直島(写真を入れました) 2009:04:02:06:13:11

2009年4月 2日

 3月31日は、香川県 香川郡直島町1122番地1【直島町】に行きました。瀬戸内海の香川県高松市の北に約13km、岡山県玉野市の南に約3kmの位置にあり、直島を中心とした大小27島の島々で構成されています。朝8時半ごろホテルを出てJRで茶屋町・宇野と行き、高松行きのフェリーで20分の直島に着きました。10時AM過ぎから視察を始めました。見るところが多く1日では駆け足で回りました。現代アートで説明を受けなければ理解しにくい作品が殆どでした。広島市立大学芸術学部との関係もあり、広島現代美術館は素晴らしと言っておられました。視察した所と直島について記載しておきます。

 いくつかの島は三菱マテリアル直島製錬所の操業により煙害で禿山となっていたが、戦後まもなくから植林の努力は続いている。特に荒神島の緑は近年見事なまでに復活している。北側一帯の木が枯れたように見えるのは2004年(平成16年)1月の山林火災のためであり、現在は煙害は無いに等しいと言われています。

面積

 14.23平方キロメートル(本島約8平方キロメートル、属島約6平方キロメートル)

人口

 世帯数1,501   男1,672   女1,693   計3,365(平成21年現在)

ベネッセアートサイト直島

  直島町は、北側の精錬所の部分でなく南側の風光明媚な場所を、秩序だった文化的な観光地にしようと藤田観光を誘致し、キャンプ場を1960年代後半の観光ブームの時期にオープンさせたが、瀬戸内海国立公園内のため大規模レジャー施設にするには制約があり、石油ショック後は業績が低迷し撤退しました。その後に福武書店(現・ベネッセコーポレーション)創業者の福武哲彦と当時の町長・三宅親連が「直島文化村」づくりで意気投合、1989年に研修所・キャンプ場が安藤忠雄のマスタープランでオープン。さらにホテル・美術館建設が1992年に完成するなど拡大し現在に至っています。

・ベネッセハウス(安藤忠雄設計 1992年)

 美術館とホテル併用

・地中美術館

 クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの3人の作品を、本人たちの構想を最大限生かしながら設置するために、山の上の塩田跡の地下に建設された。2004年オープン。

・家プロジェクト 

 島内の集落・本村(ほんむら)の、今は使われていない古民家の修復・町並み保存と同時に、現代美術のインスタレーションを組み合わせて恒久展示場としたもの。

 

角屋

 1998年。築200年の屋敷に宮島達男作品を展示、ヴェネツィア・ビエンナーレの作品の直島バージョン。建物修復監修は香川県高松市牟礼町牟礼のイサム・ノグチのアトリエの修復を手がけた建築家・山本忠司

南寺

  1999年。明治時代まで寺のあった場所に周囲や歴史的文脈と調和した建物を新築し、内部にジェームズ・タレルのインスタレーションを展示。安藤忠雄設計

きんざ

  2001年。築200年の小さな民家に内藤礼作品を展示、ヴェネツィア・ビエンナーレの作品の直島バージョン。建物修復は内藤礼、木村優、永田直

護王神社

  2002年。写真を使った美術家、杉本博司の構想による作品。老朽化した江戸時代からの神社の本殿・拝殿を建て直し、地下に石室を作ってガラスの階段で本殿とつなぎ、光を採り入れるもの。設計は杉本博司、木村優、設楽敏生

石橋

  2006年。製塩業を営んでいた石橋家に、千住博による「ザ・フォールズ」など19点を展示

はいしゃ

  2006年。歯医者だった建物の内外装に大竹伸朗が廃物を設置しペインティングを施した「舌上夢/ボッコン覗」

碁会所

  2006年。碁会所のあった空き地に建物を新築し、須田悦弘による彫刻「椿」を展示

 3月31日の写真を添付しておきます。下記をクリックして下さい。

sisatu2.pdf

コメント(0)

