2009年6月
鱗(うろこ)
6月6日の「あなご」について書きましたが、次の文に質問がありました。
あなご【体型はウナギに似た細長い円筒形だが、ウナギとちがい鱗がない。】この文章から「うなぎに」は鱗があるんですかと言う質問がありました。
うなぎ
成魚は全長1m、最大で1.3 m ほどになる。
細長い体形で、体の断面は円形である。
眼は丸く、口は大きい。
体表は粘膜に覆われぬるぬるしているが、皮下に小さな鱗をもつ。
腹鰭(ヒレ)はなく、背鰭、尾鰭、臀鰭がつながって体の後半部に位置している。
体色は背中側が黒く、腹側は白いが、野生個体には背中側が青緑色や灰褐色、腹側が黄色の個体もいる。
また、産卵のため海に下った成魚は背中側が黒色、腹側が銀白色になる婚姻色を生じ、胸鰭が大きくなる。
昔あった、『科学の実験』という雑誌の臨時増刊号に見事なウナギのウロコの写真が載っていたそうです。 皮膚に埋め込まれていて容易に撮影できないので、そこでは、皮をとってから水酸化ナトリウムで溶かした上で、筋肉をグリセリンで透明にして、ウロコがきれいに配列したまま撮影する手法が書かれていました。うなぎの鱗の写真は撮影するのが難しく、貴重だそうです。
unagi.doc クリックして下さい。
鱗について調べてみました。
鱗(うろこ)
海の魚は体液の塩分より海水の塩分の方が濃いので、何もしなければ体の水分が海水中に浸み出てしまいます。
逆に淡水魚は体液より水の塩分の方が薄いので水膨れになってしまいます。
鱗は皮膚表面からの水分の出入りを抑制することで体内の塩分濃度の変化を防ぎます。
鱗のない魚では体の表面に大量に分泌された粘液が同じようにして体を守っています。
「あなご」などはヌルヌルしていますが、このヌルヌルがいわば「あなご」のウロコということになります。
あと鱗の重要な役目としては水の抵抗を減らすということがあります。
体の表面に鱗のような小さな凸凹があると、泳いだ時の渦の発生が押えられ結果として水の抵抗が減ります。
これにより泳ぐためのエネルギーが節約できるわけです。鱗のない魚の粘液も同じように水の抵抗を減らす働きがあります。
総会(瀬戸内里海振興会・日韓親善協会)記事追加
昨日(6月8日)は1時15分より「まつづくり市民交流プラザ」において、特定非営利法人瀬戸内里海振興会の総会と活動報告会がありました。5時PMよりANAクラウンプラザホテルで「広島県日韓親善協会」の定期総会並びに懇親会がありました。
★特定非営利法人瀬戸内里海振興会の総会と活動報告会
瀬戸内里海(さとうみ)振興会では、多くの住民が「里海」とふれあいながら、学び、研究し、情報発信することで、「里海」の保全と地域の活性化に役立つ様々な事業を行います。
1. 瀬戸内海の保全、再生、創造、活用に関する調査研究などに関する事業
2. 瀬戸内海の保全、再生、創造、活用に関する情報の普及に関する事業
3. 瀬戸内海をベースとする「まちづくり」の推進に関する事業
4. 瀬戸内の海辺における自然体験活動、環境教育の振興に関する事業
5. 瀬戸内海のイベント、シンポジウム、講演会、見学会などに関する事業
6. 瀬戸内海の産・官・学・民との連携事業に関する事業
7. 瀬戸内海を愛する学術、文化、スポーツに関する事業
8. その他、国や地方公共団体の行う清掃事業やリサイクル事業の支援に関する事業
以上の活動目的で活動をしておらます。
活動報告
1、尾道市浦崎町戸崎海域でのモニタリングについて
2、石灰灰製品を用いた覆砂・漁礁の長期性能評価について
3、瀬戸内海で発生する浚渫土を干潟造成等に有効利用することに関する手引書について
4、ベルトコンベア方式薄層撒き出し工法開発に伴う試験工事報告について
5、住民参加型「海辺の自然学校」の開催について
6、広島湾魅力発見ミーティングの開催について
7、備讃瀬戸循環修復計画について
8、浦崎小学校生徒による海老干潟の観察結果について
★広島県日韓親善協会 定期総会並びに懇親会
5時PMより理事会・5時30分PMより総会がありました。
6時PMより韓国の国民的歌手「テ・ジナ」さんの歌謡ショウがありました。テ・ジナさんは今年日本の歌謡界にデビューされるそうです。
