日食 2012:05:09:07:21:37
今日も天体話題です。
5月21日に皆既日食が起こります。前回は2009年7月22日でした。日本では種子島等で見れましたが、天気が悪く観察出来ませんでした。私は中国黄山で金環日食を見ました。今回の日食の金環日食は、残念ながら広島では見られません。部分日食となります
九州南部・四国の大部分・紀伊半島から本州の関東付近にかけての地域などを通る「中心食帯」と呼ばれる帯状の地域の中で、金環日食を見ることができます。また、それ以外の地域では、日本全国で部分日食を見ることができます。
次に日本で見られる中心食(金環日食・皆既日食)は、2030年6月1日の金環日食です。北海道の大部分でこの金環日食を観察することができます。
また、この次に日本で皆既日食が見られるのは2035年9月2日です。中部地方の一部、関東地方の北部などでこの皆既日食を観察することができます。
中心食の帯(残念ながら広島は通っていません)
主な地点における、日食が始まる時刻・最大になる時刻・終わる時刻は以下の表の通りです。
金環日食が見られる主な地点
地名 食の始め 金環日食の始め 食の最大の時刻 最大食分 金環日食の終り 食の終り
東京 6時19分02秒 7時31分59秒 7時34分30秒 0.969 7時37分00秒 9時02分37秒
静岡 6時17分43秒 7時29分44秒 7時32分13秒 0.969 7時34分42秒 8時59分10秒
京都 6時17分41秒 7時30分00秒 7時30分35秒 0.940 7時31分09秒 8時55分17秒
高知 6時15分24秒 7時25分11秒 7時26分46秒 0.946 7時28分21秒 8時49分35秒
鹿児島 6時12分49秒 7時20分05秒 7時22分11秒 0.954 7時24分17秒 8時42分26秒
外蝕の始め 内蝕の始め 内蝕の終り 外蝕の終り
広島 7時11分00秒 7時28分37秒 10時30分05秒 13時30分27秒
太陽が月によって全部隠されるときには「皆既日食(または皆既食)」と呼ばれます。
また、太陽のほうが月より大きく見えるために月のまわりから太陽がはみ出して見えるときには「金環日食(または金環食)」と呼ばれます。今回は日本の一部の地域でこの「金環日食」が見られます。太陽の一部だけが月に隠されるときには「部分日食(または部分食)」と呼ばれます。
図では、金環日食が起こる仕組みを、地球の外からの視点で示しています。相対的に、太陽が地球に近く、月が地球から遠いときに日食が起こると、太陽によってできる月の影は地球の表面まで届きません。このような場合、月の影の延長上の地点には、太陽の縁からの光だけが届いて金環日食が起こり、そのまわりの地点では部分日食が起こります。
次の観察の仕方は危険だと言われています(子供の頃は透明なガラスにロウソクのススを付けてみました)
・肉眼で直接太陽を見る(数秒でも危険です)
・望遠鏡や双眼鏡を使う・色つき下敷きやCDを使う
・フィルムの切れ端を使う・すすを付けたガラス板を使う
・サングラスやゴーグルを使う
・日食グラスを使って望遠鏡や双眼鏡を覗く
(つるちゃんのプラネタリュウム)
太陽の光はひじょうに強く、日食の観察には危険が伴います。太陽をじかに見つめてしまったり、誤った方法で観察を行うことはたいへん危険で、日食網膜症と呼ばれる目の障害につながります。
もっとも危険の少ない観察方法は、ピンホール効果の原理で投影された太陽の形を見る方法です。これは直接太陽に目を向けることなく観察することができます。直接太陽を見上げる観察を行う場合は、日食観察グラスを正しく使用することがきわめて重要です。
全国の学校で日食観察の計画が立てられています。登校前の始まり、登校後まで続きます。登校時間を繰り上げ、学校でみんなで観察をする。登校時間を繰り下げ、各家庭で観察をする等、色々と考えられているようです。登校時に空を見ながらの登校は大変危険と言う観点からだと思います。また、この機会をとらえて、天体に興味を持つ子供を増やしてほしいと思います。
(インターネット記事引用)
スーパームーン 2012:05:08:07:18:44
5月5日は満月でした。とても大きく綺麗な月でした。いつもの月より大きく見えると感じました。これは年に1回おこるスーパームーン現象だそうです。
米航空宇宙局(NASA)などによると、楕円形の軌道を描く月が地球に最も接近するタイミングで満月になると、最も遠い時より最大で大きさが16%、明るさは30%増すのだそうです。同様の現象は昨年3月にも見られました。
スーパームーン
月が満月を迎えるタイミングと、地球との距離が年間で最も近くなるタイミングが重なる「スーパームーン」現象が、5月5日の夜(日本時間6日の昼頃)に訪れました。
月の軌道は楕円形のため、地球との距離が最も近い近地点と、最も遠い遠地点が存在する。「スーパームーン」という呼び名が使われるようになったのは1979年頃からと言われており、月が近地点で満月(または新月)になることを指す。この現象は平均して1年に1回は起こるという。
今回のスーパームーンでは月と地球の距離は35万6955キロ。月は米東部標準時5日の午後11時34分(日本時間6日午後0時34分)に満月となり、その1分後に近地点に到達する。
「年内の通常の満月と比べ、16%大きく、30%明るく見える。大したことはないと思うかもしれないが、明らかにいつもより大きく感じるはずだ」と、イリノイ州シカゴにあるアドラープラネタリウムの天文学者ゲザ・ギュク氏は話す。
スーパームーンが夜空に現れると自然災害が起きるという噂があるが、天文学者たちは迷信だと考えている。月の接近で地球に大きな影響が出る心配はない。
「満月と新月の際には、潮の満ち引きが最も大きくなることはよく知られている。これが高潮と重なると洪水が起こることもあるが、地震などの自然災害との関連性を示す科学的根拠は何もない」とギュク氏は述べる。
「スーパームーンははるか昔から何度も発生してきた現象だ。いつもより美しい満月が現れる以外は、特別なことは起こらない」。
(ナショナルジオグラフィック ニュース引用)
竜巻
迷信ですが、6日茨城県つくば市付近で竜巻が発生し大きな被害をもたらしました。因果関係はないと言うものの不思議ですね。
5月6日の茨城県つくば市付近に甚大な被害をもたらした突風について、気象庁は7日、同県常総市大沢新田付近で発生した竜巻と推定され、被害は北東のつくば市平沢までの長さ約15キロ、幅約500メートルに及んだと発表しました。
6日の突風の被害は、関東と東北地方の広範囲に及び、読売新聞のまとめでは、7都県で計1900棟以上の建物が損壊、つくば市で男子中学生(14)が死亡し、ガラス片や落雷を受けるなど計61人がけがを負いました。
竜巻の強さは、国際的尺度「Fスケール」の6段階のうち、4番目の「F2」(秒速50?69メートル)でした。
(読売新聞インターネット記事引用)