ラグビーワールドカップ 2 2011:09:15:05:04:54
ラグ日ビーになじみのない人には解らない言葉がまだあると思います。また、現場から離れて長くなります。わし氏自身も思い出す意味で、もう少し解説します。授業では、危険防止のため、タックルの代わりにタッチするという方法で「タッチラグビー」をしていました。懐かしく思い出します。
プレーヤーのポジション
ラグビーは15人それぞれにポジションが決まっています。この15人のポジションは、フォワード(FW)と呼ばれる8人と、バックス(BK)と呼ばれる7人に大きく分けられます。
フォワードは主に攻撃を担う選手達です。スクラムを組んだりするのはこの選手達で、相手チームとの激しい肉体のぶつかり合いに負けない、屈強な肉体が求められます。この8人には「体が大きい」「体重が重い」「力が強い」といった能力が求められます。
バックスはフォワードから出されたボールを実際の得点に結びつけるポジションです。また、相手チームの攻撃を最終的に防ぐ「最後の砦」にもなります。この7人には「足が速い」「キック力がある(正確にボールを蹴れる)」「パス廻しが上手い」といった能力が求められます。
フォワード、バックス、これらの中でもさらにポジションによって担う役割が異なります。
基本のプレー
ラグビーは基本的に「走る」「投げる」「蹴る」といった動きで個人はボールをコントロールしますが、チームとして、数名で力を合わせてボールをコントロールする場合もあります。そういったチームとして力を合わせて行うプレーや、防御に関する主なプレーについて以下に説明します。
タックル
ボールを持っている相手プレーヤーに飛びかかり、そのプレーヤーを倒す、もしくはボールを地面に着けさせることを言います。
相手プレーヤーを捕らえ、倒すという行為がタックルになりますので、このプレーには常に危険がつきまといます。そこで、タックルには禁止事項も多く定められています。
【禁止されているタックル】
・肩より上へのタックル(ハイタックル)
・相手プレーヤーがボールを持つ前のタックル(アーリータックル)
・相手プレーヤーがボールを手放した後のタックル(レイトタックル)
・プロレスのラリアットのように相手の首に腕をひっかけて倒そうとするタックル
(スティファームタックル)
スクラム
ボールを所持していたプレーヤーがボールを前に落としてしまったり(ノックオン)、ボールを前に投げてしまったり(スローフォワード)、軽い反則があった後に行われるプレーのリスタート方法です。
両チームのフォワード(FW)8人同士が組み合い、両チームが組み合った中間に、一方のチームのプレーヤー(スクラムハーフ)がボールを投げ入れます。投げ入れられたボールを、投げ入れたプレーヤーのいるチームが足で後ろにかきだし、スクラムを組んだ最後方のプレーヤー(ナンバーエイトやスクラムハーフ)がボールを取り出すことによってプレーが再開されます。
多くの場合は投げ入れたプレーヤーのいるチームのボールとなって再開されますが、相手チームの圧力が強かったりした場合は、ボールを奪われてしまうこともあります。
なお、スクラムでは、組んだ状態のまま回転してはいけません。
モール
ボールを持ったプレーヤーを中心に、両チーム合わせて3人以上が立った状態で組み合った状態をモールと言い、ボールを持ったプレーヤーを中心に、攻めているチームのプレーヤーが力を合わせて押し込み、相手のディフェンスラインを崩すことをドライビングモールと言います。
モールへは、腰をかがめすぎない状態(頭と肩は腰より上の位置)で、他のプレーヤーをしっかり支える形で参加しないといけません。また、いったん組まれたモールを崩したり、モールの上に飛びかかるようなかたちで参加してはいけません。
ラック
地面に転がっているボールを、両チーム合わせて3人以上が立った状態で組み合って奪い合う状態をラックと言います。ラックもモールと同様に、いったん組まれたラックを崩したり、ラックの上に飛びかかるようなかたちで参加してはいけません。
ラインアウト
タッチラインの外にボールが出た時に、タッチラインに対して垂直に並んだ両チームのプレーヤーの間にボールを投げ入れ、ボールを奪い合うリスタートの方法です。ボールを投げ入れるのは、ボールを蹴りだしたチームと逆のチームが行います。(ペナルティキックで蹴り出された場合は、蹴り出した方のチームが投げ入れます)
ボールは両チームの中間地点に投げ入れなければならず、どちらかのチームに有利になるように投げ入れてはいけません。また、投げ入れるプレーヤーは、ラインアウトが形成される(両チームの選手が並ぶ)のを待たずに、すぐ投げ入れることも可能です。このプレーをクイックスローインと言います。
15人のポジション名
ラグビーは15人それぞれにポジションが決まっています。この15人のポジションは、フォワード(FW)と呼ばれる8人と、バックス(BK)と呼ばれる7人に大きく分けられます。フォワード、バックス、これらの中でもさらにポジションによって担う役割が異なります。各プレーヤーのポジション名は以下の図のようになります。
フォワードの8人はスクラムを組む時のメンバーになります。フォワードはさらに3つに大きく分けられ、スクラムを組む時に、最前列で相手フォワードを組み合う3人を「フロントロー」、その後ろで支える2人が「セカンドロー」、スクラム最後列で押し込む3人を「サードロー」と言います。ただ、この配列は少し昔までのもので、現在では「前列3人/中列4人/後列1人」で組みます。そのため、本来であればセカンドローは4人、サードローは1人となるのですが、呼び方は昔のままで変わっていません。また、バックスは「ハーフバックス」「スリークォーターバックス」「フルバック」と3つに大きく分けられます。表にすると以下のようになります。
