再議3 2010:03:31:07:03:33
いよいよ本日が再議が提案され臨時会で修正案を議決する日です。しかし、暗雲が立ち込め始めました。市長及び議長に懐柔された党が有るようです。修正案を可決するのには3分の2の賛同者が必要です。ここで否決となることは現実的に解っていました。次に再修正案を出しそれを何とか可決に持って行こうと思っていました。桜咲かずです。
3月26日の修正案は、市民に直接的に影響の無い議案で無駄使いは止めてくださいというものでした。賢明なる議員さんの賛同を得て可決することが出来ました。しかし、再議が提出された時から、どこかでこのような結果となることは想定できました。しかし、最初からこのような結果になろうとは思いませんでした。
ある職員から聞くと市長はこれまでも否決された案件に対して、再議をするといってきたそうです。これまで3度か4度言っているようです。今回現実となりました。
再修正案が否決されたなら、3月26日の可決は何だったのでしょうか。議会はいらないということを認めたこととなるのではないかと思います。否決されたならば何でも再議にかける。市長の思い通りです。 議会としてのチェック機能はなくなります。
本日は、広島市議会の機能が無くなる日となるような重大な日だと思っています。
再議に付すことのできる5種類
(1)異議ある条例又は予算の議決
(2)違法な議決または選挙
(3)収支に関し執行不能な議決
(4)義務費の削除または減額
(5)非常災害費等の削除または減額
今回は(1)が該当すると思います
再議2 2010:03:30:07:52:55
昨日(3月29日)、13時より議会運営委員会が有りました。冒頭、市長から再議にかけた説明がありました。再議にかけると発表した夜の記者会見では、「議会に大変ご迷惑をかけるので誠意を持って説明したい」と言っておられました。しかし、今回の説明は何故、再議に至ったかという的確な説明はなく地方自治法第176条に基づく再議権の行使という内容でした。これは再議に対する説明ではなく単に再議権行使の根拠を説明しただけだと思います。市長の本心は記者会見で口を滑らせてしまった「敗者復活戦」にあると思いました。
私が「今回の3つの修正案は市民生活に直接関係の無い議案です。それを再議にかけられて平成22年度予算が採決されず予算の無い状態を創り、市民生活に重大な影響を及ぼすと言うリスクを含んでいますが、このことをどのように考えておられますか」と質問をしました。市長は「結論を出すのは議会に有るのだから責任は議会にある」と答えられました。私は「議運の場は内容を議論する場ではないので、これ以上議論しませんが再議を出したのはどなたですか」と終わりました。市民生活に影響のある予算を人質に取っているような発言でした。
市長が帰られてから、再議についての質問を事務局にしました。「現修正案が3分の2に足らなくて否決され、原案に帰り再び修正案を可決した場合、また再議は出せるのですか」すると事務局ではなく議長が「何べんでも出せるで、泥試合じゃ」と発言されました。議長は五日市の議員の時代色々やっているので一番良く知っているのは私だと言っておられるような気がしました。議会の代表である議長が、何処の長か解りません。議会を大事に思うのなら、議会の決定に対し「再議」を上程しないように努力するのが議長の役割だと思います。
今回見えてきたのは、市長と議長が組んで平成22年度予算を成立しないようにして、市長の「専決処分」か「暫定予算」を組み自由自在に予算を使おうとしているのではないかと疑いたくなることを感じています。議会不在状態・市民不在状態を作り広島市を私物化して自分たちの思い通りの政治をしようとしているように感じているのは私だけでしょうか?市役所職員は完全にコントロールできました。次は議会を完全にコントロールして、独裁制を強めようとしているとしか思えません。
広島市は平成15年財政非常事態宣言を出したままで現在に至っています。補助金カット等、市民への言い訳として使わないで下さい。それより無駄な予算を組んで無駄使いしないで欲しいと言う「市民益」を考えての行動です。議会のチェック機能をしっかり果たして行きたいと言う思いからの修正案です。