いなか勉強会1日目 2009:04:11:06:35:43

2009年4月11日

 「いなか勉強会」1日目です。午前中に広島市を出発して、昼食を「憩いの里衣掛」(島根県飯石郡飯南町上赤名1663)でいただきました。

 14時より島根県中山間地域研究センター「地域研究グループ 有田昭一郎」氏の講演を聞きました。

1、地域資源を活用したビジネスの方向性

 1)産直市の展開

   島根県農産物直売所328戸、売り上げ概算14億円→「道の駅」で集客力向上

   背景 

       1)有利販売機会の提供→農家の手取り増

       2)創意工夫→付加価値販売(商品の加工その他)

       3)多様な主体が関る事が出来る

         ・高齢者の生きがい

         ・専業農家の出荷調整とマーケティング

         ・新規就業者のインキュベーター

   課題

       1)産直市間競争の激化への対応←大都市部アンテナショップ、JA大型店舗の参入

       2)出荷者の確保・育成←現在の生産者の高齢化

       3)地域産業関連強化=総菜店、レストランなどとの連携

  展開戦略

       1)地元顧客との結びつきを強める(安定的な需要)

         地元顧客向け品揃え、学校給食・福祉施設への食材提供

       2)集荷システムの導入

         高齢者・専業農家など様々な生産者への対応

       3)複数の産直市商品(少量多品目)を束ねて都市で販売「地産都商」

 2)「ビジネスを束ねる」展開

     1)民泊(農家)ー法制度の適用を整理

      ・一定の条件の下で体験を伴う農山漁村民泊等は、「旅館業法」「食品衛生法」許可不要

     2)滞在型市民農園

 3)都市との共生を目指す新たな動き

          1)食料協定→関西・関東出身者との交流→有事時の米の確保を前提とした契約栽培・販売

まとめ

1)地元の需要と確実に結びつく

2)地域の資源を束ねて都市部に売り込む→直産市・特産品・民泊・等

3)より強い都市との共生関係構築を目指す→販売から協定へ

 

 以上約2時間の講義を受け、質疑で盛り上がりました。

 宿泊は、三瓶温泉 四季の宿「さひめ野」でした。

 いなか勉強会2日目は明日書きます。

 1日目の写真を添付しておきます。下記をクリックして下さい。

   sisatu4,9.pdf 

 

コメント(0)

いなか勉強会 2009:04:09:06:59:05

2009年4月 9日

 今日から一泊二日で研修に言ってきます。行き先は、島根県中山間地域研究センターです。(島根県飯石郡飯南町上来島1207)

 昨年度より、「中山間地における中小企業等の支援策を求める勉強会」、「通称:いなか勉強会」を始めています。その一環として研修に約10人の議員で行ってきます。内容はまた、後日、報告します。

 

生命地域宣言
中山間地域は、私たちの生命地域です。
20世紀は、都市の世紀でした。
今までになく多くの人々が、土と緑を離れ、日々暮らすようになりました。
しかし、生命を育むことを忘れた文明は、行き詰ろうとしています。
生命地域宣言。
21世紀、「奪う」暮らしから「育てる」暮らしへ。
中山間地域へ、そして中山間地域から、新しい生き方を始めませんか。
新しい地域をつくりませんか。
今ここに、環境の世紀における先進空間として中山間地域の再生を宣言します。 

 

島根県中山間地域研究センター

 全国で初めての中山間地域の総合研究開発機関です。
 島根県の人口はここ100年ほとんど変わっていません。それでも十分やってこれました。ニュージーランドでは、山間部の人口密度は島根県より格段に低いが、住民は頻繁に交流し、豊かな生活を送っているそうです。今後も地域マネジメントを誤らなければ、過疎が地域を壊滅させるという一般的な認識通りには、経緯しないという研究をしている施設です。。

 1998年に島根県赤来町に全国で初めて中山間地域を対象とした研究開発機関として設立されました。「中山間」という言葉は一般的には耳馴染まない言葉ですが、平たく言えば平野部以外の地域と言い換えられます。中山間地域は日本の国土の7割を占めていますが、島根県では松江市と出雲市を除くほとんどの地域が、この中山間地域に該当するそうです。これらの地域では過疎化の問題が顕著で、住民の生活スタイルにも影響を与えています。

 

コメント(0)


Page: <<前のページ  382 < 383 < 384 < 385 < 386 < 387 < 388 < 389 < 390 < 391 < 392