市長コメント 2010:06:24:06:20:42
6月22日議会終了後、「旧市民球場条例廃止案」に対して修正可決したことに対する市長コメントが出されました。
内容は、これまで拙速な球場解体に反対をした議会・市民活動を無視したコメントに終始しています。平成25年春の「全国菓子博覧会」を理由にしていますが、菓子博は、グリーンアリーナ(県立体育館)を中心に行なわれ、屋外はテント等のテナントで現在のままでも開催できます。我々の提案した「わいわいスタジアム」の外野だけ解体する案がよりベターです。また、先日も書きましたが、商工会議所は現在市の提出している案(イメージパース)は6月の常議委員会にかけるのを拒否されました。機関決定をしていません。
このコメントの内容は、これまでの当局の答弁と変わっていません。(議会・市民の声を無視し、当局の考えている案を強引に推し進めようとしている)修正して一ヶ月の猶予が出来ました。市民の皆様と拙速な解体はおかしいと活動を盛り上げていかなくてはなりません。
今、議会の修正行動は「子どもたちに、よい思い出を作ってもらおう」「一ヶ月でも延ばして市民運動を盛り上げよう」との思いの行動です。我々、友好会派は、市長・議長のタッグによる切り崩しで、凋落傾向にあります。一つでも抵抗をしておかないと飲み込まれてしまう恐れがあります。何とか拙速な解体を阻止して来年4月の「市長選」に持ち込みたいと思っています。議会では数で負けを覚悟し、このような修正案を提出し、修正可決に成功しました。この思いに賛同していただけなかった友好会派が出たのは残念です。「負けの美学はありません」
市長コメント
本日、平成22年(2010年)第3回広島市議会定例会において、第53号議案「旧広島市民球場条例を廃止する条例」が修正可決されました。
先の第1回定例会において、すでに球場物品の有効活用や球場解体のための予算は認めていただいています。このたびの修正可決により、旧広島市民球場を廃止することについては、ご理解いただきましたが、施行期日が延期されたことは、残念です。
旧市民球場跡地の活用については、都心のにぎわいを創出し、一層の魅力づくりを進めていく必要があること、商工会議所の移転や、平成25年(2013年)春には全国菓子大博覧会の開催も予定されていることから、速やかに跡地整備を進めていく必要があります。
このため、本来であれば、今年4月から、球場物品の有効活用や球場解体のための準備を行う予定でした。しかし、廃止条例案の否決により、そのスケジュールが4ヶ月遅れています。更に、このたびの修正可決により、1ヶ月遅れることになり、球場跡地整備のスケジュールは、今まで以上に厳しい状況になりました。
平成22年(2010年)6月22日
広島市長 秋葉 忠利
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