2010年11月

わっしょい

2010年11月 4日

 昨日、岡崎神社で神輿担ぎがありました。各町内会から沢山の神輿が出され大変な賑わいとなりました。大きな声で「わっしょい、わっしょい」と掛け声をかけて盛り上がりました。
「わっしょい」と言う言葉は何かと疑問になりましたので調べてみました。

 「わっしょい」の語源は諸説ありました。「和上同慶」「和を背負う」「和と一緒」「輪を背負う」などがもとだそうです。また、言葉には言霊が宿っていると唱える学者の意見が面白かったので掲載します。

言霊(ことだま)
  一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。言魂とも書く。清音の言霊(ことたま)は、森羅万象がそれによって成り立っているとされる五十音のコトタマの法則のこと。その法則についての学問を言霊学という。
      (フリー百科事典ウディベキア引用)

 言霊について菅田正昭氏・坂口光男氏の資料等、他、言霊関係を掲載している文章をインターネットで見つけました。

 言霊という聞きなれない字句を国語辞典で探せば、「古代人がその使い方によって人間の禍福を左右すると信じていた、言葉のもつ不思議な力」と記してある。あるいは、言霊学者・国文学者の論を借りれば、大体次のように定義される。

 万葉集の歌に、「言霊」とか「事霊」という言葉が使われているが、これは、万葉人が言葉に精霊がヤドルと考えていたことを示すものであろう。(日本人の言霊思想=豊田国夫・講談社)
古代日本人は、言葉に内在するこの言葉精霊が、その霊妙な力によって人の幸不幸をも左右すると考えていた。そして、このような言霊思想のもつ呪力信仰は、さまざまな習俗となって伝承されている。(前出=豊田国夫)

ワッショイの言霊
 ここでもう一度言霊の原点にかえり、無知なる人々に参考程度の警鐘をお知らせいたします。それは、季節を問わず日本のどこかで見られる祭りに関することです。
  その祭りに定番なのが、神輿かつぎです。そして、昔から人々が力を合わせる掛け声はワッショイと相場が決まっておりました。

 江戸の祭りを含め日本中の神輿かつぎの掛け声がワッショイであったにもかかわらず、昨今は、ワッショイに代わって、何故か「セイヤ、セイヤ」「スイヤ、スイヤ」。または「ソイヤ、ソイヤ」「オリャ、オリャ」「ドッコイ、ドッコイ」などが蔓延しています。これは、一体どういうことなのでしょうか。残念なことですが、今や、神田祭をはじめとする東京中の祭りは、セイヤとかソイヤの掛け声に占領され、ワッショイを耳にするのは絶望的です。

 いずれにしても、ワッショイ以外の掛け声は言霊でもなければ、ことばとしての掛け声でもないのです。神輿の掛け声の変化は、実はかつぎ方の堕落と、日本の産業変化によって生じています。

 さて、本題に入りますが、ワッショイは神輿かつぎの掛け声ではなく、ワッショイの「ワ」は、古代語の親しみと和(なご)むを意味する言霊です。また、自分を自称する「わ=吾」を意味し、感動を表す「わ」、歓声の「ワー」でもあります。大きな物を複数の人がいっしょになってかついで、それを他の場所に移動するとき必ずワッショイの声を出しますが(大木を移動させたり、石を動かしたり)、このときの情況は言うまでもなく、ワ(自分)の複数の団結でワ(感動)が生じてワ(歓声)になり、そして和みのワになるわけです。これらの意味を知らず、セイヤの神輿かつぎをすることは極めて低劣でしかありません。

 また、何よりもワとは、五十音の最後の行である「ワ」を象徴した重要な言霊であることです。ワの言霊には、世界の平安を祈念するための意味がこめられています。そのワを背負う(ショウ=ショイ→引き受ける)は、「ア行からはじまった万世がラ行を無事はたし、最後のワの世界を成就せんと神が願う気持ちを、人も共有する」の意味が隠されています。そのための方便として、祭りではみんなが和やかな気持ちをもって掛け声を出し合います。当然ながら、セイヤとかソイヤ、スイヤではまったく用を足さないばかりか、神の経綸に具現された言霊を無視し、下劣な掛け声をこのまま続けているかぎり、当事者達の頭上には必ず100%の不運が訪れるでしょう(どんな形であろうと)。ましてや神輿の上に人が乗るなどとはとんだ無礼になります。(神輿の形自体には異論がありますが)。

 「ワ」は日本と世界が待ち望む言霊です。しかし、今はまだラ行の時代で、ワは遠い先の事となるでしょう。わたしたちは、いつかその日を迎える事を願って、祭りでワッショイの掛け声を復活させ、それを皆で讃える事が急務となります。

   (インターネット「言霊の世界」・言霊研究家の坂口光男氏の解説引用)

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岡崎神社 秋祭り

2010年11月 3日

 昨日(11月2日)地元岡崎神社の祭礼前夜祭(夜ごろ)がありました。7:00PMより祭典があり、巫女舞も行なわれました。7:30PMより地元「下向神楽団」「三城田神楽団」の神楽の奉納がありました。

