2011年10月
国慶日
昨日(10月3日)、広島プリンスホテルで6時PMより「駐広島大韓民国総領事館」主催の「国慶日」を祝うレセプションがありました。駐広島大韓民国総領事館は、1966年5月山口県下関市に領事館が設立され、1997年1月広島に庁舎を移転して以来、本州最西端である中国地方の3県(広島、山口、島根)と四国地方の2県(愛媛、高知)を管轄地域としています。
現在の総領事長は2011年3月より「辛享根総領事長」が赴任されています。辛享根氏のお父様は広島で被爆されています。被爆2世の総領事長で広島市と縁の深い総領事長です。
歴代総領事長
民族衣装を着た子供たちによる合唱
10月3日 開天節
韓民族の始祖・檀君(神話)が開国した日を記念する国慶日。日本でいうところの建国記念日に当たります。朝鮮民族の始祖とされている伝説上の人物、檀君(タングン)が古朝鮮を建国したことを記念する日として1949年に制定されました。檀君を祀った「檀君祀堂(タングンサダン)」は韓国各地にあり、社稷(サジッ)公園などでは開天節の記念行事が行なわれます。
万理一空
先日、大関昇進が決まった「琴奨菊」の口上に使われた四字熟語は「万理一空」でした。理事会の満場一致で大関昇進が決まったことを使者の二所ノ関理事(元関脇金剛)に伝えられると、琴奨菊は「大関の地位を汚さぬよう、万理一空の境地を求めて、日々、努力精進致します」と口上を述べました。
万理一空は、さまざまな意味に解釈できる言葉で、元巨人の桑田真澄氏も「万里一空」として座右の銘にしています。琴奨菊は「すべての理論は一つの結論へ通じる」ととらえました。後援者から提案された「朝鍛夕錬」「一意奮闘」「意思堅固」の中から朝鍛夕錬に決めかけましたが、稽古以外のことも相撲道の糧にしたいと思い、差し替えたそうです。
秋場所ではイチローや魁皇の本から一流アスリートの心理を学び、平常心を保つため稽古後は仕切りの動きを繰り返し確認しました。書や水墨画など剣の道とは違う分野での活動を強さに結びつけた武蔵と、稽古以外の努力を結果に結びつけた自分を重ね合わせました。
相撲を教えてくれた祖父・一男さん(故人)への思いは「一」の字に込めました。「感謝の気持ちを忘れずに、これからも一緒に戦っていきたい」と決意を新たにしました。10月中には故郷の福岡・柳川市を訪問し、一男さんの墓参りや川を利用した水上パレードなどの催しに参加する予定です。
柳川市の後援会は先を見据え、横綱土俵入り用の三つぞろいの化粧まわしを贈呈することも計画しています。かかる期待は大きいが「強く愛される大関になりたい」。4年ぶりに生まれた日本人新大関の笑顔がはじけました。
◆万理一空(ばんりいっくう)の意味
宮本武蔵が長年の修行で到達した精神的境地で、著書の「五輪書」では「山水三千世界を万理(里)一空に入れ、満天地とも攬(まとめ)る」と動揺せずに冷静であることが望ましいという心の持ちようを説いた。「どんなに遥か遠くまでいっても、空は1つしかない。すべてのものは1つの世界にとどまっている」の解釈から、現在では「目的、目標、やるべきことを見失わずに励む、頑張り続ける」の意味3 件で使われることが多い。元プロ野球選手の桑田真澄氏の座右の銘でもあり、日本ハム斎藤佑樹投手に渡した色紙にも書かれていた。
歴代大関、横綱の伝達式口上
2011年11月 大関:琴奨菊和弘「万里一空の境地を求めて、、、」
2010年5月 大関:把瑠都凱斗「栄誉ある地位を汚さぬよう努力いたします」
2009年1月 大関:日馬富士公平「全身全霊で相撲道に精進します」
2007年9月 大関:琴光喜啓司「いかなるときも力戦奮闘し相撲道に精進いたします」
2007年7月 横綱:白鵬翔「精神一到を貫き、相撲道に精進いたします」
2006年5月 大関:白鵬翔「全身全霊を懸けて努力します」
2006年1月 大関:琴欧州勝紀「稽古に精進します」
2003年3月 横綱:朝青龍明徳「相撲道の発展のために一生懸命頑張ります」
2002年1月 大関:栃東大裕「稽古に励み、努力精進致します」
2000年9月 大関:魁皇博之「稽古に精進します」
2000年7月 大関:雅山哲士「初心を忘れず相撲道に努力昇進致します」
