広島市総合計画 2009:05:16:06:38:14
昨日(5月15日)、次期「広島市基本構想・基本計画」の素案に対する質疑が行なわれました。5月11日説明された素案に対する質疑を各会派の代表が行ないました。この質疑を取りまとめ7月に審議会に諮問し、9月頃に議会に説明、質疑を行いこれから10年間の広島市のあり方を決めてゆきます。10年先、広島市がどう有りたいと言う計画を立てる作業をしているのですが、現在、中心となって計画を立てている役人さんで、10年後に責任の持てる人は誰もいません。時の首長によって中身はずいぶん変わってきます。現在の総合計画は、前市長の立てた計画です。実施できなかった事業の一覧が出されましたが、財政難のためと言う理由が一番多く、市長が変わったためと言う理由はありませんでした。そういう意味でも、当たり障りのない、全てをもうらしたような計画になってしまうと素案を読んで感じました。その中でとりわけ、現市長色が、平和問題の項にはよく出ていると思いました。
現行の基本計画の計画期間が平成22年度(2010年度)で満了するため、それまでに総合計画(基本構想及び基本計画)の改定を行う必要があります。
広島市は、平成19年(2007年)11月29日に広島市総合計画審議会へ総合計画改定についての諮問を行い、現在、改定作業を進めており、平成21年度(2009年度)には総合計画の改定を行う予定です。総合計画は、幅広い市民生活にかかわる市の仕事を、計画的・効率的に行っていくため、市政推進の基本的な方向を定めるものです。
総合計画とは
総合計画は、幅広い市民生活にかかわる市の仕事を、計画的・効率的に行うための基本的方向を定めるものであり、「基本構想」「基本計画」「実施計画」で構成しています。これらを基に毎年度の予算を編成し、具体的な施策を進めています。
・基本構想:市の将来像とそれを実現するための施策の構想などを定めるものです。市議会の議決を経て策定します。(【現行】平成10年(1998年)6月?)
・基本計画:基本構想を達成するための施策の大綱を総合的・体系的に定める長期計画です。市議会の議決を経て策定します。(【現行】平成11年度(1999年度)?平成22年度(2010年度))
・実施計画:基本計画の実施のために必要な事務事業の計画などを定める中期計画です。(【現行】平成20年度(2008年度)?平成22年度(2010年度))
記者会見(二葉の里地区整備) 2009:05:15:06:15:16
昨日(5月14日)、広島市は記者会見をして次の発表をしました。
JR広島駅北西に広がる二葉の里地区(広島市東区)の整備について、広島市・広島県・中国財務局・JR西日本・独立行政法人都市再生機構が、都市基盤整備・改札口へ入らず広島駅を南北に通り抜ける歩行者用自由通路を設置するなどの計画で合意し、【二葉の里地区の整備に関する基本協定】を締結しました。土地区画整理事業は平成22年度に始まる予定です。
二葉の里地区は約13・5ヘクタール。未利用の国有地(約6・2ヘクタール)や、JR広島鉄道病院などのJR所有地(約5・7ヘクタール)をインフラ整備するなどの再開発を行い、最終的に民間の開発事業者などへ売却します。市など関係機関で作るまちづくり推進協議会は、昨年3月に基本計画で合意し、基本協定の検討を進めていました。
基本協定では、市とJRが、広島駅の2階部分に南北自由通路を設置することや、独立行政法人都市再生機構(UR)が実施主体となって22?25年度にかけて道路や緑地建設などの区画整理を行うことが主な内容となっています。
自由通路は長さ約180メートル、幅約15メートルとなっています。現在の広島駅構内でホーム間などをつなぐ跨線橋を撤去して同じ位置にかける予定です。駅ビルや現在の改札口はそのまま残り、二葉の里地区の玄関口となる駅北側の新幹線口広場周辺には、自由通路からつながる高架歩道を整備します。これにより広島駅を南北に抜ける通行客の利便性の向上が期待されます。
また、撤去する跨線橋に替え、自由通路に並行して西側に新たに跨線橋を設置します。そして自由通路西側に改札口を新設し、駅の利用ができるようにする予定だそうです。早ければ平成28年ごろに完成すると担当者は言っていました。
自由通路の総工費は約120億円で、市が約9割、JRが約1割負担となっています。区画整理は事業費約72億円で、国と市が3分の2、残りを土地売却益などでまかなうと説明がありました。
このことのために、広島市は平成21年度(2009年度)に、都市計画手続きを行ないます。