2010年2月
駐輪場
先日テレビで、最新の駐輪場について放映していました。東京都江戸川区の葛西駅の駐輪場です。サイクルツリーと言う方式で、自転車1台ぢつのICチップを着けます。自転車を所定の位置におくとロボットアームがカードの個人情報を読み、適当な場所にしまっておいてくれます。取り出す時は同様にカードを出せは10秒ほど待つだけで自分の自転車を出してもらえます。一ヶ月の定期利用で1800円で施錠も不要です。
ICチップ
江戸川区が長年放置自転車対策に悩み、考え方を変え、【利用者の立場】で考えたら、ここにたどり着いたそうです。
9,400台収納し約70億円かかったそうです。江戸川区平井駅にも設置したそうです。(756台)この放置自転車対策は非常に効果が有ったそうです。長い目で見れば費用も回収でき利用者の利便性が格段に上がったそうです。広島市も放置自転車対策は行なっていますが、効果があまり上がっていないようです。考えてみる価値は有りそうです。
【 特 長 】
1) 少ない設置面積・接地面積
2) 街に調和する外観デザイン
3) 全自動化・入出庫の迅速化
4) 立体式で収容効率が高い
入出庫操作の方法
日本初、機械式駐輪場・ICタグの複合システムにより、簡便でスピーディーな操作を実現、朝夕の混雑時にも快適にご利用できます。また、文字と音声で利用手順を案内しますので、初めての方でも簡単です。
入庫時
● 自転車を入庫口にセットし、入庫ボタンを押すと、
IC読取機が自転車に取り付けたICタグを瞬時に読み取り入庫動作を開始します。
● 入庫動作の確認時間はわずか5秒です。
入出庫口
出庫時
● 操作パネルに磁気カードを通すと、自転車が自動出庫されます。
自転車を保管していない棟で出庫操作をした場合は、自転車を保管した入庫棟の案内が表示されます。
・2007年度(第3回) 日本機械学会優秀製品賞 受賞
(JFEエンジニアリング株式会社)
現在までに設置された場所
名称 葛西駅駐輪場(江戸川区)
能力 収容台数 6,480台(平置きを含め、9400台)
共用開始 2008年
形式 機械地下式 18台/段×10段×36基(東口21基、西口15基)
特長 世界最大規模の機械式地下駐輪場・高い止水性、耐震性能をアーバンリング工法により実現(路下施工)
名称 仙台市元鍛冶公園駐輪場(仙台市青葉区)
能力 収容台数 1,008台
共用開始 2009年
形式 機械地下式 21台/段×16段×3基
特長 都市公園を有効活用し、地上に入出庫ブースを設置、 繁華街中心部での都市型モデル
・固い地盤に適した工法の採用により高い止水性、耐震性を実現・一時利用者にも対応するシステム
名称 平井駅南口駐輪場(江戸川区)
能力 収容台数 756台
共用開始 2009年
形式 機械地下式 18台/段×14段×3基
イメージ図
メタル丼
先日、NHKで燕市の物づくりについての番組があり、その中で【メタル丼】が出来ました。これで持っても熱くなくスープは冷めにくくなったそうです。日本の物づくりのお手本的な燕市の業者が作ったそうです。
メタル丼
スープが冷めにくい金属製のラーメン容器。
ステンレスを2重構造にして内部に空洞を作ることで、熱を逃がさないようにした。器のサイズは直径21cm、深さ8.5cm。色の種類も豊富で、中にはステンレスに見えない商品もある。
価格 5,000円程度
燕市のモノづくりの歴史
人口は、82,194人(推計人口、2010年1月1日) です。
和釘の生産が始まったのは寛永年間のこと。江戸時代の和釘生産に端を発します。
新潟県の信濃川流域に位置しながら農業よりも工業に力を入れているのは、当時から信濃川の氾濫と洪水により度重なる影響を受けたため、農民の生活が安定しなかったという背景があります。
和釘などの和製金属生産を経て、燕は大正から洋食器産地へと業種を転換します。アメリカへの輸出も始まり、燕は経済的に大きく成長します。しかし、 1959 年のアメリカの輸出規制により、燕は大きな打撃を受けます。
ところが燕は新たにヨーロッパにも販路を拡大し、危機を乗り切りました。
その後、ニクソン・ショックやオイルショック、香港、台湾、韓国などのNIESと呼ばれる新たなライバルの出現など、燕にとって苦しい時期が続きましたが、ここでも燕はめげませんでした。国内需要の開拓や新たな輸出市場の開拓、ハウスウエア部門の発展などでこのピンチを乗り切っていきます。 1985 年のプラザ合意による猛烈な円高においては、輸出枠は大幅な減少を余儀なくされますが、国内需要向けの安定した生産がこの危機に歯止めをかけました。
(インターネット参照)
ゆべし
昨日(2月8日)、昼食にお好み焼きを食べに行きました。帰るときに「ゆべし」をもらいました。始めて見る食べ物で、食べてみると香辛料の利いたお餅の様な味がしました。宮崎のゆべしだと言っておられました。
ゆべし(柚餅子)
柚子を用いた加工食品あるいは和菓子の一種。
源平の時代に生まれたとも伝えられ、菓子というよりも保存食・携帯食に近いものであったとされ、時代とともに現在のような菓子へ変化したといわれている。
現在では珍味に分類されるものと、和菓子の一種(蒸し菓子や餅菓子など)に分類されるもの、その他のものに分けられる。
全国各地で様々な形状・味のゆべしが存在しており、製造法も異なり、千差万別である。中には各地のゆべしを食べ歩く事を趣味とする通もいる。
柚子の実の上部を切り取った後、中身をくり抜き、この中に味噌、山椒、胡桃などを詰めて、切り取った上部で蓋をする。そして、これを藁等に巻いて日陰で1ヶ月〜半年ほど乾燥させる。食べる際には、藁を外して適宜に切り分け、酒の肴やご飯の副食物として用いる。古来からある料理で、江戸時代の料理書『料理物語』には酒肴としてゆべしの製法が記されている。
宮崎の【ゆべし】を調べてみました。
宮崎県高岡町の「天ヶ城茶屋」のゆべし。ラベルには「ふる里の味ゆべし」と書かれていて、地元ではこれが「おばあちゃんが作ってくれた味」という伝承のゆべしだそうです。お菓子ではなくおかずだそうです。鯛味噌に似た、甘いユズ風味の味噌と胡椒好きの九州らしく、これにも胡椒が入っています。七味の入ったものもあります。
「天ヶ城茶屋」のゆべし
『ウィキペディア(Wikipedia)』参照