記者会見(二葉の里地区整備) 2009:05:15:06:15:16
昨日(5月14日)、広島市は記者会見をして次の発表をしました。
JR広島駅北西に広がる二葉の里地区(広島市東区)の整備について、広島市・広島県・中国財務局・JR西日本・独立行政法人都市再生機構が、都市基盤整備・改札口へ入らず広島駅を南北に通り抜ける歩行者用自由通路を設置するなどの計画で合意し、【二葉の里地区の整備に関する基本協定】を締結しました。土地区画整理事業は平成22年度に始まる予定です。
二葉の里地区は約13・5ヘクタール。未利用の国有地(約6・2ヘクタール)や、JR広島鉄道病院などのJR所有地(約5・7ヘクタール)をインフラ整備するなどの再開発を行い、最終的に民間の開発事業者などへ売却します。市など関係機関で作るまちづくり推進協議会は、昨年3月に基本計画で合意し、基本協定の検討を進めていました。
基本協定では、市とJRが、広島駅の2階部分に南北自由通路を設置することや、独立行政法人都市再生機構(UR)が実施主体となって22?25年度にかけて道路や緑地建設などの区画整理を行うことが主な内容となっています。
自由通路は長さ約180メートル、幅約15メートルとなっています。現在の広島駅構内でホーム間などをつなぐ跨線橋を撤去して同じ位置にかける予定です。駅ビルや現在の改札口はそのまま残り、二葉の里地区の玄関口となる駅北側の新幹線口広場周辺には、自由通路からつながる高架歩道を整備します。これにより広島駅を南北に抜ける通行客の利便性の向上が期待されます。
また、撤去する跨線橋に替え、自由通路に並行して西側に新たに跨線橋を設置します。そして自由通路西側に改札口を新設し、駅の利用ができるようにする予定だそうです。早ければ平成28年ごろに完成すると担当者は言っていました。
自由通路の総工費は約120億円で、市が約9割、JRが約1割負担となっています。区画整理は事業費約72億円で、国と市が3分の2、残りを土地売却益などでまかなうと説明がありました。
このことのために、広島市は平成21年度(2009年度)に、都市計画手続きを行ないます。
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