異常気象分析検討会 2010:09:04:07:16:03
昨日(9月3日)は、46回目の、アッ 間違えました。64回目の誕生日でした。子どもの頃60歳を過ぎた大人を見るとすごくお爺さんやお婆さんに感じていました。しかし、自分がなってみると昔の(40ー50歳)ままのような気がします。友人と話しても同じ様な答えが返ってきます。人間て勝手ですね。
私は昭和21年生まれです。菅総理大臣も21年生まれだそうです。小沢元幹事長は昭和17年だそうです。17年と言うと北朝鮮の金正日さんも17年だそうです。秋葉市長も17年です。私の会派にも17年の方がおられます。(平野・碓井・児玉)21年と17年がけんかをして勝てる気がしません。メンバーを見てそのように思うのは私だけでしょうか。政治も異常現象を起こしていますが、天気も異常気象を起こしています。9月3日の気象庁の発表を掲載しておきます。
気象庁は3日、「平成22年夏の異常気象分析検討会での検討結果の概要」を発表しました。
概要
今夏(2010年6ー8月)の日本に極端な高温をもたらした大規模な大気の流れについて、その要因を分析し、以下の見解をまとめた。
天候の特徴
1.2010年夏(6ー8月)の日本の平均気温は、統計を開始した1898年以降で最も高くなった。
2.夏の地域平均気温は、統計を開始した1946年以降で、北・東日本は第1位、西日本は第4位の高い記録。
3.8月の地域平均気温は、統計を開始した1946年以降で、北ー西日本は第1位。
大気の流れの特徴と要因
「北半球中緯度の対流圏の気温は、1979年以降の夏(6ー8月)で最も高かった」
要因
1. 対流圏の気温は、エルニーニョ現象終了後に全球的に上昇し、高い状態が数カ月続くことがわかっている。また、ラニーニャ現象が発生している夏は、北半球中緯度の気温が高くなる傾向がある。2010年は、春にエルニーニョ現象が終息し、夏にラニーニャ現象が発生。このため、エルニーニョ現象終了後の昇温効果とラニーニャ現象が発生したことによる影響が合わさり、北半球中緯度の気温が非常に高くなった可能性がある。
2.北半球中緯度対流圏の気温は長期的に上昇しており、これには地球温暖化が関係している可能性がある。
「日本付近は、勢力の強い太平洋高気圧の影響を受けやすくなった」
要因
7月中頃の梅雨明け以降、日本付近の亜熱帯ジェット気流は、平年と比べて北寄りに位置し、太平洋高気圧が日本付近に張り出した。また、亜熱帯ジェット気流が日本付近でしばしば北側に蛇行し、上層のチベット高気圧が日本付近に張り出したことに伴い、本州付近で背の高い暖かい高気圧が形成された。夏の後半(7月後半ー8月)の日本付近での亜熱帯ジェット気流の北偏は、インド洋の対流活動が平年より活発になったことが一因とみられる。また、特に8月後半から9月初めにかけての日本付近の太平洋高気圧の強まりは、南シナ海北部からフィリピン北東の対流活動が活発になったことが一因と考えられる。
「冷涼なオホーツク海高気圧の影響をほとんど受けなかった」
要因
6月は北日本を中心に暖かい帯状の高気圧に覆われたため、かなり高温となった。例年、北・東日本がオホーツク海高気圧の影響を受けやすい夏の前半(6月ー7月前半)に、オホーツク海高気圧はほとんど形成されなかった。7月後半には、一時的にオホーツク海高気圧が形成されたが、日本付近の亜熱帯ジェット気流が平年と比べて北寄りに位置し、また、日本の東海上の太平洋高気圧が強かったため、北・東日本はオホーツク海高気圧による影響をほとんど受けなかった。
記者会見した会長の木本昌秀東京大大気海洋研究所教授は、これらの要因が重なって中休みの涼しい日がほとんどなかったのは、「30年に1回の異常気象」と指摘した。
その上で「地球温暖化が進んでおり、今後は最高気温がどんどん更新されるような夏をまた近々経験する可能性がある。熱中症でたくさんの人が亡くなったが、十分な対策を取っていただきたい」と述べた。
