白熱電球 2010:03:21:08:23:42

2010年3月21日

 先日のニュースで白熱電球が消えるそうです。我々の年代にとっては何か寂しい気がします。暗い家に帰り、電気をつけたときのあの暖かい光を思い出します。時代は流れていますね。

LED電球、電機各社が生産強化

 エネルギー効率の悪い白熱電球から消費電力が少なく寿命も長いLED(発光ダイオード)電球への転換が急速に進んでいます。政府は温室効果ガス削減のため、2012年までに家庭用白熱電球を廃止する方針を打ち出しています。
 日本で始めて白熱電球を生産した、東芝は3月17日をもって白熱電球の生産を終了しました。大手電機メーカーでは東芝が初となります。東芝は120年間白熱電球を生産してきたが近年では蛍光灯やLED電球がメインとなり、2009年からは生産ライン1本のみで生産が行われていました。

 東芝と首位を争うパナソニックも、4月にシャンデリアなど向けに、従来比で明るさを1・7倍に高めた商品を売り出します。生産能力も09年9月に比べ約3倍に引き上げる方針です。シャープも、機種を13に増やすなど品ぞろえを拡充しています。

 競争激化のきっかけとなったのは、09年夏のシャープの参入です。従来品の半額程度の約4000円のLED電球を投入し、一気に値下げ競争が激化しました。その後も価格低下は続いており、一部機種には2500円程度の商品も発売され、4月以降には2000円を切る商品が登場するとの見方もあります。

 LED電球は、100円程度で買える白熱電球よりも初期費用は高くつきます。
 しかし、消費電力は白熱電球の8分の1程度で済み、寿命も約4万時間と40倍あります。長期間使う場合はLED電球の方が割安です。1日10時間使ったとしても10年以上は交換する必要がなく、「店舗やオフィス、防犯灯など幅広い分野で需要が伸びていく」と期待は高まっています。

 調査会社GfKジャパンによると、国内電球市場(数量ベース)に占めるLEDの比率は09年1月時点の0・01%から、今年2月時点では約10%まで急成長しています。

 温暖化対策への意識の高まりに加え、4月からは「エコポイント制度」でためたポイントがLED電球に交換しやすくなるようです。大手各社とも白熱電球の生産を停止する見通しで、LED電球は今後も拡大が続くと見られています。

(2010年3月19日  読売新聞)参照

白熱電球(はくねつでんきゅう)
ガラス球内のフィラメント(抵抗体)のジュール熱による輻射を利用した電球である。

照明の歴史
 これまでおよそ60年に一度のサイクルで新しい照明技術が誕生してきています。
 1810年代にガス灯、1879年に白熱灯、1938年に蛍光灯。そして次にくるといわれているのがLED(発光ダイオード)照明です。

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          白熱電球


 



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