2010年3月
ストレス
昨日(3月21日)「エチカの鏡」というテレビ番組でガンや脳卒中、心臓病などの 三大生活習慣病 の原因ともいわれる【ストレス】について特集していました。
ストレス対する私たちの体の反応は、無意識に身体機能を調整している自律神経系と深く関わっています。自律神経には交感神経と副交感神経があり、ストレスを受けると交感神経が優位となり、心拍数や血圧を上げたり、アドレナリンなどのホルモンを分泌させたりします。うまくストレスを排除できれば自然と体は元の状態に戻りますが、そうでない場合は交感神経が優位な状態が続いてしまい、疲労や心身の異常が現れてきます。 このような状態が続くと、免疫系にも影響し、風邪にかかりやすくなったり、アレルギー体質になったりすることがあります。
ストレス理論
最初に学術的に発表したのは、チェコ生まれでカナダの大学で研究していたハンス・セリエという病理学者です。
セリエの定義
ストレスとは、「外界からの侵襲に対して生体が適応する際の生体メカニズムのこと」だそうです。そして、外界からの侵襲自体のことは、ストレスッサーと呼びました。
このことから言えば、現在社会で使っているストレスと言う言葉は、本来から言えば少し違うようです。正確に言えば「ストレッサー」と言ったほうが良いそうです。
【エチカの鏡】 番組内容
番組に出演していたベストセラー【脳からストレスを消す技術】の著者で、ストレス研究の第一人者でもある、東邦大学医学部生理学教授の有田秀穂先生(脳生理学者)は人が感じるストレスには3種類あり、2500年前にお釈迦様が唱えていたことと(苦)同じと言います。
●人が感じるストレス
(1)身体的な苦痛
(2)快感を得られない苦痛
(3)他人に正当に評価されない苦痛
有田秀穂先生からはストレスを消す2つの方法が紹介されました。
●ストレスを消す2つの方法
【1】セロトニン神経を活性化させる
1)朝日光を浴びる※5ー30分間、北欧の冬季うつ病患者は日光を求め南欧へ行く
2)リズム運動をする
※ウォーキング・スクワット・ジョギングなど、ガムを集中して噛むことも良い
3)タッピングタッチをする
※相手の身体を叩くように触り、コミュニケーションをする、誰が相手でも力が弱くても効果がある
【2】感動の涙を流す(セロトニン以外)
※涙を流す→脳の血流量上昇→交感神経の緊張が緩む→脳がリラックスした状態に→心拍数が落ちる→スッキリする→ストレスが消える
今回のエチカの鏡では、最後に有田秀穂先生は「ストレスのない社会はなく、日本だけが特別なわけではない、現代社会はあまりにも便利になり過ぎて心や脳が対応できなくなっており、人間は一人では生きていけないので人との関わりが大切で、それが自分のストレスを消すことになり、健康に生きていくことになる」とコメントしていました。
セロトニン
「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」と並んで、体内で特に重要な役割を果たしている三大神経伝達物質の一つです。
ノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑え、心のバランスを整える作用のある伝達物質で、セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れて、暴力的(キレる)になったり、うつ病を発症すると言われています。
白熱電球
先日のニュースで白熱電球が消えるそうです。我々の年代にとっては何か寂しい気がします。暗い家に帰り、電気をつけたときのあの暖かい光を思い出します。時代は流れていますね。
LED電球、電機各社が生産強化
エネルギー効率の悪い白熱電球から消費電力が少なく寿命も長いLED(発光ダイオード)電球への転換が急速に進んでいます。政府は温室効果ガス削減のため、2012年までに家庭用白熱電球を廃止する方針を打ち出しています。
日本で始めて白熱電球を生産した、東芝は3月17日をもって白熱電球の生産を終了しました。大手電機メーカーでは東芝が初となります。東芝は120年間白熱電球を生産してきたが近年では蛍光灯やLED電球がメインとなり、2009年からは生産ライン1本のみで生産が行われていました。
