観光カリスマ塾 2009:11:17:07:03:42
平成18年12月に議員立法により成立し、平成19年1月より施行されている観光立国推進基本法があります。これを受けて政府は、2010年(平成22年)までに訪日外国人旅行者を1000万人にする等の目標の下、観光立国の実現に向けた様々な施策を展開しています。その中に観光カリスマ塾と言う制度が有ります。
観光カリスマ塾 (国土交通省 総合政策局観光部門)
従来型の個性のない観光地が低迷する中、各観光地の魅力を高めるためには、観光振興を成功に導いた人々のたぐいまれな努力に学ぶことが極めて効果が高いと考えられます。
そこで、各地で観光振興の核となる人材を育てていくため、「『観光カリスマ百選』選定委員会」を設立、その先達となる人々を『観光カリスマ百選』として選定しました。
その中に「澤の屋旅館」があり、経営者が、澤功氏です。その 澤功氏が「下町の外国人もてなしカリスマ」として認定されました。観光に対しての発想の転換があると見ましたので紹介を含めて掲載します。
澤の屋旅館 館主 澤 功
■主な経歴 1937年 新潟県豊栄市生まれ
1960年 中央大学法学部卒業
東京相互銀行(現在の東京相和銀行)入行
1965年 澤の屋旅館館主
1982年 外国人客受入開始
1993年 ジャパニーズ・イン・グループ会長(?98年)
1997年 (社)日本観光旅館連盟常務理事
1998年 (社)日本観光旅館連盟東京支部支部長
(ジャパニーズ・イン・グループ)
54年に東京、京都の家族経営の小規模旅館が数軒でグループを作り、「ホスピタル・アンド・エコノミカル」をモットーに積極的に外国人個人客の受入を図っている。グループには現在は全国80軒が加盟し、設立以来、80か国、延べ200万人を受け入れており、英・韓・中(繁体字)語表記の「旅館での過ごし方」等の情報を含む予約のための英語版会員名簿を作成するとともに、会員相互の連携、情報交換、各種研修会、接遇マニュアル作成等の活動を通じ、外国人客の接遇向上を図っているが、特に近年では、アジア地域からの外国人客を積極的に受け入れるための研修会を開催し、誘致を行っている。
■カリスマ名称
「下町の外国人もてなしカリスマ」
東京下町の低廉な宿泊施設で、これまで延べ10万人もの外国人旅行者を受け入れ、さらに外国人客の下町での触れ合いに尽力している。
■選定理由
倒れかかった下町の小さな旅館を、積極的に外国人旅行者を受け入れることによって再生するとともに、全国各地で外国人旅行者の待遇方法などを説明して、宿泊施設が外国人旅行者を受け入れる際に抱く危惧を払拭することに努め、外国人旅行者の受入促進の啓蒙を図っている。
■具体的な取り組みの内容
東京の下町、谷中の根津神社の近所に、客室数12室の日本旅館「澤の屋」がある。一見何の変哲もない小旅館であるが、実は宿泊客の9割が外国人客で、毎日平均7か国の客が訪れ、年間客室稼働率が90%を越え、これまでに80か国、延べ10万人の外国人客を受け入れるなど、国際交流に貢献して大変繁盛をしています。
商用客を受け入れていたときは、いつ来客があるかわからなくても料理の仕込みをしておかなければならなかったが、外国人客を受け入れて以降、彼らから「夕食代が高い」とか「食べないので値引きをしてくれ」とかいった苦情があったことから、夕食を出すことをやめた(洋朝食は300円)。
その代わり近所の食堂で宿泊客が食事できるように、外国人客の受入と英文メニューの作成を依頼した。
また、銀行、郵便局、病院、洗濯屋、寺社等を記入した谷中・根津周辺の英語の地図を作成し、宿泊客に配っている。
澤氏は、「澤の屋」が町の中で外国人宿として孤立しないように町の行事に積極的に参加していたが、そうした澤氏の努力もあり、また、震災・戦災に遭わなかった下町気質が外国人客を町に受け入れる土壌としてあったため、日本情緒を味わいたい宿泊客は、花見、夏祭り、菊まつり、餅つき、豆まき等の町内の年中行事に参加することができ、谷中・根津界隈で草の根の国際交流が図られている。