(インターネット「ラグビーのルール」引用)
ラグビーワールドカップ 2011:09:14:07:24:15
現在、第7回ラグビーワールドカップ2011がニュジーランドで開催されています。第9回大会は日本開催が決定しています。9月10日には日本がフランスと戦いました。力の差は歴然としていますが、後半、21対25と4点差に迫る善戦をしました。
9月10日(土)
×日本 21ー47 フランス●
★フランス 勝点5(ボーナスポイント1点を含む)
IRB ラグビー世界ランキング (2011-09-12)
IRBの発表による、公式なラグビー世界ランキング。毎週月曜発表。
ベスト20
1 ニュージーランド [NEW ZEALAND] 90.55
2 オーストラリア [AUSTRALIA] 88.84
3 南アフリカ共和国 [SOUTH AFRICA] 86.71
4 イングランド [ENGLAND] 83.99
5 フランス [FRANCE] 83.78
6 ウェールズ [WALES] 79.77
7 スコットランド [SCOTLAND] 78.83
8 アイルランド [IRELAND] 78.50
9 アルゼンチン [ARGENTINA] 77.30
10 サモア [SAMOA] 74.54
11 イタリア [ITALY] 73.88
12 トンガ [TONGA] 72.48
13 日本 [JAPAN] 71.95
14 カナダ [CANADA] 71.56
15 フィジー [FIJI] 71.01
16 グルジア [GEORGIA] 70.30
17 ルーマニア [ROMANIA] 65.69
18 アメリカ合衆国 [USA] 65.00
19 ロシア [RUSSIA] 61.92
20 ナミビア [NAMIBIA] 61.24
ラグビーワールドカップ
ラグビー(ユニオン)のナショナルチームの世界一を決定する大会で1987年以降、4年に一度、開催されている。優勝トロフィーは「ウェブ・エリス・カップ」。国際ラグビー評議会(IRB)主催。現在、運営管理はラグビーワールドカップリミテッド(RWCL)に委託されている。
1987年5月(5/22?6/20)ニュージーランド・オーストラリアの共催で記念すべき第1回大会が開催された。
キャプテンSHディビット・カークの巧みなゲームメイク、世界中のラグビーファンの度肝を抜いたWTBジョン・カーワン(現・日本代表ヘッドコーチ)の90メートル独走トライなど数々の伝説を残して開催国ニュージーランドが初代チャンピオンに輝いた。
それ以降の4年に1度のラグビー世界No.1決定戦として開催され、今大会で7回目となる。
参加国は20チーム、シードされる12チームを除く8枠の出場権をかけ世界5大陸の国と地域が予選に参加。3年間に及ぶ過酷な大陸予選が繰り広げられた。
今大会の決戦の舞台はニュージーランド
世界最強と言われるニュージーランド代表「オールブラックス」の地で、優勝の栄誉ウェブ・エリス・カップを手にするのは?
大会規模は開催ごとに大きくなっており第6回の大会収益は216億円を超え、今やスポーツイベントとしてはFIFAワールドカップ、夏季オリンピックに次ぐ世界で3番目に大きな大会となっている。 大会テーマソングは『World in Union』。アム:ノースハーバースタジアム(オークランド)
ラグビーは観ていて難しく感じる方もいると思います。レフリーが、反則の時差す手の上げ方も最初は戸惑いました。サッカーでは攻める方向を指し示しますが、ラグビーではあなたのチームのボールですよと指示します。全く反対です。難しく感じますが、ラグビーを見ていると体と体のぶっつかる迫力はたまりません。2019年には日本で開催されます。ラグビーにも興味を持って欲しいと、少し簡単に説明します。
得点
【反則】
ラグビーはプレーヤー同士の激しい体のぶつかり合いがプレーの醍醐味でもあります。しかし、同時にこの激しいプレーは、常に怪我をする危険と隣り合わせです。そのため、ラグビーでは細かく反則行為が定められています。
・ノックオン
ボールを所持していたプレーヤーがボールを前に落としてしまったり、パスを受けようとしたプレーヤーが受け損なって前にボールを落としてしまうことを言います。相手ボールでのスクラムで再開します。
・スローフォワード
ボールを前に投げてしまった場合の反則です。相手ボールでのスクラムで再開します。
・ノットリリースザボール
タックルを受けて倒されたプレーヤーが、ボールを手放さなかった場合の反則です。タックルを受けたプレーヤーはプレーの続行が禁止されているので、ボールは速やかに手放さなければなりません。この反則を犯せば相手チームにペナルティキックが与えられます。
・オフサイド
ボールを持っているプレーヤーより前にいるプレーヤーは、プレーに参加することが禁じられています。ボールに触れることはもちろん、ボールより前で相手チームの妨害をしたりすることも禁止されています。このように、ボールのある位置より前からプレーに参加した場合の反則を言い、相手チームにペナルティキックが与えられます。
・オーバーザトップ
モールやラックになった状態で、相手側に倒れこんでボールが出るのを妨げる反則を言い、相手チームにペナルティキックが与えられます。
・ピックアップ
スクラムやラックになった状態で、ボールを拾い上げてしまうことを言い、相手チームにペナルティキックが与えられます。
・ノットストレート
スクラムやラインアウトの時に、ボールを投げ入れるプレーヤーが両チームの間にまっすぐ投げ入れなかった場合を言います。相手ボールでのスクラムで再開します。
(フリー百科ウキペディア引用)