岡山市(写真を入れました) 2009:04:01:10:16:48

2009年4月 1日

 3月30日・31日と岡山方面へ視察に行ってきました。岡山市は、本日4月1日から政令指定都市に移行します。人口約70万人(2009年2月1日現在推計)で、全国18番目に政令指定年になりました。

政令指定都市(18市)

 政令指定都市とは、大都市行政の合理的、効率的な運営と市民福祉の増進を図るために、都道府県の事務移譲を含めた一般の市とは異なる特例を定めて、昭和31年6月に制度化されています。「地方自治法第252条の19第1項の指定都市の指定に関する政令」に基づき、人口50万人以上で、人口その他都市としての規模、行財政能力等において既存の指定都市と同等の実態を有するとみられる都市が対象となります。政令指定都市が処理することとなる主な事務は以下のとおりです。

・事務配分上の特例  社会福祉・保健衛生・都市計画・土地区画整理事業・屋外広告物に関する事務など市民生活に直結している県の事務が行えます

・行政監督上の特例  土地区画整理事業の認可、地方債の許可などが知事の監督を必要としなくなり、事業の実施や財源について、直接国と交渉できます

・行政組織上の特例  区を配置して、そこに区役所を置いたり、保健所や食品衛生検査所などを設置して、住民に身近な行政が行えます

・財政上の特例   大都市にふさわしい行政が展開できるよう、国から交付される財源が大幅に強化さ れます

3月30日午後

 12時過ぎに新幹線で岡山駅に着きました。岡山駅の自由通路を見て、【岡山一番街】という名前の地下街を視察しました。

岡山一番街

営業開始    昭和49年8月24日

総面積     24,000平方メートル

地下1階    97店舗(平成20年11月現在) 約8,000平方メートル

地下2階    駐車場100台 約4,000平方メートル

JR西日本100%出資の株式会社岡山ステーションセンターが運営をしておられます。

株式会社岡山ステーションセンターと山陽ステーション株式会社が平成21年4月1日に合併されます。

商号  山陽SC開発株式会社

資本金 3億円

岡山駅に接続していると言う地理的条件がよいせいか、平日の昼間なのに賑わいがありました。

 

旧岡山銀行岡山支店本館(ルネスホール)

 ルネスホールは大正11年(1922年)、岡山城二之丸跡に建設され、日本銀行岡山支店として歴史の幕を開きました。
 設計は当時銀行建築の第一人者だった長野宇平治で、古代ギリシャ様式の意匠が至る所に散りばめられています。正面入口に立つ4本のエンタシス柱は建物に重厚な印象を与え、コリント様式の柱頭飾りや壁一面に張り込まれた御影石、さらにそれを取り巻く波状文様の鮮やかな外観は、壮麗さも漂わせます。内装においても、漆喰仕上げを施した天井や、階段や回廊に取り付けた手すりのデザインなど、随所に高度な施工技術を垣間見ることができます。

 広島市にある旧日本銀行広島支店と同じですが、違うのは昭和60年代に岡山県が20億円で日本銀行から買い取っています。平成17年(2005年)9月、この大正期の優れた歴史的建造物を後生に残していくため、岡山の新たな文化・芸術の創造拠点「ルネスホール」として改装費4億円をかけて生まれ変わりました。 耐震補強にそうとうな費用がかかったそうです。

現在は「NPO法人 バンク オブ アーツ岡山」が指定管理者として、カフェー・貸し館ホール(音楽会、結婚式等)・一般開放事業等を展開しておられます。公文書を保管していた公文庫金庫の中でコーヒーを飲みました。良い雰囲気でコヒーの味も格別でした。

大ホールも飲食を可能にし、結婚披露宴・音楽と酒等の企画で市民の人気を得て、経営も順調だそうです。

 3月30日の写真を添付しておきます。この形でなければ写真が入らないようです。下記をクリックして下さい。

sisatu30niti.pdf

 追伸

写真が旨く入りません。苦労をして本日はブログを書いています。3月31日の視察については明日書きます。

 

コメント(0)


Page: <<前のページ  384 < 385 < 386 < 387 < 388 < 389 < 390 < 391 < 392 < 393 < 394