ランチョンテクニック 2012:03:28:07:22:05
日本の国はまだまだ「ノミニケーション」が多く通用する国だ。と言われています。外国でも食事をしながらの会議や交渉ごとは沢山あります。食事をしながら交渉ごと会議をするとうまく行くと言う心理学の学説が有ります。その事を生活の中で体験的にやっているのが日本の「ノミニケーション」ではないでしょうか?その事をランチョンテクニックと言うそうです。
ランチョンテクニック
心理学者のグレゴリー・ラズランが研究し、明らかにしたものにランチョンテクニックというものがあります。これは、飲食をしながら相手と交渉する手法で、おいしい食事や楽しい時間が話しの内容にポジティブに結びつくというものです。簡単にいうと、食事中に聞いた話しや、その時にいた人のことを好きになるようです。政治や経済の世界でも、この代表的なテクニックが使われることが多いのは、その効果が十分に認識されているからです。 料理や雰囲気を楽しみたいという思いから食事中は対立を避けようとするため、要望や交渉事が受け入れられる確率が上がります。おいしいものを食べると、心地よい感情「快楽」が生まれます。そして、食事中に聞いた話は、「快楽」と結びつきます。これは、「連合の原理」というもので、おいしい食事をしていたときの場面を思い返すと、心地よい体験がよみがえるので、そのときの話題や話し相手に対する好意度が高まるというわけです。
花見の季節がやってきます。「ランチョンテクニック」を信じて企画しましょう。
野鳥激減 2012:03:27:07:52:58
今朝(3月27日)NHKラジオの5時13分からの「あさいちばん」と言う番組で野鳥が激減しているというレポートを放送していました。「ふるさと元気情報(1)愛媛」と言うコーナーで佐多岬半島の話でした。
佐多岬半島は野鳥の楽園で、本州最西端で東から西へ西から東への渡り鳥が必ず立ち寄る半島だそうです。その半島に異変が起きているというレポートでした。例年この半島に冬は多くの野鳥がいて特にこの春先はやかましいくらいさえずっている沢山の野鳥がいるそうです。山に食べるものが沢山あるから里に下りてこないのかと、山に入ってみるとドングリ等の木の実や餌になる草等も沢山あるのに野鳥が非常に少なくなってきているそうです。
餌ではない。野鳥は自然現象に非常に敏感だから何か天変地異が起こらなければいいが、南海地震が近いのではないかと話しておられました。
そう言えば、我が家でもこの冬は野鳥が非常に少なかった気がします。例年、ヒヨ鳥が集団でやって来てクロガネモチの赤い実を食べつくして行きます。その下は糞だらけになっていました。今年はクロガネモチの赤い実も、南天の実もたわわに実ったままです。
シジュウガラ、ショウトウ、メジロ、ヤマガラ等もほとんど来ませんでした。理由が解りません。
クロガネモチの赤い実がしっかりと残っています
スズメも激減しています。スズメについては色々な研究が進んでいるようです。
現在日本に生息するスズメの個体数は1800万羽ほどで、1960年代に比べ10分の1ほどに激減してると環境省が発表しました。
また、立教大理学部の研究によると、20年前との比較でも最大80%減、少なく見積もっても半減しているとの調査結果が出ています。
では、いったいなぜスズメがここまで激減してしまったのでしょうか?
主に生活環境の変化ではないかと推測されています。理由として挙げられているもは次のようなものです。
1、木造住宅の減少により屋根瓦や建物の隙間など、巣作りの場所が困難となった。
2、田畑のコンバインの普及で餌となる落ちモミが減った。
3、未舗装の小道や空き地が減り、植物の種などの餌が減った。
4、都市部での空き地や草原の減少。
5、減反によって水田面積が減った。
しかし単なる環境の変化と言うには不可解な面もあり、たとえば北海道では2006年に全道各地で突然スズメが姿を消したというニュースが新聞に掲載されています。このスズメが減っている現象は日本だけではなく、世界的に起きているようです。
朝日新聞:スズメなぜ消えた 英国で9割減
英国中の街角をにぎわせていたスズメが、すっかり姿を消してしまった。ロンドンではイエスズメがこの5年で半減、英国全体でスズメは過去25年で9割も減った。地球温暖化、伝染病からチェルノブイリ原発事故の影響まで諸説が飛び交うが、原因はナゾ。「人里を好むスズメが消えたのは、人間にとってもよくない環境変化が進んでいる兆候」と、英政府が原因究明に乗り出した。
(via:野鳥ニュ?スNo.508)
他にも伝染病説など諸説あるようですが、はっきりしたことはわかっていません。
農家にとっては実った稲のモミ米を食べてしまうスズメですが、春は害虫や雑草の種を食べてくれるなど益獣の役目も果たしてくれるため、持ちつ持たれつつの関係にあるそうです。
現段階では心配するような個体数では無いと思われますが、減り出すと絶滅へと転げ落ちていくそうなので、早期の原因究明を待ちたいところです。