2011年9月
引地ブドウ園
昨日、今朝と気持ちの良い朝でした。散歩に出る時空気が冷たく感じさわやかな季節となりました。台風12号が日本列島の大きな傷を残して去って行きました。日曜・月曜まではその影響で蒸し暑さが残っていましたが昨日、今日とさわやかな朝となりました。
昨日9月6日は、【黒い真珠・三次ピオーネの日】の日でした。9と6をくろと読みこの日を記念日と決めたそうです。ブドウのおいしい季節となりました。
今年も地元の「引地ブドウ園」が直売所を開店しました。サラリーマンを途中退職しブドウ園を始めて7ー8年経ちます。家族で 根域制限栽培されていて 安心安全です。とても美味しいブドウを毎年この時期に頂いています。今年は春先の天候不順で玉が少し小さいそうです。しかし、味は抜群です。
所在地 広島市安佐南区沼田町大字伴1171
奥畑下バス停付近
TEL 082?848?0959
代表者 引地 義範
営業時間 営業日:8月下旬から9月下旬まで毎日
営業時間:午前8時から午後6時
販売商品(一例)
ぶどう(ピオーネ、安芸クイーン、藤稔など
根域制限栽培
いわゆる「鉢植え」のことで、みずみずしく芳醇な果実を生産する革新的な栽培なんだそうです。
「根域制限栽培とは・・・」
○根にとって居心地が最高によい住みかをつくるために、根の広がる範囲を制限します。
○水は、ぶどうが水を欲しがる声を、科学的な対話によって自動的に与えます。
○肥料はぶどうが栄養を欲しがる量を満足する時期に与えます。
今年も8月の末に大量に買い毎朝美味しくいただいています。9月に入るとピオーネが美味しくなるそうです。
緑色(シャインマスカット)茶色系(安芸クイーン)ブドウ色(藤稔)
上から藤稔・安芸クイーン・シャインマスカット
釜石の奇跡
3,11の東日本大震災の時、釜石市の小・中学生のほとんどが生き残りました。そのことは教育の成果として、「釜石の奇跡」として話題となっています。片田敏孝群馬大学教授が行った防災教育です。要約するとハザードマップを信じるな。自分は自分で守れ。津波の時はとにかく逃げる。
基本となったのは、、三陸地方に伝わる「津波てんでんこ」と言う言い伝えだそうです。地震があったら、家族のことさえ気にせず、てんでばらばらに、自分の命を守るために1人ですぐ避難し、一家全滅・共倒れを防げという教訓でした。
阪神大震災でも、「自助・共助・公助」の割合は7:2:1だったそうです。自分の身は自分で守る・自分の命の大切さを理解するという事が基本だという事を説いています。
釜石の奇跡
■釜石市の情報
(2010年時)
人口:39,578人・世帯数:16,095人
(震災被害:4/25現在)
死者数:714人・行方不明者数:978人 合計:1,692人
建物被害(全壊数+半壊数):3,723件
■小中学生の死者・行方不明者数
合計:5人
病気で学校を休んでいた子を含めて、5人を除いてほとんどの小中学生が生き残ったのだ。
小学生1927人、中学生999人、生存率は99.8%。
釜石市街の港近くにある釜石小学校では、地震発生の瞬間はほとんどの児童が学校外にいたが、ここでも児童全員が津波から生き残った。
一体、釜石で何が起こったのか。
小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない
「想定外」を生き抜く力 (片田敏孝)
防災教育の総仕上げとして子どもや親に教えたことは、端的に言うと「ハザードマップを信じるな」ということだ。ハザードマップには、最新の科学の知見を反映させた津波到達地点や、安全な場所が記されているが、これはあくまでシナリオにすぎない。最後は、自分で状況を判断し、行動することの大切さを伝えたかった。そうは言っても、子どもたちには不安が残る。だから、どんな津波が来ても助かる方法があると伝えた。それが逃げることだ。
もう一つは、自分の命に責任を持つことだ。三陸地方には、「津波てんでんこ」という昔話が伝えられている。地震があったら、家族のことさえ気にせず、てんでばらばらに、自分の命を守るために1人ですぐ避難し、一家全滅・共倒れを防げという教訓である。私はそこから一歩踏み込み、子どもに対しては「これだけ訓練・準備をしたので、自分は絶対に逃げると親に伝えなさい」と話した。親に対しては子どもの心配をするなと言っても無理なので、むしろ、「子どもを信頼して、まずは逃げてほしい」と伝えた。
どれだけハードを整備しても、その想定を超える災害は起きうる。最後に頼れるのは、一人ひとりが持つ社会対応力であり、それは教育によって高めることができる。私は、今回の震災で命を落とした少女たちの声に耳を傾け、防災教育の広がりに微力を尽くしていきたいと、あらためて思いを強くしている。
1.想定にとらわれるな。
2.自分だけでなく小学生や高齢者も連れて逃げる。
3.どんどんみんなで逃げることで、周りの人にも注意を喚起する。
(「この記事は、月刊「WEDGE」最新号の特集 「『想定外』を生き抜く力」片田敏孝 群馬大学教授より転載したものです)
台風12号
