2010年8月
行政視察(札幌・横浜・神戸)
久し振りのブログです。8月24日から昨日(8月27日)まで「大都市市税財政対策等特別委員会」の行政視察に行ってきました。(26日の夜は視察団と別れ神戸に一泊し、古くからの親友とゆっくり話をしました)
24日は札幌市で北海道庁、25日は横浜市で神奈川県庁、26日は神戸市役所で説明を受けました。
北海道は先駆的に特区として道州制を導入しようとしています。地域的にも組み合わせが現在と変わらないので導入しやすさがあります。しかし、霞ヶ関の抵抗がずいぶんあるようです。
北海道庁旧庁舎
神奈川県は松沢知事が描く道州制のイメージは県内にある3つの政令市(横浜市、川崎市、相模原市)を含んだものです。神奈川県の人口約900万人で四国4県よりも多くなっています。GDPも同様です。3政令市の人口は合計560万人と6割を超えています。松沢知事は3政令市を包括した道州制(広域連合)を目指しています。松沢知事の独断専行を感じました。(政令市が三つもある県なので県の存在価値が薄い)これに対して、政令市は大都市州ないし大都市自治州という概念で単独で州になることを目指しています。東京を含めた関東圏の道州制は組み合わせが難しいなと感じました。
神奈川県庁旧庁舎
神戸市では、「関西4都市市長会議」の取り組みについてお聞きしました。関西の活性化には、その中枢を担う4市(京都市・大阪市・堺市・神戸市ー政令指定都市)の連携が不可欠であると言う認識の下、平成20年7月より「関西4都市市長会」を、開催し、共通する課題についての意見交換やその解決に向けた連携方策についての検討や、連携事業を行なっています。
平成21年1月に「二条城宣言」を発出しておられます。
一、 4市は、関西全体を元気にするために、自らの質を高めるとともに、それぞれの個性と魅力に溢れた地域力・文化力・人間力に磨きをかけ、競い合い、補い合っていきます
二、 4市は、道州制の導入をも見据え、大都市の役割の抜本的な見直し、権限及び税財源の大幅な移譲を国や府県に求め、住民本位の真の地域主権型社会へと、国のかたちを変えていきます
三、 4市は、関西の中枢機能を担う大都市として、周辺の基礎自治体との水平連携を図りながら、地域の発展をリードするとともに、関西全体の発展に、より一層、貢献していきます
平成21年1月26日
京都市長 門 川 大 作
大阪市長 平 松 邦 夫
堺市長 木 原 敬 介
神戸市長 矢 田 立 郎
関西圏の4市は経済力を基盤に関西を元気にするため連携をしています。大阪府知事の「大大阪都」構想とは相容れないものがあります。マスコミは橋下知事の構想を持ち上げています。地方分権については色々な考え方があると思います。偏重が過ぎると思います。
神戸市庁舎25階よりの眺望
地方分権について、色々と勉強をしてきましたが地方の有り方を変えるということは、国のあり方を変えるということになると思います。そのためには、強いリーダーシップを持った政治が革命的に変えていかなければ出来ないと思います。今、民主党の行っている「政治主導」と言うことですが、現実は程遠いものとなっています。
市長の休暇・出張2
先日、市長の休暇・出張について書きましたが、昨日(8月13日)新たに「マグサイサイ賞」授賞式の出席のための出張が市民局国際平和推進部平和推進課より報告が有りました。私は3日ぐらいと書きましたが、そんな日程ではありませんでした。
フィリピン・マニラ市への市長の出張について
1 概要
「ラモン・マグサイサイ賞」授賞式出席の機会を捉え、本市や平和市長会議が進める核兵器廃絶に向けた取組の周知、フィリピン国内都市への平和市長会議加盟要請等を行う。
2 内容
(1) ラモン・マグサイサイ賞の関連行事に出席し、講演や報道機関からの取材対応、ラモン・マグサイサイ賞財団関係者や受賞者との懇談等を通じて、2020年までの核兵器廃絶の実現に向けた本市及び平和市長会議の取組をPRする。
(2) フィリピン政府や自治体の関係者との面会を通じて、フィリピン国内での平和市長会議の取組への協力や加盟要請を行う。
3 日程
日 付 主 な 用 務 用務地
8月25日(水) 午前 広島駅発
午後 マニラ着(福岡、台北経由) ―
8月26日(木) 午前 秋葉市長による講演
*午後 政府・自治体関係者等との協議・加盟要請 マニラ
8月27日(金) 午前 記者会見