今月の厳しい残暑は2週間ぐらい続く見通し。一方で、ラニーニャ現象の影響で強い台風が日本を襲う恐れもある。同現象は少なくとも冬まで続くと予想され、「寒い冬になる確率が高い。日本海側の降雪が早いかもしれない」(木本教授)という。
(インターネット時事通信参照)
残暑ー9月 2010:09:02:07:19:31
昨日(9月1日)から9月に入りました。しかし、暑い日が続きます。広島では熱帯夜の連続記録が続いています。私も約64年間生きてきましたが、お盆を過ぎてこんなに暑い日が続くのは始めてのような気がします。(明日9月3日で64歳になります)海外でもこの夏は大変な暑さになっているようです。
ロシアでも猛暑が続き、首都モスクワでは7月29日に気温が摂氏38.2度まで上がりました。これは1920年に記録された36.8度を破って、モスクワの観測史上最高気温となっています。
モスクワは北緯55度で日本の最北端よりも北にあるため、本来は最も気温が高いはずの7月でも平均気温が18.4度しかありません。暑さに慣れていない国民に40度近い猛暑が襲ってきているので、大変なことになっています。
ヨーロッパでも猛暑が発生し、ドイツではベルリンで8月11日に38.8度を記録しています。ドイツ版新幹線とも言える列車・ICEでは、一部の車両で外部の気温が32度を超えると冷房が効かなくなる不具合が発生し、冷房が止まって窓も開かない車内で気温が50度にもなり、脱水症状などで病院に搬送される乗客が続出する事件になりました。
主な原因は偏西風の蛇行
自然現象なので100%確実な分析は難しいのですが、気象庁は猛暑の原因について、「偏西風の蛇行が原因」と発表しています。
偏西風とは地球上で西から東に向かって常に吹いている風のことで、「ジェット気流」と呼ばれることもあります。偏西風は、地球の北半球と南半球、それぞれの中緯度地域に吹いているので、ちょうど日本やヨーロッパが存在する緯度です。
今年の夏は偏西風が上下に蛇行して吹いているので、日本やヨーロッパに南からの暑い大気が運ばれ、それが猛暑の原因になっているということです。
日本や中国周辺の亜熱帯を流れる偏西風を「亜熱帯ジェット気流」と呼びますが、この亜熱帯ジェット気流が北に向かって蛇行しているので、日本に猛暑がきたと言われます。
ラニーニャも原因の1つ
アメリカからメキシコ、ペルーに至る東太平洋の赤道域。ラニーニャはこの周辺で発生します。偏西風以外にも、東太平洋でラニーニャが発生していることが、猛暑の原因と分析されています。
ラニーニャとは、エルニーニョの反対でアメリカ大陸近くの東太平洋赤道域で、海水温が通常より低くなる現象を指します。ラニーニャとはスペイン語で「女の子」を意味する言葉です。
ラニーニャとは極めて稀な現象ではなく、数年に1回程度の頻度で発生し、前回は2007年に観測されました。そしてラニーニャが発生すると、日本では猛暑になると言われます。
ちなみに、ラニーニャが発生すると夏は猛暑になりますが、冬になるとラニーニャは冬型の気圧配置を強める役割を果たし、反対に寒さが厳しくなることが多くなります。今年の冬は、寒さに気をつけておいた方がいいかもしれません
一方、寒波の南米
日本やヨーロッパなど北半球の諸国に猛暑が襲ってくる一方で、ブラジルなど南米の国々には寒波がやってきています。ご存じのように、南半球では季節が日本とは反対になり、日本が夏の時は、あちらは冬です。
アルゼンチンでは気温がマイナス10度にもなり、多くの路上生活者が死亡。ブラジルのある地方では、多数の牛が低体温症で死亡しています。日本やヨーロッパでは熱中症で死亡する人が続出していますが、こちらでは凍死などで死亡する人が多数出ています。
南米の寒波も偏西風の蛇行が原因で、こちらは南極からの冷たい空気を運んできたために、寒波になっていると言われます。
(All About 専門家ニュース) 参照