中国旅行記2 2010:06:09:07:03:19

2010年6月 9日

5月25日北京観光2日目です。京は終日北京市内の観光でした。

頤和園(いわえん)
 1888年に西太后により軍費を流用して整備再建された頤和園。昆明湖に面した広大な離宮です。
さすがに西太后。スケールが違います。しかし軍費の流用が清朝滅亡の要因の一つとなりました。

 頤和園は北京市西北部に位置し、敷地面積290haのうち、水域面積は約220haで、最初の名は清流園と呼ばれ、1750年、清の乾隆帝がその母親の誕生日を祝うために築かせました。1860年、英仏連合軍によって焼き払われ、ほとんどの建物は壊されてしまいました。1886年、西太后は北洋水師の経費を流用し、清流園の跡地で再建させて、「頤和園」と名を改めました。10年の工期では合わせて3000万テールの白銀を費やしました。
 1900年、頤和園は再び8カ国連合軍の野蛮な略奪と破壊を受け、1903年に再建されました。
 頤和園の主体は万寿山と昆明湖からなり、園の中には築山があり、池や清流があります。木々の茂みに点在し、変化に富んだ亭、台、楼、間はきちんと並べられている。全体は主に勤政区、居住区、遊覧区の3大部分に分けられます。
 万寿山麓の建築群は、全国の精華と言ってよく、その真ん中に聳え立った、高さ41mの仏香間は頤和園のシンボルです。
 排雲殿を中心とする1組の宮殿式建築群は、当年の西太后が誕生祝を受けたところです。万寿山手前の昆明湖畔に沿っては、合わせて273の大小さまざまな宮殿が立ち並び、全長723mの長廊により、勤政区、生活区と遊覧区は一体に連絡されています。
 頤和園は合わせて3000以上の各種殿堂楼閣、亭台水棚があり、昔から人工建造物と自然山水とを巧みに結びつけた造園手法によって名が広く知られています。
 中国古典庭園のトップの称がある頤和園は、中国で最も完全な形に保たれた最大規模の古代皇室の庭園です。

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 昆明湖

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  高さ41mの仏香間

天壇公園
 天壇公園は、1420年に建設された中国最大(270万平方km)の壇廟です。
 北京城の南東に位置し、明・清の皇帝が毎年豊作を祈った場所です。1998年世界遺産に指定されました。

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木造の祈念堂

王府井(おうふい、ワンフーチン)
 北京一の繁華街で東京の銀座違うところは屋台で色んなゲテモノを売っている。

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カンフーショウ(前夜見たショウですが書くのを忘れていたので今回掲載します)
 セリフはなくて、見てるだけでもわかりやすいストーリーでした。
 主人公が、入門するところから、修行を積んで僧になり、やがてカンフーマスターになるまでのお話です。一応、ナレーションが聞こえてきますが、やっぱり中国語です。でも、舞台の上の方に英語訳が確認できました。小さな子供から大人に変わる瞬間がとってもうまく演出されていて、印象的でした。子供も大人も演者自身がすごく修行してると感心しました。素晴らしいショウでした。

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 ショウのフィナーレ

 

 


 

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すわぶる 2010:06:07:07:13:09

2010年6月 7日

 先日知人からマンゴーをいただきました。種に付いた身を食べる時、妻に「すわぶらにゃいけんのー」と言いましたら、「それ何?」と言います。私の家では昔からしゃぶると吸うような時に使いました。母は理解していました。妻は「しゃぶるでいいんじゃないん」と言っていました。微妙な言葉で非常に素晴らしい表現だと思います。

すわぶる
 <吸う>と<しゃぶる>が合体した言葉
中国地方や九州地方の一部で、実際に使われている方言

 俳優の安倍寛さんがこの言葉を聞いて、大変気に入り女子高校生を見て「すわぶりてー!!」OLを見て「すわぶりてー!!」と連発している記事がインターネットに載っていました。

大江健三郎もこの言葉を小説の中で使っているそうです。
【すわぶる】
「男の子にとってはね」と激しく女子学生はいった。「それ〔胎児〕が殺されたり、育ちつづけたりするのは、私の下腹部の中でなのよ。私は今も、それにしつこく吸わぶられているのよ。傷みたいにそれの痕(あと)が残るのは私によ」
(「死者の奢り」1957.08・『死者の奢り・飼育』新潮文庫 p.31)

 このことばはほかにも「ねずみがそれをすわぶりに来たかどうかは判らなかった」(「鳩」)などと出ています。しかし、辞書は取り上げていないものが多いようです。
 『全国方言辞典』を見ると「なめる。しゃぶる」の意味で、九州や中国地方西部などで使われています。

 大江氏の故郷・愛媛にもあるようです。大江氏は愛媛方言と意識せずに、このことばを使ったんじゃないかと思われます。
 この「すわぶる」は、「しゃぶる」の元になったことばでしょう。なんだか感じが出ています。

      (インターネット「飯間浩明ことばのページ」引用)

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