*午後 政府・自治体関係者等との協議・加盟要請 マニラ
8月28日(土) 午後 取材への対応 マニラ
8月29日(日) 終日 市内視察 マニラ
8月30日(月) 午前 マグサイサイ賞関係者との協議
*午後 政府・自治体関係者等との協議・加盟要請 マニラ
8月31日(火) *午前 政府・自治体関係者等との協議・加盟要請
午後 マグサイサイ賞授与式
2010受賞者祝賀会 マニラ
9月1日(水) 午前 マニラ発 午後 広島着
※*はラモン・マグサイサイ賞財団を通じて調整中である。
今後、予定が変更となる場合がある。
4 出張者
広島市長((財)広島平和文化センター会長) 秋葉 忠利 ほか1名
※招聘旅費はラモン・マグサイサイ賞財団が負担する。
結局8月から9月にかけての市長の不在日は次の様になりました。マニラ出張については旅費はラモン・マグサイサイ賞財団が負担しますが、宿泊費はどのようになるのでしょう。
・8月11日(水)ー8月19日(木) 夏季休暇
・8月20日(金)ー 21日(土)出張(1泊2日)中国・寧波(ニンボー)市
・8月25日(水)ー9月1日(水)出張(7泊8日)フィリッピン マニラ
・9月3日(金)ー9月12日(日)出張(11泊12日)モスクワ・ボルゴグラード方面
広島市内部で執務をする日は何日あるのでしょう。9月14日からは9月定例会が始まります。広島市の市長として対外的な仕事はあると思いますが、少し度が過ぎるのではないでしょうか。内政・議会が軽んじられているような気がします。
追伸
本日から大都市税財政対策特別委員会の行政視察に出かけます。
ブログは休みます。
世界の人気空港
インターネットを調べていると色々面白いことが出てきます。今日は世界の空港について掲載します。
国際空港ランキング、トップ10に日本の2空港入る--英・Skytrax社調査
航空関係を専門とする英国の調査会社・Skytrax社はこのほどが国際空港のランキング調査「2009ワールド・エアポート・アワード」を発表した。同調査は、2008年8月から2009年5月にかけて190以上の空港を対象に、乗客約864万人が各空港における設備やサービスに対する満足度を評価。その集計結果をもとに、空港世界一が選出された。
その結果、2009年の1位に選出されたのは、仁川国際空港(韓国)。国内線への乗り継ぎのしやすさ、セキュリティプロセス、清潔さなどの項目で高評価を獲得し、前年3位からトップに躍進した。
以下、前年トップ2の香港国際空港、チャンギ国際空港(シンガポール)はそれぞれ2位、3位にワンランクダウン。4位にチューリッヒ国際空港(スイス/前年8位)、5位にミュンヘン国際空港(ドイツ/同5位)が入った。
一方、日本国内からは6位に関西国際空港(前年6位)、9位に中部国際空港(同12位)がランクイン。関西は洗面所の清潔さ部門で世界1位、中部はセキュリティプロセス部門で仁川、香港に次ぐ3位に入った。成田国際空港は、残念ながらトップ10入りも各部門のトップ3にも入らない結果となった。
その他、免税店部門でドバイ(アラブ首長国連邦)、手荷物デリバリー部門でヘルシンキ(フィンランド)がそれぞれ1位に立った。
WORLD'S TOP 10 AIRPORTS
順位 空港名 前年度ランク
1 仁川国際空港(韓国) 3
2 香港国際空港(香港) 1
3 チャンギ国際空港(シンガポール) 2
4 チューリッヒ国際空港(スイス) 8
5 ミュンヘン国際空港(ドイツ) 5
6 関西国際空港(日本) 6
7 クアラルンプール国際空港(マレーシア) 4
8 スキポール空港(オランダ) 11
9 中部国際空港(日本) 12
10 オークランド国際空港(ニュージーランド)
約860万人を対象に、設備やアクセスの便利さなど38のポイントに基づくアンケート結果によって出されたランキングの堂々の1位は韓国仁川空港、その次に続くのは香港空港そして、シンガポール空港。関西空港も上位に入りました。
また、ワースト空港についても発表がありました。
ワースト10
1位 パリのシャルルドゴール空港
2位 モスクワ SHEREMETYEVO空港
3位 インドのデリー空港
4位 ロスアンジェルス空港
5位 ニューヨーク J-F KENNEDY 空港
6位 ベトナムのハノイ空港
7位 マニラ空港
8位 ローマ FIUMICINO空港
9位 フランクフルトのHAHN空港
10位 ロンドンのHEATHROW 空港