2000年5月 大関:武双山正士「常に正々堂々、相撲道に徹します」
1999年9月 大関:出島武春 「力のもののふを目指して精進、努力します」
1999年7月 横綱:武蔵丸光洋「心、技、体に精進いたします」
1999年3月 大関:千代大海龍二 「相撲道に精進、努力いたします」
1998年7月 横綱:若乃花勝「堅忍不抜の精神で精進していく」
1995年1月 横綱:貴乃花光司「不撓不屈の精神で相撲道に不惜身命を貫く」
1994年3月 大関:武蔵丸光洋「心技体に精進致します」
1994年3月 大関:貴ノ浪貞博「相撲道に勇往邁進する所存です」
1993年9月 大関:若ノ花勝「一意専心の気持ちを忘れず相撲道に精進する」
1993年3月 横綱:曙太郎「横綱の名を汚さぬようけいこに精進いたします」
1993年3月 大関:貴ノ花光司「不撓不屈の精神で相撲道に精進」
1992年7月 大関:曙太郎「稽古に精進します」
1990年9月 横綱:旭富士正也「健康に注意しながら心技体の充実に努めます」
1990年5月 大関:霧島一博「一生懸命頑張ります」
イグノーベル賞
先日から、ニュースでイグ ノーベル賞が話題になっています。調べてみました。
イグノーベル賞 (イグノーベルしょう、英: Ig Nobel Prize)
「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞である。
イグノーベル賞1991年に創設された。イグノーベルの名は、「ノーベル賞」に反語的な意味合いの接頭辞を加えたもじりであると共に、「卑劣な、あさましい」を意味する " ignoble " と掛けている。
同賞を企画運営するのは、サイエンス・ユーモア雑誌『風変わりな研究の年報』 (Annals of Improbable Research) と、その編集者であるマーク・エイブラハムズである。 共同スポンサーは、ハーバード・コンピューター協会、ハーバード・ラドクリフSF協会など。
同賞には、工学賞、物理学賞、医学賞、心理学賞、化学賞、文学賞、経済学賞、学際研究賞、平和賞、生物学賞などの部門がある。毎年10月、風変わりな研究をおこなったり社会的事件などを起こした10の個人やグループに対し、時には笑いと賞賛を、時には皮肉を込めて授与される。
イグノーベル賞の受賞条件は「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」である。この為「日本トンデモ本大賞」などと同じく疑似科学者が受賞する事も多く、例えばホメオパシーの信奉者ジャック・ベンベニストには1991年と1998年の2度、イグノーベル賞が贈られている。しかし正統的な科学研究もこの定義にのっとってさえいれば受賞する事もある。
皮肉や風刺が理由で賞が参与されることもあり、例えば「水爆の父」として知られるエドワード・テラーは「我々が知る「平和」の意味を変えることに、生涯にわたって努力した」として1991年にイグノーベル平和賞を受賞し、世界の反対を押し切って水爆実験を強行したフランスの大統領、ジャック・シラクも1995年に「ヒロシマの50周年を記念し、太平洋上で核実験を行った為」やはり平和賞を受賞した。1999年の科学教育賞は進化論教育を規制しようとしたカンザス州教育委員会ならびにコロラド州教育委員会に贈られた。
ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)などと同じく、ある種の受賞者は賞の授与に激怒する一方、ある種の受賞者はむしろ好意的に受け止める。 賞の性質上、授与式に受賞者が現れない事も多いが、エイブラハムズの本ではこれに対し「受賞者は授与式に出席できなかった(出席する気もなかっただろうが)。」と批評する。
