50度洗い 2012:04:27:07:47:22

2012年4月27日

 近頃、50度洗いが話題となっています。昨日のフジテレビ「とくダネ」という番組でも紹介をしていました。しなびたレタスを50度のお湯で約2分間洗うと取れたてのようにしゃきっとしてとても美味しくなるそうです。肉・魚・貝類(カキやアサリ)にも良いそうです。これを発見したのは、蒸気技術工学が専門の平山一政さん(75)だそうです。今の肩書は、スチーミング調理技術研究会代表です。
 
 蒸気による熱の実験で「100度からだんだん下げて、55度になったときに、あれっと思った」という。「通常なら(野菜が)弱るはずが、むしろ元気なりました。弱っていた葉っぱが採りたてみたいに戻りました」。
   わかった理屈は、野菜がしおれるのは細胞の水分がなくなるからだが、50度のお湯に入れるとヒートショックで葉の表面の気孔が開き、細胞に水分を取り込むのだという。それだけではなかった。50度洗いと水洗いの野菜を冷蔵庫に保管して5日後に比べてみると、水洗いは元気がなかったが、50度洗いはレタスの切り口も変色なく、手触りもぱりぱり。もやしもまったく変色していない。臭いもない。・・・という画期的な発見です。新鮮さと熟成は永遠のテーマでした。
 
低温スチーミング(低温蒸し)調理とは
 
 その目的は食材の特性を最大限に活かし、健康的で美味しい料理や食品に仕上げることにあります。 食材の性質や調理目的に合わせ、最適温度を探し、熱を通すと、香りや色よく、 今迄の調理法では出来ない歯応え、強い旨みを生じ、美味しくなります。 それは食材の酵素が活性化し旨みを熟成させ、繊維質も軟らかになる働きであり、栄養素も 多くの残り、良質な食材に変化する事が解って来ました。 スチーミングは酸素の少ない空間 で加熱する事であり、酸化は抑制され、アクや生臭みの成分は取れ、美味しさを作る香りは活き 旨み成分を凝縮し、成分の流出も少なく、消化吸収の優れた料理や食品になります。 野菜や皮の繊維質、破棄されていた葉の部分も歯切れ良く柔らかになる現象も生じ、従来、 捨てられていた廃棄部分も立派な食材になります。 過去、野菜の冷凍保存は不可能とされたものが多くありましたが、適切なスチーミングと調理の組み合わせにより、その常識を覆す事になりました。魚の骨まで柔かにする事も、又、硬くて食べることが難しいとされた肉の部位も柔かに仕上げる技術も確立しています。 低温スチーミングで加熱処理した食材により料理や加工食品に仕上げる場合、調味は簡単に浸透し、事前に下処理して置けば煮物、焼き物、揚げ物、炒物等の料理は極めて短時間に 仕上げることが出来ます。更に従来、火を通さず作られていた漬物、野菜サラダ、果物、また切干ダイコン、ヒジキ等の乾燥物を調理するにも応用でき、その美味しい出来上がりを是非、味わって戴きたいものです。

低温スチーミング(低温蒸し)の長所
 
 1. 熱による栄養分の破壊が少ない。

 2. 食材の細胞壁が破壊されず、食感が残る

 3. エキスの流出が少なく旨みや糖度が増す

 4. アクの生成が少なく、本来の香りが増す

 5.  酸化しにくく腐敗菌も殺菌されるため、食材が長持ちする

 6. 味が浸透しやすくなる

低温スチーミング(低温蒸し)の特徴
1. うま味、栄養素が凝縮
 素材のもつビタミンを始めとした栄養素は熱に弱く、高温で加熱するほど、破壊されます。 調理は、安全によりおいしく食べるために行われますが、高温での加熱は素材の味を 悪化させます。しかし、 低温蒸しは、失われるハズのビタミン等の栄養分、うま味が減少するどころが、UPします。これは野菜がもつ酵素が活性化される温度が低温の温度域であることが要因の一つなのです。

2. 素材の美味しさはそのままに (保存性UP) 
 まずは、葉物野菜(キャベツ、レタス等)を用意してください。用意した野菜を50℃のお湯で洗って下さい。目からうろこのような現象が起こります。いつもの野菜と違いませんか。これが低温蒸しマジックです。50℃のお湯で洗うと、スーパーで買ってきた元気のない葉物野菜が甦ります。歯応えはどうでしょうか。シャキシャキと音がしませんか。そして味はどうでしょう。50℃洗いしないものと比較して甘味が増しませんでしたか。このようなことがなぜ起こったのでしょうか?実は、50℃程度のお湯は水分子運動が盛んで、かつ、洗う野菜とお湯との間に適度な温度差がうまれるとため、野菜の筋繊維やでんぷん、たんぱく質が失った水分を瞬時に吸収できたことによる起こる現象です。又、甘味が増すのは、アミラーゼ酵素が活発に働くことに よります。 野菜についた汚れや腐敗菌などの細菌の多くは、50℃のお湯で洗うことでも、死滅します。(ただし、O157などの食中毒を起こす最近は75℃以上の加熱が必要)。 そのため、生で保存するよりも、低温のお湯で洗ってから保存したほうが長持ちすることが わかりました。

