昭和59年度よりの事業を引き続き推進します。特に管きょ布設の延長を行ないます。
9、市街化区域外における生活排水処理対策
特定環境保全公共下水道・農業集落排水処理施設及び市営浄化槽の整備を進めます。
10、上水道整備
未給水地区へ配水管布設を進めポンプ場等の整備を進めます。
11、地区整備事業
佐東・安古市・祇園・沼田地区それぞれを、まちづくり・道路・学校・街路・社会施設・保育園・消防施設等の整備を順次行ないます。
以上の説明があり、その後懇親会がありました。西風新都の説明のとき、「外環状道路・橋脚の建設を行ないます。」という説明がありましたが、私には、現状を見ると意味が良くわかりませんでした。後日、質問をしてみようと思います。
韓食の夕べ
昨日(5月18日)は、駐広島大韓民国総領事館主催の【韓食の夕べ】が、エソール広島に於いて6時PMより開催されました。【医食同源】と言われる中国4000年の歴史料理の流れを汲む料理は、和食と共に健康志向の現代には良くあった料理です。また、駐広島大韓民国総領事が、挨拶の中で韓食のパワーを、「北京オリンピックで、5000万人弱の人口の韓国が金メダルを13個取った源は、ニンニクを中心とした韓食のパワーです。」と言われました。現在、広島でも韓食のお店は増えてきています。日本人がニンニクに対するアレルギーが無くなって来ている証拠ではないでしょうか。私も時々食べに行きますが、大変美味しくいただいています。
医食同源
病気を治すのも食事をするのも生命を養い健康を保つためでその本質は同じだと言う事 ?広辞苑より?
病気の治療も普段の食事もともに人間の生命を養い健康を維持するためのもので、その源は同じであるとする考え方。中国で古くから言われる。 ?大辞林より?
献立
・海鮮チヂミ
卵、小麦粉、水を混ぜた生地に、にら、海鮮、塩を加え、薄く引き延ばして両面を焼いた物
・プルコギ
牛カルビを、しょうゆ、ニンニク、玉ねぎ、ネギ、なし、砂糖を混ぜたタレに漬け込んで焼いた物
・チャプチェ
コシが強い春雨をもどし、醤油、砂糖、ゴマ油で炒め、人参、ほうれん草、このこ、牛肉、玉ねぎを炒め、最後の春雨と混ぜ合わせて味を調えてもの
・蔘鷄湯(サムゲタン)
ふかしたもち米とニンニクを、若鶏のお腹に入れて沸騰した鍋に若鶏を入れ、高麗人参、栗、なつめ、生姜、玉ねぎ、ネギを一緒に煮込んだ物
・水正果
シナモンや干し柿、生姜を煮立てて作る、韓国伝統茶で食後の消化を促進する飲み物
・韓菓
穀物やハチミツ、松の実、ゴマ、クルミ、ナツメなどを使用した伝統的なお菓子
飲み物
・眞露Premium 乙
天然オーク樽で7年以上熟成した韓国焼酎(米)
・マッコリ
韓国を代表する最も古い濁り酒、もち米を発酵して作られる甘味と苦味のバランスがうま味を出しているお酒
韓国舞踊
韓国舞踊家の朴裕恵(パクユヘ)さんの素晴らしい舞台がありました。
在日3世韓国舞踊家の朴裕恵さん
京都の金一志韓国伝統芸術院に所属して精力的に公演活動と指導をこなしてきた在日3世の舞踊家、朴裕恵さんが生まれ育った広島で韓国舞踊教室を開いておられます。教室での指導の傍ら、民団の支部行事や敬老会で舞踊を披露したいとも話している。
朴さんは県内では在日同胞が比較的多く住む安芸郡で生まれました。幼いころから1世のハラボジ・ハルモニと接し、渡日の経緯や解放後の苦難を聞くなどしてきました。舞踊教室は1世世代から受け継いだ民族的な想いを次世代へとつなぐためだと言っておられます。
さらに、若い世代がその想いを継いでいるということを見てもらいたいがため、「1世の前で踊りたい、広島は伝統芸術の分野で比較的土壌が浅く、志があっても学べる場が少ない。そうした現状を自らの力で変えたい」と意気込んでおられます。
75年生まれ。地元の高校卒業後、青年会広島で1年間常勤。民族舞踊に目覚め、金一志韓国伝統芸術院に入門した。研修の傍ら、民族的素養を伸ばすためにはウリマル習得が必要と01年7月から1年間、韓国で学びました。