2010年6月
市長コメント
6月22日議会終了後、「旧市民球場条例廃止案」に対して修正可決したことに対する市長コメントが出されました。
内容は、これまで拙速な球場解体に反対をした議会・市民活動を無視したコメントに終始しています。平成25年春の「全国菓子博覧会」を理由にしていますが、菓子博は、グリーンアリーナ(県立体育館)を中心に行なわれ、屋外はテント等のテナントで現在のままでも開催できます。我々の提案した「わいわいスタジアム」の外野だけ解体する案がよりベターです。また、先日も書きましたが、商工会議所は現在市の提出している案(イメージパース)は6月の常議委員会にかけるのを拒否されました。機関決定をしていません。
このコメントの内容は、これまでの当局の答弁と変わっていません。(議会・市民の声を無視し、当局の考えている案を強引に推し進めようとしている)修正して一ヶ月の猶予が出来ました。市民の皆様と拙速な解体はおかしいと活動を盛り上げていかなくてはなりません。
今、議会の修正行動は「子どもたちに、よい思い出を作ってもらおう」「一ヶ月でも延ばして市民運動を盛り上げよう」との思いの行動です。我々、友好会派は、市長・議長のタッグによる切り崩しで、凋落傾向にあります。一つでも抵抗をしておかないと飲み込まれてしまう恐れがあります。何とか拙速な解体を阻止して来年4月の「市長選」に持ち込みたいと思っています。議会では数で負けを覚悟し、このような修正案を提出し、修正可決に成功しました。この思いに賛同していただけなかった友好会派が出たのは残念です。「負けの美学はありません」
市長コメント
本日、平成22年(2010年)第3回広島市議会定例会において、第53号議案「旧広島市民球場条例を廃止する条例」が修正可決されました。
先の第1回定例会において、すでに球場物品の有効活用や球場解体のための予算は認めていただいています。このたびの修正可決により、旧広島市民球場を廃止することについては、ご理解いただきましたが、施行期日が延期されたことは、残念です。
旧市民球場跡地の活用については、都心のにぎわいを創出し、一層の魅力づくりを進めていく必要があること、商工会議所の移転や、平成25年(2013年)春には全国菓子大博覧会の開催も予定されていることから、速やかに跡地整備を進めていく必要があります。
このため、本来であれば、今年4月から、球場物品の有効活用や球場解体のための準備を行う予定でした。しかし、廃止条例案の否決により、そのスケジュールが4ヶ月遅れています。更に、このたびの修正可決により、1ヶ月遅れることになり、球場跡地整備のスケジュールは、今まで以上に厳しい状況になりました。
平成22年(2010年)6月22日
広島市長 秋葉 忠利
6月定例会 最終日
今日(6月22日)6月定例会採決の日です。昨日建設委員会で出された結論が変わらないかと各会派を歩きましたが、結論は変わりそうにありません。4時からクラブ会を開き報告をし、善後策を検討しました。その結果、せめて8月の夏休みだけでも子どもたちによい思い出を作ってもらおうと修正案を提出することにしました。苦渋の決断です。旧市民球場条例廃止の施行日を8月1日→9月1日とするものです。非常に腹立たしく思いますが議会は数の世界です。情けないことに、議会として打つ手はなくなりました。
今朝(6月22日)パソコンを開けると元広島に住んでいた東京在住の方からメールが来ていました。市長にメールを打たれましたが対応の悪さに怒っておられました。掲載をしておきます。
名前:山田 晶子
タイトル:旧市民球場跡地問題に関するお願い
東京在住の元広島市民です。
旧市民球場が市民の声が十分に検討されることもなく市長をはじめとする勢力により性急かつ強に解体される事態にあると聞き、大きな憤りを感じています。
この期におよんでは形勢の逆転は絶望的なのかもしれませんが、明日の議会では是非こうした市民の声を伝えていただければと思いメールしました。
以下、長文で恐縮ですが、市長にあてたメールを添付いたします。
なにとぞよろしくお願いいたします。
件名:旧市民球場跡地利用問題への意見
内容
長く広島市民はもちろん近隣をはじめとする広島県民に愛されてきた旧市民球場が市民の声が十分に聞かれることもなく取り壊されようとしていると聞き、広島に生まれ育った者としての思いを伝えたくメールいたしました。
市のホームページに掲載されている跡地利用案を見る限りでは旧市民球場はライト外野席のごく一部を除いて跡形もなく壊され、どこ の町にでもよくある単なる芝生と池とオブジェの空間になってしま うようですね。芝生の広場なら中央公園があります。水辺なら広島 市内には6本もの河川が流れています。
