2009年3月
保育園民間移管
3月18日の予算特別委員会の総括質疑で、公明党のY議員さんが、保育園の民間移管について質疑をされました。このことは、5年位前から広島市は、財政難等の理由から保育園の民間移管を研究してきました。昨年度あたりから具体的な施策となって来ています。これに対して一部の保護者・職員から反対の声が上がり、それを社民党と共産党が応援をしています。
このことで、市立保育園の民間移管を進めようとする
Y議員さんは、この署名・陳情書について質問をされました。署名をしていただくための【ビラ】について1項目づつ市当局に正されました。
(例、民間移管によって、
1、保育力が落ちるのですか?
2、給食が美味しくなくなるのですか?
3、基準服を買わなくてはいけなくなるのですか?等)ビラに書いてあること。
市当局は、一つ一つ丁寧に、現在と何も変わりません。と答えました。Y議員の質問は実際に配られた【ビラ】を使っての質問でしたので、非常に迫力と説得力がありました。私の保育園の民間移管についての考え方は、反対を主張している考え方は、偏りすぎていると感じていました。イデオロギーの道具に使ってはいけないと感じていました。私の住んでいる沼田町には、公営と民営の保育園があります。公営の保育園は同じ町内会にあり、娘と息子はここにお世話になりました。この保育園を改装するときには、私の家の駐車場をお貸ししました。そのような関係深い保育園ですが、入園式・卒園式等に、市会議員になってからも招待状を戴いたことがありません。私立保育園・幼稚園からは、毎年招待状をいただき、良くしつけられ感激的な入園式・卒園式・運動会等に出席しています。このあたりにも、何か問題があるような気がします。
公立保育園の民間移管について
本市では、厳しい財政状況の中で、限られた財源を最大限有効に活用することを前提にしながら、より良い保育サービスを提供していくための財源確保の方法として、平成32年度までに、現在の公立保育園90園のうち20園程度を民間移管(注)することにしており、当面、平成26年度までに以下の5園を民間移管する予定です。
(注)保育園の経営主体が、市から現在市内で私立保育園を運営している社会福祉法人に変わります。
民間移管の実施に当たっては、園児の影響を最小限に止めるため、「公立保育園の民間移管に関するガイドライン」に基づき、一定の経験年数を有する保育士の配置や十分な引継ぎ期間の確保など、十分な対応を行います。
なお、民間移管後も保育料や保育内容等は次の通り変わりません。
・入園手続きや保育料の算定基準、納付方法は変わりません。
・保育内容、行事等は基本的に引き継ぎます。
・園児に対する保育士の数や保育室の面積等の基準は公立保育園と同じです。
・公立保育園と同様に国が定めた「保育所保育指針」に基づいて保育を行います。
・民間移管後に私立保育園になっても、公立保育園及び市内の他の私立保育園と同様に運営費は市が負担します。
市が民間移管するとしている5つの市立保育園
2011年度 原保育園(
2013年度 坪井保育園(
2014年度 竹屋保育園(
追伸
昨日書きましたブログで、月の側に金星が出ていると書きましたが【木星】の誤りでした。訂正をしておきます
桜の開花宣言
昨日(3月22日)広島に桜の開花宣言が出されました。中国5県全部出たそうです。花の見ごろは1週間後の30日前後が一番良いのではないでしょうか。
岡山市の岡山後楽園では桜(ソメイヨシノ)が開花したと3月21日発表しました。02年3月20日の開花宣言に次いで、史上2番目の早さです。平年より10日早く、昨年より5日早い宣言です。
広島市の桜開花は、縮景園(広島市中区上幟町)内にあるソメイヨシノの標準木(標本木とも呼ばれ、4-5本あるらしい?)の開花状況を見て、広島地方気象台から宣言されます。標準木(標本木)の桜の中で3輪以上の花が開いた時点で開花宣言が出されるそうです。
今朝5時AM過ぎの散歩のとき、三日月が東南東の空に出ていました。しの形をしているので下弦の月で、もうすぐ闇夜となるようです。月のすぐ側に、星が輝いていました。たぶん木星だと思います。もう1時間ちょっとで日の出です。春分の日の近くの日の出ですので、真東から出てきます。現在、月は、火山の頂上から出てきています。太陽はもっと東の安佐北区の白木山あたりから出てくるのではないでしょうか。少し薄明るくなりとても気持ちよく散歩が出来る季節となりました。
前にもブログで書きましたが、月の上弦の月・下弦の月の見分け方は、小学校の理科で習います。ひらかなの【う】ならば上弦の月で満ちてくる。【し】ならば下弦の月で減ってくる。
本日の広島市の気象
日の出 6:09・日の入り 18:25
月の出 4:37・月の入り 16:05
予特 問題点
先週の3月18日で、予算特別委員会の質疑は全て終わりました。3月25日の委員会の結論を出し、3月26日の本会議で採決されて平成21年度の予算が決まります。
今回の委員会での審議を通じての問題となるであろう議案
1、地球温暖化対策の推進に関する条例
2、市役所駐車場の有料化
3、職員の勤務時間に関する条例
(その他気になる議案が有りますが、今日はこの3つについて書きます)
1、地球温暖化対策の推進に関する条例
昨年(平成20年9月議会)提案されましたが否決されて、今回、再提出してきたものです。
私としては、この条例は一刻も早く制定して地球温暖化に対して対策を打たなければならないと思っています。
前回の提出のときは、事業者としっかりと話し合っていない・条例の骨子のみで細則が曖昧である。等で否決となりました。
今回は、理事者側は事業者としっかり話し合い理解をしてもらっている。対して何人かの議員は、まだ、話し合いは付いていないと少し主張が違っています。
私の思う問題点
・分譲マンション環境性能の表示等 ・施行日平成21年10月1日(年度途中では不都合が多すぎる)・広島市自身がCO2削減のために何をするかという点で絞りきれていない。等
2、市役所駐車場の有料化
市役所の建物のメンテナンス代・不法駐車の是正・地球温暖化阻止等で、市役所本庁舎の駐車場を有料化しようという条例です。(議員は他の都市と同じ様に除外されている)
私の思う問題点
いくら財政難だといって、税金を納めている市民から駐車料金を取ることは、いくら受益者負担といっても少し無理がある。市役所に来ることは、私事だけではなく市の用事で来ることもある。不法駐車対策については、検討をすれば色んなアイディアが出てくると思います。他の区役所が有料化していないのに、中区役所の扱いはどうなるのか?等で反対をせざるを得ないと思っています。(議員だけ市民と違えるのは市民感情を逆なですると思います)
3、職員の勤務時間に関する条例
この条例は、平成20年12月議会に提出され否決されたものです。3ヶ月後に同じ内容で何も変えずまた、提出してきました。理由は人事院勧告は守らなくてはいけない。法律違反で議会がおかしいと言う内容です。
私の思う問題点
確かに公務員には労働権がない代わりに人事院勧告は作られています。しかし、給料アップのとき、当局は何度も人事院勧告を完全実施していません。また、法律で決まっていることならば、議会にかける必要は無いと思います。議会にかけるということは議会の判断に委ねるということではないでしょうか。このようなことで、何も変えず、前回の議会に提出した議案をそのまま出してきているということもあって考えさせられます。