春暁 2009:03:30:06:44:21

2009年3月30日

 近頃、朝が非常に寝床から離れにくくなっています。昨日(3月29日)は、日曜日ということも有って朝の散歩をサボってしまいました。次の詩を思い出しました。

春暁
春眠不覚暁  春眠暁を覚えず
処処聞啼鳥  処処啼鳥を聞く
夜来風雨聲  夜来風雨の聲
花落知多少  花落つること知んぬ多少ぞ

意味は次の通りです。

春の明けがた、うつらうつら眠っていると、
あちこちで鳴く鳥の聲が聞くともなく耳に入ってくる。
そういえば昨夜の雨や風の音がうるさかったな。
花もどのくらい散ったかな。     孟浩然

孟浩然(もう こうねん、689年 - 740年)

 中国唐代(盛唐)の代表的な詩人。襄州襄陽(現在の湖北省襄樊市)出身。字も浩然。一説には、名は浩だとも言われる。

自然を題材にした詩が評価されており、詩のなかに人生の愁いと超俗とを行き来する心情を詠みこんでいる。日本では五言絶句「春暁」が特に有名である。詩の特徴から王維と孟浩然は「王孟」と並称された。『孟浩然集』がある。

 春先になるとこの詩をよく耳にします。身体的にも、冬から春に変わる時期には変化が現れる時期だそうです。 その変化を受ける大きな要素に、自律神経が影響しているそうです。そして自律神経は光(夜と昼の長さ)に、影響を受けることが知られています。 自律神経系は交感神経系と副交感神経系の二つの神経系で構成されています。一般的に交感神経は活動的に、副交感神経はリラックスするときに使われます。この2つの神経は拮抗的に作用し、ホルモンに影響を与えます。夜の長い冬から春に変わり、夜が段々短くなりますが、体はすぐには反応してホルモンの変化を起こしてくれません。そのため明るくなっても眠いのが続くのだそうです。それと布団の中と外の温度差が影響しているそうです。この時期は温度差が冬ほどありませんが、冬は暖房等をして温度差をなくしています。今からの時期が暖かくなったと言っても、一番温度差が出る時期ではないでしょうか。

早起きは三文の徳(得)春眠暁を覚えず戦いですね。



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