オルセ 2009:05:21:06:46:28

2009年5月21日

 平成21年3月28日に広島高速道路の割引について書きました。ETC使用による変更です。高速道路は全てETC車載機を付けていないと割引が受けれない状況が出来てきています。過去にあった、パチンコのプリペイドカード・ハイウエイカード等、天下りの温床となった組織の発行したカードがありました。ETCについてもそのような匂いがしますので調べてみました。

ETCとは
 ETCとはエレクトロニック・トール・コレクション・システム(Electronic Toll Collection System・イーテック)の頭3文字を取った略語で、国土交通省が推進する高度道路交通システムの一種のノンストップ自動料金収受システムです。

 有料道路を走行する際に料金所で支払いのために停止することなく通過できるシステムで、主に無線通信を利用して車両と料金所のシステムで必要な情報を交換し、料金の収受を事前に登録してあるクレジットカードによって決済を行うシステムです。歴史はまだ浅く、1997年に小田原・厚木道路での業務車両を対象とした試験が開始されたのが始まりです。

ETCの主な効果 は次の様に言われています。
(1)キャッシュレス、渋滞無しで料金所を通過(便利で快適)
(2)料金所渋滞の解消による周辺環境の改善(環境にやさしい)
(3)多様で弾力的な料金割引によるサービスの向上(お得)

ETCを管理・運営する会社は【財団法人道路システム高度化推進機構】【オルセ】と言う機構です。

財団法人道路システム高度化推進機構

 ETCを管理・運営している財団法人です。英文名称はOrganization for Road System Enhancementで、ORSE(オルセ)とも呼ばれています。1999年9月2日に設立された。本部は東京都千代田区二番町11番7号住友不動産二番町ビル。理事長はトヨタ自動車会長の張富士夫氏です。

 ETC導入の二年前に設立されたこの財団法人は、理事長に張富士夫トヨタ自動車会長を担(かつ)ぎ、 理事や監事には東芝やNECなど車載器メーカーや、ETCカードを手がけるクレジット会社の役員がずらりと並びます。 いずれも非常勤で、実質的に切り盛りしているのは国交省OB二人を含む四人の常勤理事と警察庁OBの常勤監事一人だそうです。

 オルセは、06年度にはETC関連事業で百億円以上もの収入を上げています。最も多いのは05年度から始まった「ETCリース等支援事業収入」の約六十七億円です。
 リース事業といっても、車載器を取り付ける際の初期費用から車一台につき五千二百五十円を値引きしてETC普及を促進させるというものでした。
 値引きする事業でどうやって収入を得るのかと思えば、税金が使われていました。 国交省が道路特定財源から約二十七億円を投入し、それでは足りず、道路官僚の天下り先である各高速会社(旧道路公団)が 合計四十億円ほどを出していました。現在の高速道路の割引についても、全て、この方法で税金が当てられています。

 匂い通り,国土交通省の天下り先でした。その上、セットアップ業者、車載器メーカー、 カード会社など関連業者は、加入一台ごとにオルセに"上納金"をおさめるシステムが作られています。



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