世界に誇れる日本の科学技術 2010:08:12:06:34:26

2010年8月12日

 「はやぶさ」の帰還以来子供達に科学ブームが起きているそうです。夏休みに入って国立科学博物館に子供達が押し寄せているそうです。理科離れをしていた日本の子どもがこれをきっかけに実験や観察に興味を持ち始めているとニュースで伝えていました。事業仕分けでこの事業の予算を削りましたが、日本のこの分野は世界に誇れる分野でしっかりと政府が支えていかなければならない分野だと思います。日本の科学者200人が選ぶ「世界に誇れる日本の科学技術」ベスト5を発表しました。

日本の科学者200人が選ぶ「世界に誇れる日本の科学技術」
1位宇宙技術
 次世代の宇宙船。燃料を使うことなく太陽の光だけで、半永久的に宇宙空間を進む事ができるんです。
 日本の宇宙関連予算は必ずしも多いとは言えませんが、そんな中でも最高の成果をあげる日本の科学技術に世界は注目しています!

2位自動車の先進性
 アメリカ・ニューヨークのタクシーに・・・。日本のハイブリッド車!そして、トヨタが開発した未来の車。ハンドルを使わず、体重移動で運転するのです。未来の通勤風景はこんな感じになるのでしょうか?

               未来自動車.jpg

                          未来の車

3位医療 日本が世界で9割のシェアを誇る内視鏡。その中でも、特殊な技術が使われている内視鏡があります。光を当て、腫瘍を浮かび上がらせるのです!これにより、早期の腫瘍やガンなどを早い段階で観察し、診断する事ができるようになったということです。

4位ロボット
  レスキューロボ「援竜」。災害など、人が入れない場所で救助を行う為に設計されました。400メートル離れた場所から操作出来ます。新潟中越地震でも活躍しました。
  警備ロボ「ムジロー」は、警備をしながら危険物を察知し、除去するロボットです。
  そして、介護ロボ「ロデム」。車いすの方の乗り降りがしやすいように開発されました。
  これらのロボットを製作した会社には、海外から共同開発の依頼が殺到。しかし資金援助してくれるのは外国ばかり。日本政府の腰は重いそうです。

                レスキュー.jpg

5位水処理技術 

 筒に海水を通すと真水に!筒の中には膜が何層も重ねてあります。この膜の断面を顕微鏡で見てみると、沢山のでこぼこ。
 このでこぼこに不純物が付き、きれいな水ができるんだとか。この会社の技術は、世界40か国以上で使われているそうです。

【番外】
 順位に入っていませんが、日本にはすごい技術がまだまだあります!
 世界7割のシェアを持つ会社。作っているのは、水槽用の巨大アクリルパネル!沖縄のチュラ水族館の水槽は、およそテニスコート1面分!!巨大水槽を作る為には、何層ものアクリル板をくっつけますが、これだけ重ねて透明に見える技術は、他の国にはできないそうです。
 世界53か国、190か所の動物園や水族館などで利用されているそうです。

 

 

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長崎原爆の日 2010:08:11:07:11:15

2010年8月11日

 一昨日(8月9日)は、65回目の長崎原爆の日でした。

 長崎市は「被爆65周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」を同市の平和公園で営み、参列者が原爆投下時刻の午前11時2分に黙とうしました。

 田上富久市長は、核保有国の英仏両政府代表が初めて出席した会場で「長崎平和宣言」を読み上げ、5月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議で核軍縮への期限を定めた議長案を退けた核保有5カ国(米、ロ、英、仏、中)について「核保有国が核軍縮に誠実に取り組まなければ、それに反発して新たな核保有国が現れ、世界は核拡散の危機に直面する」と厳しく批判し、核兵器禁止条約支持を表明しました。

宣言文を掲載しておきます。クリックして下さい。 nagasaki.pdf

 長崎市の「平和宣言」は、20人程度の「長崎市平和宣言文起草委員会」を作り5月から3回の委員会を開いて最終的に市長が決定します。

 長崎市は被爆3年目の1948年8月9日、初めて公式に主催者となり松山町で「文化祭」を開きました。その時、市民代表として溝上太郎長崎市議会副議長が最初の平和宣言を朗読しました。1954年からは長崎市が主催する原爆犠牲者慰霊平和祈念式典で市長が平和宣言を行うようになり、1974年になると、諸谷義武市長のもとに「平和宣言起草委員会」が初めて設置されました。当初は、委員長を事務担当助役とする長崎市の内部組織でしたが、1980年の本島市長の時、市長を委員長とする「長崎市平和宣言文起草委員会」が設けられました。
 以後委員の数も増え、現在は市長をはじめ有識者、大学の研究者、被爆者など20人の委員で構成されています。起草委員会は3回の会議で宣言文を検討し、小委員会での字句や構成の調整を経て、市長が最終決定します。

 2006年10月開催の第3回地球市民集会の開会あいさつで、伊藤一長前市長は「私は、毎年行っております長崎平和宣言は皆様方の知恵を結集したものであり、長崎の平和運動の原点であると思います」と述べています。

 広島市は内部組織で検討をし、市長が決定します。(市長一人の思いが強くなる)その辺りに長崎市と広島市の平和宣言の違いがあるのではないでしょうか。

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