3.調理時間を大幅に短縮させます
 時間のあるときにまとめて蒸してしまいましょう。蒸している間は本を読んだり、溜まった洗濯物干したり自由な時間として使えます。時々様子を見ながら目安の温度の上下5℃くらいを 保っているか確認し気楽に蒸しましょう。食材には、食材に適した温度域がありますが、少しくらい温度と時間が違っても十分おいしくなります。低温蒸しを行った素材は、表面水分をしっかりきってタッパなどに 入れた上で、冷蔵庫に入れておけば、生で保存するときより長持ちします。 調理する時は、一度中まで火が通っているので、温めるだけでおいしく食べられます。 焼いたり、揚げたりするときも、表面に色がつく程度でよく、調理時間を大幅に短縮 でき、素材の栄養を壊さず、食卓に並べられます。

(スチーミング調理技術研究会蒸気技術の専門家として40年研究をしている平山一政HP引用)

 50度洗いはお肉や 魚介類にも応用出来、美味しくなるという。さらに肉はふっくらとして50度洗いによって 余分なものが落ちるため、カロリーも落とすことが出来ます。

  50度洗いに注目した飲食店オーナーたちが 50度洗いを発見した スチーミング調理技術研究会の平山一政氏を招いて実験したところ、牡蠣は独特の臭みが消え、プリっと弾力も増した。冷凍の本マグロも 自然解凍ならば ドリップ(自然解凍の際に出る赤い汁、旨味成分でもある)が出ない為、50度洗いでの解凍の方が断然美味しくなったという。

肉や 魚介類の50度洗い 注意点
 ★肉・魚は50度洗いしたら保存しない
 ★冷凍した肉・魚は凍ったまま50度洗いする
 ★ひき肉はNG
 ★43度以下もNG
 飲食業界も大きく揺るがす可能性がある 50度洗いという新発見。パサパサ感が苦手、という人も多い 鶏胸肉も 50度洗いするとふっくらモチモチになるというので、温度計を買って是非家庭でもやってみたいですね

野菜・魚介類・果物も50度洗い で美味しく!
やり方(方法)・注意点
 ・50度洗いしてから良く乾かし、冷蔵庫に保存する
 ・お湯は約48度から52度(43度以下はNG)
 ・肉や魚介類は50度洗いしたら保存しないですぐに調理する

  50度洗いは 野菜だけでなく肉や魚介類、加工品にも効果的とのこと。さらに、果物は「甘く感じるようになる」とのこと。

  この理由はとくダネ!の取材にこたえた スチーミング調理技術研究会の 平山氏によれば「酸味は熱によってまろやかになる。50度洗いをすると、糖分が増えたように感じる」とのこと。

  また、お花の場合は 80度で湯あげ(切り花をする際に80度のお湯を使用する)ことにより、花の「もち」や元気がアップする そう。すでにこの事を知り、実践しているお店も少なくないという。

  50度のお湯で 野菜を洗うと、しなびた(くたびれた)野菜が とれたて・新鮮野菜のように蘇るらしい。2分間だけ、ほうれん草や水菜・もやし などの 野菜を 洗うと良いのだそうです。

  50度で野菜を洗う と、菌が大幅に減少(およそ10分の1)という研究結果もあるそうで 病院食を作る際にも応用している所もあります。この他、新鮮野菜をウリとしている 飲食店などでも 50度洗い を実践する所が多くなっているそうです。
     (インターネット記事引用)

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大型連休 2012:04:26:06:42:36

2012年4月26日

 今年のGWももうすぐになりました。5月1日・2日を休めば9連休になると言っています。昨年の東日本大震災から1年経過した今年は円高傾向を反映して海外旅行が大変増えているとマスコミは報じています。私の周りにはあまり居ませんがどうなのでしょう。
 20歳代30歳代を調査した結果がインターネットに載っていましたので掲載しておきます。20歳代30歳代でこのような結果ですから全体的にもこのような傾向ではないでしょうか。また、旅行会社の調査になると違ってくるかもわかりません。
 
 2012年4月16日 スカパーJSAT株式会社20代・30代の男女500人に聞く、「ゴールデンウィークの過ごし方調査」をしました。
 今年のゴールデンウィークは“イエ充”な休日が強まるイエナカ志向 “イエ充”はテレビ視聴環境と密接な関係になる。震災後、国内外の旅行予約が回復基調な中、20ー30代を中心に“イエ充”が定着化スカパーJSAT株式会社は、20代・30代の男女500名を対象に、「ゴールデンウィークの過ごし方調査」を行いました。


今年のゴールデンウィークの過ごし方
「自宅」で「家族と一緒に」「のんびり過ごす」傾向

 もうすぐゴールデンウィーク(G.W.)が始まりますが、イエナカ志向の20代・30代たちはG.W.をどのように過ごすのでしょうか。
 G.W.も普段の休日と同様に「自宅で」(64.4%)で、「家族」(69.6%)と一緒に「テレビ・DVDを見て」(70.4%)、「のんびりくつろぐ」(57.2%)イエナカスタイルが主流です。
 今年のG.W.の予定を聞くと、「外時間」(39.4%)よりも「家時間」(60.6%)の方が長く、「アクティブ」(30.6%)よりも「まったりと」(69.4%)過ごし、「混雑するなら出かけたくない」(70.4%)と思う人が多く、約6割が「G.W.は自宅で過ごす予定」(56.6%)と答えています。
 震災後、国内外の旅行予約が高水準を示す中、20代・30代たちのG.W.は「安・近・短」でも「高・遠・長」でもなく、無理して出かけることはせず、自宅でのんびり“イエ充”な休日をおくるようです。 

   GW予定.png

 

   家.png

 

   過ごす相手.png

            (インターネット「調査のちから」引用)

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