予特 問題点 2009:03:22:06:17:28
先週の3月18日で、予算特別委員会の質疑は全て終わりました。3月25日の委員会の結論を出し、3月26日の本会議で採決されて平成21年度の予算が決まります。
今回の委員会での審議を通じての問題となるであろう議案
1、地球温暖化対策の推進に関する条例
2、市役所駐車場の有料化
3、職員の勤務時間に関する条例
(その他気になる議案が有りますが、今日はこの3つについて書きます)
1、地球温暖化対策の推進に関する条例
昨年(平成20年9月議会)提案されましたが否決されて、今回、再提出してきたものです。
私としては、この条例は一刻も早く制定して地球温暖化に対して対策を打たなければならないと思っています。
前回の提出のときは、事業者としっかりと話し合っていない・条例の骨子のみで細則が曖昧である。等で否決となりました。
今回は、理事者側は事業者としっかり話し合い理解をしてもらっている。対して何人かの議員は、まだ、話し合いは付いていないと少し主張が違っています。
私の思う問題点
・分譲マンション環境性能の表示等 ・施行日平成21年10月1日(年度途中では不都合が多すぎる)・広島市自身がCO2削減のために何をするかという点で絞りきれていない。等
2、市役所駐車場の有料化
市役所の建物のメンテナンス代・不法駐車の是正・地球温暖化阻止等で、市役所本庁舎の駐車場を有料化しようという条例です。(議員は他の都市と同じ様に除外されている)
私の思う問題点
いくら財政難だといって、税金を納めている市民から駐車料金を取ることは、いくら受益者負担といっても少し無理がある。市役所に来ることは、私事だけではなく市の用事で来ることもある。不法駐車対策については、検討をすれば色んなアイディアが出てくると思います。他の区役所が有料化していないのに、中区役所の扱いはどうなるのか?等で反対をせざるを得ないと思っています。(議員だけ市民と違えるのは市民感情を逆なですると思います)
3、職員の勤務時間に関する条例
この条例は、平成20年12月議会に提出され否決されたものです。3ヶ月後に同じ内容で何も変えずまた、提出してきました。理由は人事院勧告は守らなくてはいけない。法律違反で議会がおかしいと言う内容です。
私の思う問題点
確かに公務員には労働権がない代わりに人事院勧告は作られています。しかし、給料アップのとき、当局は何度も人事院勧告を完全実施していません。また、法律で決まっていることならば、議会にかける必要は無いと思います。議会にかけるということは議会の判断に委ねるということではないでしょうか。このようなことで、何も変えず、前回の議会に提出した議案をそのまま出してきているということもあって考えさせられます。
総務関係 一日目 2009:03:17:06:15:07
昨日(3月16日)から予算特別委員会は、総務関係の審議に入りました。
1.皆川恵史(日本共産党)【中区】 37分
(1)緊急経済対策について
(2)市内の景気と雇用の動向について
2.八軒幹夫(爽志会)【南区】 20分
(1)北朝鮮による人権侵害問題啓発習慣について
3.桑田恭子(ひろしま未来クラブ)【佐伯区】 40分
(1)職員の勤務時間、休憩等に関する条例の一部改正について
(2)行政委員会について
(3)財政について
4.月村俊雄(自由民主党新政クラブ)【西区】 30分
(1)旧日本銀行広島支店の保存・活用について
(2)広島市総合計画の改訂について
(3)市役所駐車場の有料化について
5.三宅正明(ひろしま政和クラブ)【安芸区】 90分
(1)人事について
(2)補助金について
(3)情報政策について
(4)公債費について
(5)リスク管理について
(6)総務全般について
6.清水良三(市民連合)【佐伯区】 40分
(1)勤労者対策について
(2)不当な外国人雇用に係わる人権について
7.西田 浩(公明党)【安佐北区】 35分
(1)広島市デジタルデバイド解消計画について
8.元田賢治(市民市政クラブ)【南区】 60分
(1)平和について
(2)県との関係について
(3)個人情報保護について
以上8人の議員が一問一答の質疑を行ないました。
職員の勤務時間、休憩等に関する条例の一部改正については、12月議会に提出し、否決した議案を同じ内容で再提出してきたものです。職員の労働時間を15分短縮し、7時間45分に変更しようと言う提案です。12月議会では、100年に1度と言われるこの不景気なときに、公務員だけ優遇すると言うのは時期が悪すぎると言う理由で否決しました。当局は労働権のない公務員に対する人事院勧告なので議会も同意をしなくてはいけないと言う論理で説明されましたが、納得できるだけの説明になっていませんでした。