木枯らし1号 2011:10:28:07:37:14

2011年10月28日

 10月26日、冬型の気圧配置の影響で北寄りの風が強まり、気象庁は25日夜から26日にかけて、近畿と東京地方で「木枯らし1号」が吹いたと発表しました。木枯らし情報は関東地方と阪神地方しか出さないそうです。理由は他の地方では要望がないのと過去発表していなかったという事だそうです。

木枯らし(こがらし)
 日本の太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く風速8m/s以上の北寄り(北から西北西)の風のことで、冬型の気圧配置になったことを示す現象です。凩とも表記する。

 ユーラシア大陸から日本に向かって吹いてくる季節風が日本海を渡るときに水分を含む。日本海側ではこの風が時雨となって雨を降らせ、太平洋側では雨によって水分を失い乾燥した空気が木枯らしとなります。

 凩(こがらし)という字は日本で作られた漢字で、風の省略形と「木」の二文字を結合して、それらの意味をあわせた会意文字と言われるものです。なんだか安易すぎる気がしますが、この漢字、なんとなく好いですね。

 気象庁では10月半ばから11月末にかけて西高東低の冬型の気圧配置になったとき、北よりの風速8メートル以上の風が吹くとその風を「木枯らし」と認定する。そして毎秋最初の木枯らしを木枯らし一号(こがらしいちごう)として発表する。関東地方における1992年から2001年の10年間の平均では11月7日頃である。「木枯らし二号」や「木枯らし三号」もあり得るが、発表は行われない。なお「木枯らし一号」は関東地方(東京)と近畿地方(大阪)でしか発表されない。

 木枯らし1号は、秋から冬へと移るひとつの基準となっている。木枯らし1号と認定するには10月半ばから11月末の期間に、西高東低の気圧配置により平均風速8m/s以上の西北西から北の風が吹くことが条件となっている。年によってこの条件に合わない風が有る時は木枯らし1号として発表されません。「木枯らし1号」の無い年もあるそうです。



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