2009年5月

八十八夜&話食家

2009年5月 2日

 今日(5月2日)は、八十八夜となります。88夜は立春から数えて88日目となります。今年の立春は2月4日でした。

◆八十八夜って?
 八十八夜は雑節のひとつです。雑節とは二十四節気以外に、季節の変化の目安とする特定の日の総称です。
 他にも節分・入梅・半夏生・二百十日・土用・彼岸などがあります。


◆八十八夜はいつ
 八十八夜は、立春からかぞえて八十八日目にあたる日で、だいたい五月二日頃でしょうか。


◆八十八夜って何か意味があるの?
 八十八夜は春から夏に移る節目の日、夏への準備をする決まりの日、縁起のいい日とされてきました。
 また、八十八夜の別れ霜というように、この頃から霜もなく安定した気候となり、茶摘み、苗代のもみまき、蚕のはきたてなど一般に農作業の目安とされています。
しかし「八十八夜の忘れ霜」「さつき寒」とも言い、急に気温が下がって霜が降り、農作物や果樹に思いがけぬ被害を与えることを警戒したことばもあります。


 霜なくて曇る八十八夜かな    正岡子規


 天気予報の発達した現在でも、農家では霜除けのよしずを取り払ったり、苗代の籾巻きを始めたり、というならわしを行っているところが多く、天然自然の暦に則って季節を迎えることが無病息災の祈りだった古人の知恵を受け継いでいるところも数多くあります。


◆八十八夜と茶摘みの関係
 この八十八夜とお茶が結びついたのは、「夏も近づく八十八夜・・・♪」と茶摘みを歌った唱歌の影響も大きいようですが、実際には茶産地の温暖差によって茶摘みの時期は異なります。


 新茶時期の出始めは、新芽を手で摘んだ上質なお茶が手摘み茶として、その後摘み取りのピーク時にはハサミ摘みや機械摘みとなります。
 八十八夜に摘み取られるお茶は、古来より不老長寿の縁起物の新茶として珍重されています。


 茶摘み最盛期である八十八夜、縁起を担ぐという意味合いと気候条件も含めてこの時期のお茶は極上です。
 お茶の新芽には前年の秋からひと冬越えて蓄えられた成分があふれています。特有の若々しい香りが失われないうちに製茶された一番茶を、ゆったりと寛いで飲みたいものです。一番茶は二番茶以降のお茶よりも、うまみのもとであるテアニンなどの成分を豊富に含んでいます。

                                    インターネット「八十八夜の豆知識」より

追伸 

 安佐南区沼田町伴(グリーンヒル大原)で、【話食家】と言う居酒屋を弟がやっています。ソニーを早期退職し、妻と二人で始めた店です。地元(戸山)で取れた、取れたて野菜をふんだんに使った料理と無国籍料理(和食・中華・洋食等)です。本人が単身赴任中(約10年)食べ歩いて舌を鍛え、美味しいと思う料理を作っておもてなしをしています。その店が今年になって不況のせいか客が減って大変だと言っていました。昨年までは5月の連休は休んでいました。今年は、1日・2日・3日と3日間限定でバイキングデーとして営業をするそうです。不況がここまで浸透してきているのですね。

ゴールデンウィークバイキング

 6時PMから8時PMまで、2,000円で1日20名様までとメール登録者に送ったそうです。

 料理内容は20種類以上の料理をバイキング形式で食べていただきます。今日・明日とまだ少し空きがあるようです。興味のある方(美味しいものが食べたい方)は、下記に電話をしてみてください。

電話 848?1657(話食家 和)
 

 

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新インフルエンザその後

2009年5月 1日

 昨日(4月30日)も新型インフルエンザについて書きましたが、米ロサンゼルスからのノースウエスト機の到着便の日本人女性(25)が簡易検査で新型インフルと同じA型の陽性反応が出ました。厚労省は女性から採取した検体に対する第2段階の遺伝子検査を行いましたが、1日未明に検査結果が公表され、新型インフルエンザには感染していなく、A香港型インフルエンザだったことが判明しました。

 神奈川県内の17歳の高校生が、発熱し検査をしたらインフルエンザ(豚インフルエンザ)に感染している疑いがあるとされました。この男子高校生は4月10日?25日、カナダのブリティッシュコロンビア州に修学旅行に行きました。帰国後の30日に発症し、医師の診察を受けました。その結果、疑いが持たれ、国内で感染疑い例が確認されたのは初めてです。

 その高校生の在籍している横浜市の高校は、次の様な臨時休校のお知らせを出しました。 

 臨時休校のお知らせ 
 本日1:30。本校生徒にインフルエンザの疑いのある生徒が出ましたので、新入生歓迎スポーツ大会を中止し、5月1日から6日まで臨時休校といたし、クラブ活動等も休止します。生徒諸君は自宅待機して下さい。今後については改めて連絡いたします。

 ただし、現時点で判明しているのは、A型インフルエンザに感染しているという点で、Aソ連型など新型以外の可能性もあります。新型かどうかの確定は、日本が世界保健機関(WHO)を通してウイルス株を入手してから検査結果になります。

 どちらにしても、日本の中に入ってくることは、時間の問題だと思います。そのような症状が出たならば、各保健所に相談センターが出来ていますので、電話連絡して指示を仰いでください。その後、広島県立病院で診察を受け、罹病していると言う診断が出たならば、広島市立舟入病院に入院(隔離入院)をします。舟入病院では、7階を新インフルエンザの隔離病棟とし、一様、16床を用意する予定です。(大部屋等を整理し最大22床と出来る)そのために、6階の内科病棟の看護師を7階専用看護師とする体制を取るため、6階の入院患者等に理解を求めて、いざと言う時に備えています。

 新型インフルエンザについては、疫学的には弱毒性であると言われていますが、ヒトーヒトに移る時、変異を起こす可能性がありますので、なめてはいけませんが、冬に流行る風邪の一種で、まだ、ワクチンが無いと言うだけです。これから半年もすればワクチンは出来ると思います。昨日、北里大学OBの専門家が話しておられましたが、ビールスは新しいビールスが出来ると、古いビールスは必ず政権移譲をして衰退するそうです。これがビールスに対する常識だそうです。半年後には沢山の新しいワクチンが出来ていると思います。それとは反対に、今回の新型インフルエンザは、夏を迎える日本では一応の収束状態を向かえ、秋から冬にかけてまた、ぶり返し本格的な流行が来るのではないかと言われています。何かビールスと人類の知恵較べのようですね。

また、外務省では外国へ渡航しようとしている人に注意を出しています。

 30日午前9時現在、メキシコ以外でWHOにより感染が確認されている国
   (7カ国):
    米国、カナダ、スペイン、ニュージーランド、イスラエル、英国 ドイツ
 独自に感染確認を公表している国(2か国):
    オーストリア、コスタリカ
※今後感染が確認される国が増える可能性がありますので、最新情報の
   入手に努め、新た な感染国となった国への渡航についても、同様に
   十分注意願います。

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