2010年5月
五月
昨日(5月19日)の雨で庭の緑がいっそう緑を増し朝の光に輝いています。
柿木・八朔の木等
いちごも最盛期を迎えようとしています。
ジャガイモも大きくなりました。豆類(さや豆・スナップエンドウは最盛期です。空豆は実を大きく膨らしています。)
一番よい季節の5月です。この気持ちの良い季節もあっという間に終わろうとしています。近頃、春と秋が非常に短く、夏と冬がすぐ来るような気がします。四季のある日本の気候が無くなって行くのではないかと心配です。
5月といったら非常に記憶のあるドラマがあります。昭和40年代のテレビドラマだったと思います。
[天国の父ちゃんこんにちは]
「貧しいから あなたに差し上げるものといったら
爽やかな5月の風と 精一杯あなたを愛する心です」
「それでも結婚してくれますか。(くりかえし)」
TBS系でやっていた東芝日曜劇場で「天国の父ちゃんこんにちは」という森光子さん主演のシリーズ物を思い出しました。
ご主人が亡くなった後「パンツや」(訪問販売?)をして子供を育てているという話だったと思います。そのドラマの中で主人公のお母さん(森光子)が、暗唱していた詩を繰り返し言っていました。
夫婦で75年
昨日、私の後援会に入会していただいている方のお葬式がありました。私は一昨日のお通夜にお参りしました。
ご主人が96歳、亡くなられた奥様が94歳でした。75年間夫婦をされたそうです。
その96歳の御主人が挨拶をされました。原稿も無しに素晴らしい挨拶でした。(約10分)
挨拶で、「私が21歳で家内が19歳の時に結婚しました。戦前戦後と苦しい時代を一緒に生きてきました。子どもが6人出来ました。私はつくるほうです。家内は育てるほうです。立派に育ててくれました。日本一の家内でした。おかげで、孫が13人、ひ孫が28人、玄孫(やしゃまご)2人と大家族となりました。家内のおかげで私は75年間日本一の幸せ者でした。」(要約)と原稿も無しに話されました。参列者は素晴らしい挨拶に皆感動をしました。
96歳のご主人は、若い頃から酒・たばこをずっとやっておられます。94歳頃に話をした時、「酒もタバコも現在もやっているが、女がいらんよおになった」と話されたのを覚えています。
現在も、朝昼晩とコップ1杯の焼酎お湯割を飲まれ、若い頃からの大きな声は健在です。(木遣り歌や民謡を長くやっておられます)また、グランドゴルフが大好きで、1日3ラウンドも平気で回られ、ホールインワンもよく出され大変よいスコアーで回られます。
この方は大正3年生まれで、私の父と同じ年の生まれです。(早生まれで1学年上)父が生きていれば96歳だと、感慨深いものがあります。会うたびに「谷口、故郷のために頑張れよ!応援したるけえノー」と声をかけて下さいます。いつも父に言われているような気がしています。
我々夫婦は、結婚34年となります。75年も一緒にはおれないと思いますが、かく有りたいと妻と話しました。
金星探索
本日(5月18日)6時44分種子島宇宙センター(JAXA)から打ち上げ予定だった【あかつき】(H2Aロケット17号機)が5分前となって打ち上げ延期となりました。小雨が降っていましたが問題ないと打ち上げ予定にでしたが、種子島周辺上空に雷雲が発生して断念しました。燃料の充填も終わっていましたのでそれを一度抜かなくてはならないので、再度のチャレンジは2日間以降になるそうです。打ち上げに成功したならば、まず地球周回軌道に入る小型副衛星3基を切り離し、次いであかつき、イカロス、UNITEC?1の順で分離し、それぞれ金星を目指します。
国産大型ロケット「H2A」17号機
あかつき 地球の「兄弟惑星」とも言われる金星。その姿を探る探査機「あかつき」、金星に到達すれば日本初の惑星探査機となり、謎の多い金星の大気を調べます。あかつきと一緒に、太陽光の圧力で飛ぶ宇宙ヨット「IKAROS(イカロス)」も搭載されています。
金星の観測を行う「あかつき」の想像図
金星
金星は約46億年前、地球と同時期に誕生したと考えられている。直径が地球の約95%、質量が約80%、重力が約90%と非常によく似ている半面、大気の主成分が窒素と酸素の地球に対し、金星は約96%が二酸化炭素。地表の環境も90気圧、気温460度と過酷です。
金星の大気は常に東から西へ時速約400キロで流れている。金星の自転速度は赤道付近で時速約6キロと、地球の同約1700キロに比べ格段に遅い。にもかかわらずなぜ大気が動くのか。「超回転(スーパーローテーション)」と呼ばれるこの大気循環のメカニズムを解明することが、あかつきの最大の使命となります。
イカロス
あかつきと一緒に打ち上げられる小型実証機「IKAROS(イカロス)」は、太陽光を大きな帆に受け、燃料なしで宇宙空間を進む世界初の「宇宙ヨット」です。
帆は14メートル四方。1円玉の5分の1の重さに過ぎないわずかな光の圧力を受け止めて進む。宇宙では重力や空気抵抗がないため、半年間で秒速約100メートルにまで加速できる。帆は、髪の毛の直径の10分の1という超薄膜で、携帯電話やカメラの電子基板と同じポリイミド製です。電気を通すと、光の圧力を受けない「帆を降ろした状態」になる。部分的にこの状態にすることで、進行方向を自在に変えられる。表面には薄膜太陽電池も搭載。帆の制御や通信などの電力を賄うための技術試験も行います。
繊細な帆は、打ち上げ時には直径1・6メートルの円筒状の本体に納めてあります。ロケットから分離された後、分速25回転で回りながら、帆の四隅の重りを放出し、帆が徐々に四角く広がります。5日がかりの作業はカメラ6台で撮影され、1カ月後に地球に届きます。
宇宙ヨットのアイデアは100年ほど前からありましたが、航行に成功した例は有りません。開発費は15億円。成功すれば十数年後に木星軌道を目指す計画もあります。
名前の由来にもなっているイカロスはギリシャ神話の登場人物。ろうで固めた手作りの翼で空を飛ぶが、太陽に近づき過ぎてろうが溶け、墜落死したとされています。
JAXAの津田雄一助教(宇宙工学)は「我々のイカロスは地球と金星の間の宇宙空間を永遠に飛び続けます」。
宇宙空間で帆を広げた「IKAROS」の想像図
4基の小型衛星も H2Aロケットには、さらに4基の小型副衛星も相乗りしています。NPO「大学宇宙工学コンソーシアム」▽鹿児島大▽早稲田大▽創価大の4団体がそれぞれ作ったもので、コンソーシアムの衛星「UNITEC?1」は金星付近を、その他の3衛星は地球周回軌道を目指し、宇宙通信技術や集中豪雨予測のための大気水蒸気観測など独自の研究が計画されています。
(インターネット記事参照)