大学生就職志望ランキング 2009:04:14:06:44:57
2009年4月リクルートは大学生就職志望ランキングを発表しました。それによりますと、昨年からの世の中の動きが、大きく影響をしているようです。
順位 働きたい企業
1 、(4 ) 東海旅客鉄道
2、( 9 ) 東日本旅客鉄道
3、(1 ) 全日本空輸
4、 (3) みずほフィナンシャルグループ
5 、(20 ) 三菱UFJ信託銀行
6、( 2 ) 三菱東京UFJ銀行
7、(17 ) 東京海上日動火災保険
8、 (29 ) NTTドコモ
8、( 5 ) 三井住友銀行
10、(13 ) ベネッセコーポレーション
( )内は昨年順位
調査は2010年卒業予定の大学生らを対象に実施。大学生5810人と、大学院生2099人の回答をそれぞれ集計しました。
男女別では、男性がJR東海、女性は全日本空輸がそれぞれ首位。文理別でも文系がJR東海、理系はJR東日本がトップだった。理系の大学院生はパナソニックが首位で、2位がソニーでした。
一方、 順位を上げたのは、電力・通信・旅客運輸等の社会インフラ関連、損害保険、食品・消費財メーカーが順位を上げています。
一方で、これまで上位にランキングされていた電機・自動車関連は順位を下げています。
ソニーが8位から29位、
シャープが14位から55位、
キヤノンが20位から77位、
トヨタ自動車が6位から96位
それぞれ大幅にランクダウンしています。
いなか勉強会2日目 2009:04:12:06:42:54
いなか勉強会2日目は、三瓶温泉「さひめ野」を9時に出発して昨日と同じ島根県中山間地地域研究センターに帰り、【中山間地域研究センター 科長 藤山 浩氏】の講義を受けました。藤山浩氏とは、広島市議会で一度講義を受けているので、親しく講義を受けさせていただきました。
今日の講義内容は、「地域社会CO2排出削減シュミレーション」でした。この研究は、中国地方整備局・岡山大学・島根県中山間地地域研究センターの共同研究だそうです。
自動車利用に伴うCO2排出量分布状況、分析対象地域:広島都市圏
広島市においては、郊外(佐伯区・安佐北区)が最もCO2の排出は多くついで、西区・安佐南区・東区・安芸区が多く一番少ないのが中区・南区です。
郊外部では人口増加により、CO2が大幅に増加している。
・炭素税導入と言う政策を除くと、「低燃費車」による効果が最も高委と言う結果が出ています。
・「都市構造」「意識啓発」、「都市構造×意識啓発」のシナリオを比較すると構造×エコ通勤を組み合わせることが、効果が高くなる。これに構造転換を組み合わせることで最も効果が高くなる。
・中山間構造だけではCO2は増加する。「職住接近」と組み合わせることで効果は大きくなる。
郊外地区からの個人での車通勤の問題を解決することがCO2削減には大きな効果を生む。
最後に今後の勉強会の流れを示していただきました。以下の流れです
モデル地区の設定
1)中山間地研究センターを訪問
2)〈現状把握編〉「データーで見る広島のいなか・郊外
3)〈現場訪問編1〉広島市の小規模・高齢化集落訪問
4))〈現場訪問編2〉広島市郊外団地の高齢化といなか連携
5)〈まとめ〉広島市都市圏を軸とした都日鄙連携の可能性
以上の講義を受け、中山間地研究センターを後にし、島根県美郷町に向かいました。
島根県邑智郡美郷町
中国地方で最も雄大な江の川が町を貫流し、両岸には中国山地の緑が連なり、古くは石見銀山街道の一部として栄え、江の川の恵みとともに発展してきました。現在も伝統文化や自然を多く継承している町です。
町内には多くの温泉があり、遠方から訪れる方々も数多く、江の川を活用したカヌーや火振り猟などの観光も人気があります。
美郷町の特産品としては、豊かな自然からの恵みを活かしたものが多く、とくにマタタビや蕎麦・アユ・イノシシなどに人気があります。水と緑 いきいき輝く 夢あふれる協働のまち を基本理念としています。
(2009年4月1日現在)人口 5,712人 世帯数 2,469世帯 高齢化率 42,6%
教育ツーリズム
・こども農山漁村交流プロジェクト
農林水産省が推進し環境省が協力支援をしている。
子どもたち1学年単位で受け入れが可能な地域づくりを全国的に拡大するため
1)モデル地域を核とした受け入れ地域の整備に向けた総合的な支援
2)受け入れ地域情報等の情報提供・受け入れ推進体制の整備等
小学生120万人を目標に1週間程度の宿泊体験(民泊主体)をさせる。
以上の施策を推進のため、邑智郡田舎体験交流協議会を結成して民泊農家を組織しています。
美郷町 22戸・川本町 20戸・邑南町87戸
「おおち山くじら」地域ブランド
イノシシ被害を逆手にとって地域のブランドとして売り出している。イノシシを捕獲して美味しく食べるための食肉処理法を確立している。現在は年間300頭以上を捕獲し邑智ブランドの食肉として売っている。
"地産地生"
山くじらは、美郷の里で生まれ、自らを生かし、ひとを活かし、地域を活かしています。
美郷町"山くじら"地域ブランドのシンボルマーク(商標登録第4906334号)
以上の視察をしました。久し振りに田舎の良い空気を吸い、有意義な研修視察となりました。