2011年3月

西風館 落成式

2011年3月 6日

 昨日(3月5日)、かねてより建設中でした、新火葬場「西風館」の落成式が10時AMより開催されました。

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                   西風館 入口

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                      玄関

 広島市は平成元年頃より西風新都構想を立ち上げました。その中で 「住み、働き、学び、憩う」機能を備えた「総合自立都市」としての新たな都市拠点を形成することとしました。

 広島市は平成12年伴地区に「新火葬場」と「安佐南ごみ焼却場の建て替え」を提案しました。伴地区住民はそれまでもごみ焼却工場を抱えているのに、その上この2つの提案に困惑しました。伴地区連合町内会で幾度となく話し合いが持たれ、どうしても広島市の住民生活に必要なものだと苦渋の決断で、平成17年基本合意をしました。平成19年合意書を策定し両事業は着々と建設されています。

 しかし、西風新都構想にも有り、今回の合意書にもある「外環状線」は、一向に計画が進みません。

 本年2月7日にそのことについて再度要望書を提出し、2月いっぱいの期限で回答を求めました。

 広島市からは、できない理由をだらだらと書いた回答書となりました。地元住民は納得できないと今回の落成式をボイコットしました。地元住民のいない落成式でした。

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     西風館の次の信号を直進すると写真のような行き止まりとなっています

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 県道大下ー瀬戸線の途中に外環状線の橋脚部分が2本だけぽつんと立っています。何年も前に道路のすぐ側に、この橋脚だけ出来ています。

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骨格予算

2011年3月 5日

 昨日(3月4日)、常任委員会が開かれ、これまでに提出された請願の審査が行われました。これで予算特別委員会の審議は全て終わりました。3月8日の決算特別委員会の討論・採決が有り、3月9日の本会議で平成23年度の予算は決定します。

 平成23年度の予算は、市長・議員も任期切れになるため通常、骨格予算を組みます。

骨格予算

 法令上の概念ではなく、一般的に首長の改選を目前に控えている場合等において、当初予算の編成に当たって、通年での予算計上が適当でないと判断した場合に、新規の政策を見送り、また政策的経費を極力抑え、義務的経費を中心に編成された予算のことを言う。

 しかし、秋葉市長は骨格予算と言いながら新規政策を多く含んだ予算を提出されました。

 そのため予算規模は、全会計で1兆1,666億5,062万3千円(対前年度+1.7%)
 一般会計は6,089億988万4千円(対前年度+2.9%)

 前年度対比プラスの予算案となり、秋葉市政延長の通年予算をそのまま「骨格予算」と称して、市民の前に提示されたのではないかと思います。

 このため、広島市の市債残高見込額は、一般会計債で、平成23年度末残高は1兆318億3,488万8千円となり、平成22年度末残高9,968億1,323万6千円から350億2,165万2千円のプラス(増加)になっています。広島市の市債(借金)が確実に増えています。

 その上、貯金である財政調整基金の残高は、平成22年度末残高115億9,800万円から、平成23年度末残高は54億2,200万円となっています。

 財政調整基金は50億円は蓄えておかなければならないという規定があるため新市長は4億円しか使える金はありません。秋葉市長の敷いたレールの上を走るしかない状況を作る新予算です。議会ではできるだけ骨格予算にし、新市長が手腕を発揮できるようにしようと新規の政策を修正することの議論しました。しかし、予算は全てが一括で採決するため項目ごとの採決はできません。修正できる(28人の議員が賛成する)議案のみ修正が出来ます。色々な考え方が有るので骨格予算には程遠い修正になってしまいます。今回の予算も残念ながら修正が整いそうな議案も少しとなりそうです。

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