かたや旧市民球場は無二の存在。原爆で全てが失われたといって過言でない広島において、旧市民球場は広島の人間の文字どおり心の支えでした。勇気づけられたり、つらい思いを紛らわしたり、家族 との楽しい思い出の場であったり、時には緑や水といった自然より も広島の人々の心を癒してくれた存在です。
原爆ドームが戦争の愚かさ・人間の闇の部分の象徴的存在であれば、旧市民球場は平和であることの喜び・生きる希望という光の部分の象徴的存在です。平和祈念公園で慰霊碑の前に立つと灯火の向こうには原爆ドーム、そしてその向こうに旧市民球場が見えます。闇の先にみえる希望の光、芝生の広場にこのようなメッセージをさえる力はありますか? 旧市民球場周辺は全国的にも珍しい文化施設やスポーツ施設が集積する地域です。原爆ドームをはじめとする平和祈念公園が原爆で亡 くなった人々を鎮魂し戦争の残酷さを記憶する場所であるならば、対峙するこれらの施設群は平和な社会・明るい未来への創造力を育む場所なのです。そして旧市民球場こそがその中心的存在なのです。この場所はまさに広島復興記念・未来創造公園なのです。 全てをそのまま残せというのではありません。市民球場の顔というべき正面および内野席を残してほしいのです。ネットを見ると多くの方々がそういった形で活用することを提言されています。広島に はないサッカー専用スタジアム、市民が集う野球場など、どれも単なる広場以上の付加価値をうむ力をもっていると思います。そうい った声を聞くこともなく独断的に事が運ばれていってよいのでしょうか。
旧市民球場は単なる老朽化したコンクリートと鉄骨の固まりではあ りません。廃墟の中から今日の広島を築き上げた人々の汗と辛苦の 証である歴史的建造物なのです。平和祈念公園にはかつて人々が暮 らした町がありましたがたった1つの爆弾により壊滅しそれをしのばせる面影はどこにもありません。そして今、広島の人々と共に歩 み支えてきたシンボルが議論も尽くされないまま抹殺されようかとしています。こんなことが許されていいのでしょうか。
市長への手紙-旧市民球場跡地利用問題への意見
電子メールありがとうございました。早速読ませていただきました。
いただいた御意見は関係部局にも送ります。
取り急ぎ御連絡いたします。
広島市長 秋葉忠利
市長への手紙-旧市民球場跡地利用問題への意見
秋葉市長殿
ご返信ありがとうございます。
関係部局に送っていただくのは結構ですが、これはまさに今週の委員会で取り上げられている事案であり、その委員会の場で問題視されている事項の1つに「市民の意見の反映」があったと思います。私自身は広島を離れて暮らす身ではありますが、それでも1つの意見であることに変わりありません。その返信がこのような非常に機械的な3行メールだということは、民意の反映などさらさら考えていないという市長からのメッセージだと受け止め、性急な取り壊しの推進に同じように不信感をもつ人々にも伝えたいと思います。
上田弘之さん祝賀会
昨日(6月20日)、午前中は伴東学区体協のビーチボールバレーボール・ソフトバレーボール大会と伴学区体協のバドミントン大会の開会式の出席しました。それぞれとも多くの地域住民が参加しての盛り上がった大会でした。
夕方からは大塚学区体育協会の体育指導員を30年間勤められた【上田弘之】さんの、(社)全国体育指導委員連合の功労者表彰・30年勤続表彰の受賞祝賀会が沼田公民館でありました。上田さんは、35歳から65歳まで体育指導委員を30年間されました。今まで、このような受賞パーティーは、ホテル等で行なっていましたが、上田さんのそのような派手なパーティーは止めてくれと固辞されました。それで公民館での手作りパーティーとなりました。上田さんの人柄がよく現れている暖かい心のこもった会でした。
大塚神楽団の「大鬼・小鬼」上田さんのお孫さんが小鬼を演じられました。
昼間、我が家の畑の周りをツバメが沢山飛び交います。先週くらいから朝から夕方まで時間を決めたように飛び交っています。畑の虫を取ってくれているのだと喜んでいました。しかし、よく見ると少し小さなツバメもいます。そして、鉄棒の上で少し休んでは飛び立ちます。ひょっとして、雛からかえった子どもたちのトレーニングをしているのではないかと思いました。すごい速さで色んな方向に飛び方を変えています。10羽ぐらいのツバメが一生懸命畑の上だけを飛んでいます。妻が畑の草取りをしていましたが慣れてきてすぐ側まで飛び交い始めました。見ていて飽きませんでした。
鉄棒で、休んでいます。