授賞式は毎年10月、ハーバード大学のサンダーズ・シアターでおこなわれており、ノーベル賞受賞者らも出席する。ノーベル賞では、式の初めにスウェーデン王室に敬意を払うのに対して、イグノーベル賞では、スウェーデン風ミートボールに敬意を払う。受賞者の旅費、滞在費は自己負担で、式のスピーチでは聴衆から笑いをとることが要求される。制限時間が近づくとぬいぐるみを抱えた少女が受賞者の裾を引っ張り壇上から下ろそうとするが、この少女を買収することによってスピーチを続けることが許される。授賞式の間、観客によって舞台に向かって紙飛行機が投げ続けられるが、2005年を除く例年、2005年のノーベル物理学賞受賞者であるロイ・グラウバー・ハーバード大学物理学教授がその掃除のためのモップ係を務めている。
過去の日本人受賞者
1992年
医学賞 「足の匂いの原因となる化学物質の特定」という研究に対して
神田不二宏
E・ヤギ
M・フク
K・ナカジマ
T・オオタ
O・ナカタ(以上、資生堂研究員)
1995年
心理学賞 ハトを訓練してピカソの絵とモネの絵を区別させることに成功したことに対して
渡辺茂(慶應義塾大学教授)
坂本淳子(慶應義塾大学)
脇田真清(慶應義塾大学)
1996年
生物多様性賞 岩手県の岩石からミニ恐竜、ミニ馬、ミニドラゴン、ミニ王女など1000種類以上に及ぶ「ミニ種」の化石を発見したことに対して。「ミニ種」はいずれもすでに絶滅しており、体長は0.3mm以下だったという。
岡村長之助(岡村化石研究所)
1997年
生物学賞 「人がガムを噛んでいるときに、ガムの味によって脳波はどう変わるのか」という研究に対して
柳生隆視(関西医科大学講師)ら
1997年
経済学賞 「たまごっち」により、数百万人分の労働時間を仮想ペットの飼育に費やさせたことに対して
横井昭宏(ウィズ)
真板亜紀(バンダイ)
1999年
化学賞 夫のパンツに吹きかけることで浮気を発見できるスプレー「Sチェック」を開発した功績に対して
牧野武(セーフティ探偵社)
2002年
平和賞 犬語翻訳機「バウリンガル」の開発によって、ヒトとイヌに平和と調和をもたらした業績に対して
佐藤慶太(タカラ)
鈴木松美(日本音響研究所)
小暮規夫(獣医師)
2003年
化学賞 「ハトに嫌われた銅像の化学的考察」。兼六園内にある日本武尊の銅像にハトが寄り付かないことをヒントに、カラス除けの合金を開発した。
廣瀬幸雄(金沢大学教授)
2004年
平和賞 「カラオケを発明し、人々に互いに寛容になる新しい手段を提供した」業績に対して
井上大佑(会社経営者、大阪府)
2005年
生物学賞 131種類の蛙がストレスを感じているときに出す特有のにおいを全部嗅ぎ分けてカタログ化した、骨の折れる研究『においを発するカエルの分泌物の機能と系統発生的意義についての調査』に対して
早坂洋司(オーストラリアワイン研究所)
2005年
栄養学賞 34年間、自分の食事を撮影し、食べた物が脳の働きや体調に与える影響を分析したことに対して
中松義郎(ドクター中松)
2007年
化学賞 ウシの排泄物からバニラの香り成分「バニリン」を抽出した研究
山本麻由(国立国際医療センター研究所研究員)
2008年
認知科学賞 単細胞生物の真正粘菌にパズルを解く能力があったことを発見したことに対して
中垣俊之(北海道大学/理化学研究所)
小林亮(広島大学)
石黒章夫(東北大学)
手老篤史(北海道大学/Presto JST)
山田裕康(名古屋大学/理化学研究所)
2009年
生物学賞 ジャイアントパンダの排泄物から採取したバクテリアを用いると、台所の生ゴミは質量で90パーセント以上削減できることを示したことに対して
田口文章(北里大学名誉教授)ら
2010年
交通計画賞 鉄道網など都市のインフラ整備を行う際、真正粘菌を用いて、輸送効率に優れた最適なネットワークを設計する研究に対して。
中垣俊之、小林亮、手老篤史の3氏は2008年の認知科学賞に続いて2度目の受賞。2010年受賞のこの研究は、2008年の研究を継続・延長させたもの。
中垣俊之(公立はこだて未来大学)
小林亮(広島大学)
手老篤史(科学技術振興機構さきがけプロジェクト)
高木聖治(北海道大学)
三枝哲(北海道大学)
伊藤拳太郎(北海道大学)
弓木賢二(広島大学)ら
2011年
化学賞 火災など緊急時に眠っている人を起こすのに適切な空気中のわさびの濃度発見と、これを利用したわさび警報装置の開発
田島幸信(香りマーケティング協会理事長)
今井真(滋賀医科大講師)
(フリー百科 ウキペディア引用)