昨日(9月4日)大型の台風12号は高知県に上陸し、岡山県に再上陸し、日本海に抜けました。昔から言う台風一過となるかと思いましたが、蒸し暑く雨も降りました。また、非常に速度の遅い台風で各地に大きな被害をもたらしました。原因は北の高気圧と南の高気圧が強く行く手を遮ったのと、偏西風が北に上がっているためだそうです。そのため台風がゆっくりと北に上がっていったので、南から暖かい風が日本列島にいつまでも吹き込み大変な量の雨を降らせ、蒸し暑さがいつまでも残っています。
台風の大きさ・名前について調べてみました。台風12号は「タラス(Talas)」と名付けられています。
台風の強さと大きさ
台風の大きさの階級には「大型(大きい)」と「超大型(非常に大きい)」の二つがあります。
台風の強さの階級には「強い」「非常に強い」「猛烈な」の三つがあります。台風の勢力を表現するには大きさと強さを組み合わせます。「『大型』で『強い』台風16号」というような表現はよく耳にします。強さと大きさは台風の異なる性質をあらわしています。
台風の大きさは強風域(平均風速15m/秒以上25m/秒未満の強い風が吹いている範囲)の半径であらわします。 「大型」と「超大型」の境界の強風域の半径800kmは、東京・広島間の距離に相当します。「超大型」ともなれば強風域で日本列島をすっぽり覆うことになります。 また、さらに強い風の吹く暴風域(平均風速25m/秒以上)をあらわすこともあります。
大きさ 風速15m/秒以上の半径
(表現しない) 500km未満
大型:(大きい) 500km以上?800km未満
超大型:(非常に大きい) 800km以上
台風の強さは最大風速を基準にしてあらわします。風速とは、風が吹く速さをm/秒単位であらわしたものですが、風の吹きかたは一定ではないので10分間の平均をとります。風速の最大値が最大風速です。
強さ 最大風速
(表現しない) 33m/秒未満
強い 33m/秒以上ー44m/秒未満
非常に強い 44m/秒以上ー54m/秒未満
猛烈な 54m/秒以上
風速は平均値ですから、瞬間的には平均を1.5倍から3倍も上回る風が吹いている場合があります。瞬間的な風速のうち最も強い風速を最大瞬間風速といいます(瞬間最大風速は誤りです)。
これまでの最大瞬間風速の記録は1966(昭和41)年の第二宮古島台風が記録した85.3m/秒です。毎秒85.3mの風速は時速約307kmとなります。JR西日本の新幹線のぞみが国内営業車両の最速を記録していますが、その最高速度は時速300km。ちょっと 大雑把な比較になりそうですが、瞬間的には新幹線のぞみの先頭車両以上の風が吹いたことになります。
台風の名前
台風には名前が付けられます。日本では気象庁が台風と認めたとき「台風第○号」のようにその年の1月1日から発生順に番号を付けて呼びます。 たとえば平成18年台風第5号などとします。また、天気図などでは台風0605、T0605などのように台風番号の前に西暦年の下2桁をつけて表示することもあります。
海外では番号よりも名前リストに基づく命名が一般的。有名なのは北大西洋に発生するハリケーンに命名されるリストです。アメリカ空・海軍の気象学者たちが彼らの妻やガールフレンドの名前をハリケーンの愛称としたのです。そのためリストには女性名だけが掲載されていました。しかし1979年以降は男女同権を尊重して男女の名前を交互に用いるようになりました。
さらに2000年以降は台風にアジア名が付けられるようになりました。番号だけでは覚えにくい、西欧風の名前ではなじみにくいといった理由からでした。アジア名のリストは世界気象機関(WMO)台風委員会(日本ほか14カ国が加盟)が作成しました。加盟各国の言葉で、動物や植物、山名、河川名、気象現象など主に自然にちなんだ名前が準備されています。2000(平成12)年、アジア名が最初に付けられた台風第1号は「ダムレイ(Damrey)」。カンボジアでは「象」を意味する言葉です。
2005年の台風17号は「サオラー(Saola)」。 ベトナムの台風委員会から提出された「動物の名前」です。 サオラーは1994年6月、ベトナムのブークァン自然保護区の近くで発見されたウシ科の生き物です。後向きに伸びた角、体の色は濃い茶色で、顔に黒と白の模様があります。ひづめとお尻にも白い部分があり、背中の中心から黒い細い線がしっぽまでつづいています。WWF(世界自然保護基金)では絶滅危惧種として保護を呼びかけています。
アジア名リストは140番目の「サオラー」で順序を一巡し次に発生した2005年台風18号にはリスト順第一番の「ダムレイ(Damrey)」に戻って名前が付けられています。
台風の名前は繰り返して使用されますが,甚大な災害をもたらした台風などは、台風委員会加盟国からの要請を受けて、その名前を以後の台風に使用しないように変更することがあります。これはちょうど、スポーツにおける背番号の「永久欠番」のようなもので、台風を記憶にとどめると同時に、歴史的な引用や法律的な問題、保険請求に関する問題などで生じうる曖昧さを防ぐための慣例です。
2006(平成18)年台風12号は、8月27日16時05分に東経180度線を越えてハリケーンから台風になりました。台風12号の名前のイオケ(Ioke)は台風のアジア名ではなく、ハリケーンの名前をそのまま用いています。
2011(平成23)年、台風12号は「タラス(Talas)」、フィリピンの委員会から提出され、「鋭さ」という意味です。
次に挙げる表は今年の台風の名前です。
(インターネット「台風のすべて」引用)