テ・ジナ(太進兒、Tae Jin-Ah、1953年4月5日 )
大韓民国のトロット歌手。
息子は歌手のイル(Eru)。1973年に「思い出の青い丘」でデビュー。
以後派手な衣装に帽子をかぶるスタイルで「同伴者」などのヒットを連発。
ナ・フナやチョー・ヨンピル等と並んで、韓国の国民的歌手としての人気を不動のものにする。
2005年には、息子のイル(Eru)が歌手デビュー。
彼のアルバム「Level II」にて親子デュエットを果たす。
現在も毎年アルバムを発表し、精力的に活動を展開している。
個人事務所「ジナ企画」代表。
トロット
韓国における大衆楽曲のジャンルのひとつである。日本の演歌と酷似した性格を持つため、しばしば韓国演歌と呼ばれることがある。
7時PM前から懇親会が始まりました。いつもながらlこの会は若い会員さんが多いので、料理が直ぐに無くなります。ものすごいパワーを感じます。
ひろしま穴子
先日、RCCテレビのEタウンという番組で、あなご(穴子)について放送していました。穴子と言えばやはり、寿司屋を思い出します。特ににぎりの穴子は美味しいですね。鱧(はも)・鰻(うなぎ)・穴子(あなご)は、同じ仲間の魚です。はも・うなぎは非常に食用として有名ですが、あなごはいま一つ有名になっていません。広島の名産品として売り出したらよいのではないかと考えています。
Eタウン
「新ブランドも誕生!広島あなごの美味戦略!!」
かきと並ぶ広島の特産品、あなご。宮島ではあなご丼は1番人気のメニューと言っても過言でなく、
あなご弁当は広島を代表する駅弁です。しかし年々漁獲量は減り、危機感を持つ漁業者もいます。
そんな現状の中、新たな養殖方法への挑戦も始まっています。
廿日市市のあなご漁師・丸本孝雄さん(55)は同市のかき業者の協力を得て、獲れた小ぶりのあなごをかきで養殖しています。かきはむき身にする作業で出る“規格外”のものです。
150?200匹のあなごを養殖、獲れた時は20?25cmだったものが4ヶ月で40?50cmにまで成長します。
かきで育つ新ブランドのあなごはすでにいくつかのレストランや料理店に出荷されていて、「身は厚く脂がのって、くせのない甘みがある」と好評です。
宮島周辺と並ぶあなごの主産地でも新らたな動きがでています。去年11月、豊島大橋の開通で陸続きになった大崎下島!新しい観光の目玉にしようと地元業者が料理店をオープンさせました。ここで使っているのは、豊島のあなごです。
豊島は広島で一番品質が高いあなごが獲れると言われています。料理店では「最高のあなごを多くの人に味わってもらい、知ってもらいたい」と話しています。
さらに広島市の水産加工業者は、あなごの新しい贈答品を開発。あなごをめぐる熱い動きが各地で芽生えています。
あなご
アナゴ(穴子)は、ウナギ目・アナゴ科 (Congridae) に分類される魚の総称。ウナギによく似た細長い体型の海水魚で、食用や観賞用で利用される種類を多く含む。
マアナゴ、ゴテンアナゴ、ギンアナゴ、クロアナゴ、キリアナゴ、チンアナゴなど多くの種類があるが、日本で「アナゴ」といえば浅い海の砂泥底に生息し、食用に多く漁獲されるマアナゴ(学名Conger myriaster)を指すことが多い。
体型はウナギに似た細長い円筒形だが、ウナギとちがい鱗がない。
成魚の全長は30cmほどのものから1mを超えるものまで種類によって異なる。
夜になると泳ぎだして獲物を探す。食性は肉食性で、小魚、甲殻類、貝類、頭足類、ゴカイなどの小動物を捕食するが、チンアナゴ類はプランクトンを捕食する。
昼間は海底の砂泥中や岩石のすき間にひそむ。砂泥底に生息する種類は集団を作り、巣穴から頭だけ、もしくは半身を海中に乗り出している。和名の「アナゴ」はこの生態に由来する。
なお、この様が庭園に規則的に植えられた草木のようであることから、英語ではアナゴ類のことを"Garden eel(ガーデンイール)"ともよぶ。特にチンアナゴ類は体色が多彩なこともあり、観賞魚として人気がある。
(アナゴ(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)