東芝と首位を争うパナソニックも、4月にシャンデリアなど向けに、従来比で明るさを1・7倍に高めた商品を売り出します。生産能力も09年9月に比べ約3倍に引き上げる方針です。シャープも、機種を13に増やすなど品ぞろえを拡充しています。
競争激化のきっかけとなったのは、09年夏のシャープの参入です。従来品の半額程度の約4000円のLED電球を投入し、一気に値下げ競争が激化しました。その後も価格低下は続いており、一部機種には2500円程度の商品も発売され、4月以降には2000円を切る商品が登場するとの見方もあります。
LED電球は、100円程度で買える白熱電球よりも初期費用は高くつきます。
しかし、消費電力は白熱電球の8分の1程度で済み、寿命も約4万時間と40倍あります。長期間使う場合はLED電球の方が割安です。1日10時間使ったとしても10年以上は交換する必要がなく、「店舗やオフィス、防犯灯など幅広い分野で需要が伸びていく」と期待は高まっています。
調査会社GfKジャパンによると、国内電球市場(数量ベース)に占めるLEDの比率は09年1月時点の0・01%から、今年2月時点では約10%まで急成長しています。
温暖化対策への意識の高まりに加え、4月からは「エコポイント制度」でためたポイントがLED電球に交換しやすくなるようです。大手各社とも白熱電球の生産を停止する見通しで、LED電球は今後も拡大が続くと見られています。
(2010年3月19日 読売新聞)参照
白熱電球(はくねつでんきゅう)
ガラス球内のフィラメント(抵抗体)のジュール熱による輻射を利用した電球である。
照明の歴史
これまでおよそ60年に一度のサイクルで新しい照明技術が誕生してきています。
1810年代にガス灯、1879年に白熱灯、1938年に蛍光灯。そして次にくるといわれているのがLED(発光ダイオード)照明です。
白熱電球
卒業式
昨日(3月19日)、広島市立伴小学校の第63回卒業式に出席しました。この小学校は私の母校でその当時の桜も残っています。また、63回と言うのは私と同じ年で、生まれたのが昭和21年で同じょです。 校舎は、その当時より変わっていますが行く度に懐かしい気がします。
(現校舎は昔は中学校敷地でした。必死で野球に打ち込んでいたのを思い出します。)
今年の卒業式に秋葉広島市長が出席されました。校長は少々緊張気味で職員全体も緊張で張り詰めておられました。(例年も緊張はしておられますが今年は特に感じました。)
式は10時AMから始まり卒業証書授与から始まりました。98名の児童が担任の先生の呼名で大きな声で「はい」と返事をし、よく練習をしていると感じました。
次に学校長の式辞です。梶川校長は今年で定年退職されます。また、市長が来ているということもあり気合が入って少々長くなりました。児童に寝ている子がいました。「辻井伸行」氏のDVDを写しピアノ曲を流されました。【やれば出来る】と【感謝】ということを話されました。
市長祝辞は、3点をはなむけの言葉で話されました。1、個性を大事にし自分自身に自身を持つ、2、広島に誇りを持つ、3、時間を大切に、以上3店について話されました。
PTA会長祝辞は、漫画・映画の「ルーキーズ」の川藤幸一先生の言葉を引用して児童に解り易い祝辞をされました。「夢にときめけ、明日にきらめけ」
送別の言葉は舞台の前の階段ステージで卒業児童全員で行ないました。呼びかけ方式で在校児童も卒業児童もよく声が出ていました。特に歌声は素晴らしかったです。
卒業証書授与
送別の言葉
大きな看板がかけてありました。(市長が来るということかけたかな?校長の式辞にも平和関連の言葉がやけに多かったような気がしました。)
市長が出席するということで、必要以上に気を使っていました。市長は、PTA会長の祝辞(約1時間)で途中退席をされました。学校は卒業式が一番おめでたい行事で、来賓としてきていただくことは大変ありがたいことですが、最後までいて卒業児童を送りだして欲しいと感じました。「市長さんが公務のため退席されます」と言うアナウンスで場内がチョットしらけました。
卒業式全体としては、素晴らしい感動のある卒業式でした。チョット長すぎたかな。(1時間50分)