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                      岡崎神社社殿

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                     社殿内

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                     社殿内 神棚

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                   神楽殿(舞台)

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                       巫女舞

 今年の巫女に選ばれたのは次の子供達です。(アイウエオ順)

 沖原沙英(小野地)・国光彩子(三城田)・竹内音々(前原)・藤井日菜(八幡)

 それぞれの子供達の一家総出で応援に来ておられました。

 本日は、祭典の後、お神輿(伴地区の町内会ごとに繰り出す)、餅まきが有ります。これで伴地区の秋祭りは終わります。

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オリンピック招致市民説明会

2010年11月 2日

 2020年夏季五輪の招致を検討している広島市は30日、開催基本計画案に基づく市民説明会を西区の区地域福祉センターで開き、全8区での説明会を終えました。合計で延べ636人が参加しました。各区の説明会は次の日程で行なわれました。

日時                               区        会場                                     
10月21日木曜日18:30ー20:00  安佐北   安佐北区総合福祉センター
10月22日金曜日18:30ー20:00  南        南区役所別館             
10月24日日曜日14:30ー16:00  佐伯      五日市公民館                 
10月25日月曜日10:00ー11:30  中        中区地域福祉センター    
10月26日火曜日18:30ー20:00  安佐南   安佐南区総合福祉センター
10月28日木曜日18:30ー20:00  安芸      安芸区総合福祉センター
10月29日金曜日14:30ー16:00  東        東区総合福祉センター
10月30日土曜日18:30ー20:00  西        西区地域福祉センター

 それぞれの会場で次の様なアンケートを行ないました。

 今後の招致検討の参考にさせていただきたいと思いますので、お手数ですが以下のアンケートにご協力くださいますようお願いいたします。あてはまる項目に○を付けるか、又はご記入ください。

1 あなたのお住まいはどちらですか。
  中区 東区 南区 西区 安佐南区 安佐北区 安芸区 佐伯区 市外( )
2 あなたの性別と年齢(年代)をお答えください。
  性別:男性 女性
  年代:10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代以上
3 本日の市民説明会について、何でお知りになりましたか。
  ア 広報紙「ひろしま市民と市政」
  イ 本市ホームページ
  ウ 区役所などで配布されたチラシ
  エ 新聞・テレビでの報道
  オ その他( )
4 説明の内容を聞いて、基本計画(案)の内容について理解を深めていただけましたか。
  ア 大変深まった
  イ ある程度深まった
  ウ あまり深まらなかった
  エ まったく深まらなかった
5 その他、こ意見、こ感想がありましたらお書きください。
  ご協力ありがとうございました。

 説明会は各会場で平均約80名程度の市民が集まりました。(全体で636名)約1時間のパワーポイントを使っての説明の後、質疑が行なわれ賛否両論が沢山出たそうです。会場に行った方に話を聞くとその区で見たこともない人が沢山集まっておられ、かなりの動員があったのではないかといっておられました。

この事について、10月29日の記者会見で秋葉市長は次の様に述べられました。

 「こういった会での発言の大きな特徴の一つですけれども、どちらかと言うと反対をされる方の意見が大きく反映されるという傾向があることは、みなさんも様々な場所でご経験されていることだと思います。最終的に理解が深まったかどうかというアンケートでは8割という数字が出ているわけですから、それはそれで私としては尊重したいと思いますし、その元々の目的はまずは理解をしていただくということにあるわけですので、これをもとに、さらなる努力を続けていくということをしたいと思います。」(略)

 また何時ものように、自分に都合の良い解釈をして話しておられます。アンケート4の項の解釈を自分に都合の良い解釈で賛成者が8割も居ると言う解釈をしてオリンピック招致を進める方向を打ち出そうとしているとしか思えません。新聞記事やインターネットの書き込み等を見てみると、この計画では理念はよく理解できるが、招致は無理だとする、書き込みや意見が沢山あります。私もいろんな人とこの話しをしますが、「理念は解るが広島市の体力で招致は無理だ、無駄なお金は使ってほしくない」という意見しか聞こえてきません。人口約117万人の広島市です。636人に説明をしてその8割が理解をしてくれたと考えることを、あたかも市民全体が理解を示してくれたとすること事態無理があると思います。統計学が専門分野である数学者の秋葉市長です。説明をして市民に理解してもらったと言う「ありばい作り」としか見えません。12月には招致するかどうか判断を出されるそうです。朝日新聞によりますと12月議会にはこのことを上程されず市長の判断で結論をされるそうです。元々、議会は予算。条例等を上程した時だけ議論できます。極論すれば、市民全部が反対をしても、議会が反対をしてもこの事は、「市長の専権事項」です。市長の思い通りにしか出来ないのが地方自治の仕組みです。だからこそ、市長の良識が・広島市を思う気持ちが・市民生活を思う気持ちが大事です。

 市の職員と話をすると、独裁体制に有る広島市にそうとうな不満を持っています。自分自身の意見を持っている良識の有る職員・若い職員等に、相当マグマが溜まっています。爆発寸前にあるといっても過言ではない状態にあると思います。

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