こうした努力の結果、ツアーに参加しない外国人個人客を初めて受け入れた57年には220人だったが、58年は3,128人、59年には4,154人(稼働率90%)と飛躍的に増加して、これまでの20年間で延べ10万人を受け入れた。平成14年には41か国からの外国人客、延べ5282人を受け入れた(日本人客1,290人、年平均部屋稼働率95.1%)。
発想の転換で、外国人観光客を誘致した例として載せましたが、英会話の実力は単語を並べる程度で、我々とあまり変わらないようです。ホテルに負けないサービスを提供するために、町全体をシステムの中に組み込みサービスを提供されています。街づくりの観点からも参考になると思いました。
玄関前
臨界期(感受性期) 2009:11:13:07:00:54
スポーツ選手、「イチロー」「石川遼」等、天才と言われる人達について書いている本を読む機会がありました。天才を創るためには、脳のある部分を鍛える時期があるそうです。その時期を「感受性期」と言うそうです。「臨界期」とも言うそうです。また、音楽での「絶対音階」も、この時期に鍛えることが非常に有効だそうです。ほとんどが、12才までに創られるそうです。特に0才ー4才が大事な時期で、昔から言う「三つ子の魂100まで」と言う言葉は、ここから来ているのではないでしょうか。 躾を含めて幼児教育が大事だといわれる由縁ではないでしょうか。
調べてみました。子育て真っ最中の人、孫がこの時期にある人、天才を育ってみてはいかがでしょうか?人格の総合的なバランスも大事ですがね!
臨界期(感受性期)
人間の脳のメカニズムとして、学習する適切な時期がある。このように環境(教育)が大きな影響を及ぼす時期のことを臨界期(感受性期)と言う。
臨界期とは、本来は物理学などでよく用いられる言葉で、物質が「ある状態から別の状態に移るギリギリの限界」のことだが、人に対して用いる場合は、環境(教育)がその子どもの才能に大きな影響を及ぼす時期のことを指し、感受性期とも言う。
同じ環境(教育)を与えても、脳が得る影響度は臨界期かそうでない時かで大きく異なる。
また、知性は多重性なので各知性によってもそれぞれ臨界期の時期が異なる。
総じて、どの知性も12才位までだが、
「言語的知性」では0歳〜9歳、
「身体運動的知性」では0歳〜4歳、
「音楽的知性」では0歳〜4歳、
「論理数学的知性」では1歳〜4歳が
特に重要である。
臨界期を正しく認識し、時期を外さずに沢山の刺激を与え、各知性をまんべんなく育てましょう。
・「言語的知性」
言葉の模倣・絵本の読み聞かせ・平仮名の読み書き・擬声語や擬態語への興味付け・文章作りなど。
・「空間的知性」
立体構成と平面構成、位置、四方観察、遠近法など。
・「論理数学的知性」
数を1・2・3・・と数えていく計数、多少の判断、数の操作(足し算と引き算の基礎)、立体構成と平面構成、位置と順番など。
・「絵画的知性」
お絵かき、塗り絵、課題画、制作、造形など。
・「音楽的知性」
音楽鑑賞、歌を唄う、楽器を弾く、リズムを身体で表現する、など。
・「身体運動的知性」
運動器具を使用しての様々な運動、模倣運動、かけっこ、スキップやギャロップなど。
・「社会的知性(対人関係知性)」
集団の中での行動、コミュニケーションを取るための言語の獲得、思いやり、物の貸し借り、集団の中での話しを聞く・話す力、協力と役割分担、ルールの理解など。
・「感情的知性(心内知性)」
喜怒哀楽、快な気持ちを持つ、相手の気持ちを考える、自分の気持ちを言語表現する力、我慢する力、愛されている・守られているという意識を持つなど。
参考文献
「Emotional Intelligence(邦題:こころの知能指数)」/ダニエル・ゴールマン(土屋京子 訳)/講談社
「幼児教育と脳」/澤口 俊之/文藝春秋
「脳が考える脳」/柳澤 桂子/講談社
「脳の健康」/生田 哲/講談社
Newton別冊「遺伝子と脳からみる男と女のサイエンス」/ニュートンプレス。
(インターネット参照)