2010年11月
出張
先週はバタバタと忙しい週でした。月曜から水曜までは建設委員会の県外出張、木曜から昨日土曜日までは名古屋に出張で、昨日の夕方からは、友好会派の議員さんの議員在職15周年の祝いの会が有りました。そのような忙しさでブログをトータル4日間も休みました。外に出ていると議会のことがあまり気にならない状態になってしまうきらいがあります。今週からまた気合を入れなおして仕事に励まなくてはと思っています。
今日から市長さんはまた、シンガポールに出張です。今年に入って6度目の海外出張です。トータル44日になります。私が1週間出張しただけで市政から遠く離れたような気がしていると書きましたが、44日も海外へいっていると、内政のことは殆ど頭の中から消えているのではないでしょうか。広島市は今,重要な問題を抱えています。「オリンピック招致の問題」「子ども条例の問題」これらは全て先送りです。また、先送りできない「21年度決算の問題」「23年度の予算の問題」等、山積みの状態です。頭の中は「平和市長会議」しかないのでしょうか?全ての施策がこれを中心に回っているような気がします。シンガポールへの出張は次の通りです。費用は随行員の往復の旅費だけだそうです。
シンガポールへの市長の出張について
1 概要
シンガポール共和国政府が設立した機関である「暮らしやすい都市センター(CLC)」では、世界の都市の市長を招待する「世界市長講義シリーズ(World Mayors’ Lecture Series)」の開催を企画している。この度その第1回目の講師依頼が秋葉市長にあったため、これを受諾し、講義を行うとともに、シンガポール共和国への平和市長会議加盟要請、本市や平和市長会議が進める平和に関する取組の説明等を行う。
2 日程
月 日 主 な 用 務
11月21日(日) 広島空港発、シンガポール着(成田経由)
11月22日(月) 「暮らしやすい都市センター(CLC)」との協議、現地視察等
11月23日(祝) 講義、政府関係者表敬訪問、平和市長会議への加盟要請、平和に関する取組の説明、報道機関からの取材対応等
11月24日(水) シンガポール発、成田着
3 出張者
市長ほか1名
※招へい旅費(随行員は現地滞在費のみ)は、主催者が負担する。
建設委員会 視察
11月15日から11月17日まで2泊3日で建設委員会の県外視察に行ってきました。視察地は、北九州市・鹿児島市・八代市・熊本市でした。
北九州市
人口 981,129人・世帯数 432,307世帯・議員数 61人
調査項目
コミュニティーサイクル事業について
北九州市は「世界の環境首都」を目指していますが、平成20年7月に、国から環境モデル都市として認定されています。(全国13都市)
「NPO法人タウンモービルネットワーク北九州」が事業主体として選定され事業を行なっています。この法人は平成14年から活動をしています。
電動自転車(通称:シティバイク)を116台導入し、駅やバスを降りてから目的地までの交通手段として利用利用されています。
その他、カーシェアリング事業(セカンドカーをやめて沢山の人に一つの車を必要な時に使うシステム)また、指定管理者として交通公園において、自転車運転講習会を行い、自転車運転免許証を発行する等の活動をしている。
コミュニティーサイクル事業は全国に展開されつつある事業で先進的な取り組みで、この法人は現在黒字経営だそうです。
鹿児島市
人口 606,911人 世帯数 267,308世帯 議員数 50人
調査項目
甲突川右岸緑地整備事業について
平成23年3月の新幹線開業を見据えて行動指針として、「鹿児島市観光未来戦略」を平成18年に策定しました。この中で観光交流センターを拠点施設として備えた甲突川右岸緑地の整備を行い本年8月供用開始されました。左岸はナポリ通りとして整備され市民の憩いの場、また、観光客には観光交流センターを中心に薩摩の歴史を知ってもらい両岸を散策し楽しんでもらう効果があります。
維新ふるさと館で「薩摩スチューデント 西へ」と言う映画を見ました。明治維新前に14名の若者をイギリスに留学生として送り出す話で、一人約2、700万円係ったそうです。薩摩の基礎はここにあり「薩摩は人づくり(教育)を第1に考える」この映画は感動しました。現在においても一番大事なことではないでしょうか。
甲突川右岸の歴史ロード
西郷隆盛の生家にある石碑
八代市
人口 135,377人 世帯数 51,442世帯 議員数 34人
調査項目
緑の回廊について
平成6年から平成19年までの14年間に約33億円の事業費をかけて全長6,8kmの自転車・歩行者専用道路の整備を行ないました。ウオーキング・ランニングブームもあり現在沢山の市民が利用しています。また、その回廊の周辺に学校が何校かあり通学路としても利用されていました。
熊本市
人口 730,867人 世帯数 304,143世帯 議員数 51人
調査項目
熊本市観光振興計画について
路面電車起動敷きの緑化について
・平成18人までの観光客が90万だった熊本城は、本丸御殿完成で平成20年には222万人まで伸び、沖縄首里城を抜いてお城観光日本一となりました。その熊本城を中心とした観光を宿泊型の観光に切り替えるための施策を平成30年までの目標とする観光振興計画を策定されました。その計画を展開されていました。
・市営電車の起動敷きの緑化を「市電緑のじゅうたんサポーター制度」を創設し、事業者や市民をサポータとして募り、寄付を集めて基金を積み立てて、起動敷きの緑化整備及び維持管理に係る経費を充当するシステムを構築され運用されていました。(個人:3千円以上 団体:1万円以上)
熊本市は平成23年3月12日の新幹線開業と平成24年4月の政令指定都市移行を目玉として大変元気な都市として感じました。職員の意識も非常に高いものを感じました。
市電軌道敷緑化(騒音も低くなり、ヒートアイランド現象も抑えられました)
黄砂
昨日(11月12日)は、秋だというのに昼間の温度が20度ぐらいまで上がり、春の使者とされている「黄砂」まで降りました。安芸区の議員さんのゴルフコンペで東広島に行きました。雨上がりのゴルフ場は、まるで春霞のようにぼんやりと霞んで、木々は紅葉しているのに季節を間違えそうな感覚におそわれました。急に寒かったり急に春のようになったりという気候の変化で体調までおかしくなりそうです。おかげでゴルフは散々でした。133人中90位でした。(49・47=96)OBを5本も打ち3パットも沢山ありました。
福岡、佐賀、大分県など北部九州から中国地方にかけて12日、黄砂が確認された。昨年も10月と12月に飛来しており、2年続けて季節はずれの「春の使者」となった。福岡管区気象台によると、12日朝の福岡市内の視界は5キロ、山口県下関市は6キロだった。
黄砂は、中国大陸の砂漠地帯で強風が吹き、舞い上がった砂塵(さじん)が偏西風に乗って運ばれてくる現象。近年は回数が増え、時期も早まる傾向にある。この日は、大陸で発生した低気圧が日本海へ抜けた後、北西の風が運んできたという。
福岡大学の守田治教授(気象学)は「温暖化で土地が雪氷で覆われる期間が短くなったり、開発で砂漠が拡大したりしていることが要因と考えられる。今夏の少雨で、大陸奥部は現在、乾燥している」としている。
(2010/11/12付 西日本新聞夕刊引用)