6月定例会一般質問 2 2010:06:27:06:12:31

2010年6月27日

 今日は6月定例会一般質問の2番目の項目について掲載します。

次に、広島駅新幹線口地区整備についてです。
 3月の予算特別委員会で若草地区市街地再開発に保留床取得資金の貸付として40億円を無利子で貸し付け期間を25年として貸し付けることを可決しました。
 市当局は、新幹線口に幽霊屋敷が出来るという説明を繰り返しました。そのため、やむなく可決したのでした。
 その議論の中で事業主体は大丈夫かという質問が多くありました。その事業主体である大和システム株式会社が債務超過に陥り、事業再生ADR手続きの申請をしたと6月1日に報告がありました。
 メインバンクの三井住友銀行が大丈夫だといっているそうですが、この金融不安の状況の中、いつ変更されるかもわかりません。まだ、予算を執行していないと思いますので、状況がはっきりするまで凍結してはいかがですか。市民の大切なお金です。市長さんが連帯保証人となるくらいの気概と安全度がありますか。
 また、事業参入するホテル・テナントは決まっていると、ずっと言ってこられましたが、そろそろホテル名・テナント名を公表されたらいかがですか。お聞きします。まだ、決まっていないのなら何故公表出来ないかを含めた現在の状況をお知らせ下さい。

答弁

 2 広島駅新幹線口地区整備について
(答弁)(都市活性化局長)
(1)無利子貸付について
 若草町地区市街地再開発事業に出資している大和システム株式会社は、今月1日付けで、経営再建のため取引先金融機関に債務の一部免除を協議する事業再生ADR手続きの申請が受理されたことを公表しました。
 この事業再生ADR手続きは、金融機関のみを対象としたものであり、本事業に影響を与えるものではありません。
 また、若草町地区の保留床管理法人は、特別目的会社として倒産隔離されており、その運営に影響することがない仕組となっています。
 管理法人への具体的な貸付手順等については、現在、関係金融機関等と協議を行っており、本市の貸付については、ホテル・ビジネス棟が完成後、登記等の諸手続きが整い、本市以外の関係者の出資及び融資が確実に実行されることを確認した上で、実施することにしています。

(2)出店予定のホテルについて
 ホテルについては、施行者と出店予定の外資系ホテルが、本年3月31日付で運営委託の基本合意書に調印しました。
 その後、施行者では、契約書の作成や法務審査等の作業を進めてきており、運営委託契約の締結は今月末の見込みであると聞いています。
 なお、外資系ホテルとの契約上、ホテル名については運営委託契約の締結後でないと公表できないと聞いています。

(3)テナントの状況について
 ホテル以外のテナントの募集状況について、施行者からは、出店交渉中のため現時点で公表はできないが、商業テナント、業務テナントとも合意に達したものもあり、引き続き、テナント誘致を進めていくと聞いています。

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6月定例会一般質問 1 2010:06:26:06:32:14

2010年6月26日

 6月定例会での私の一般質問(6月15日)の答弁と質問をけいさいします。質問は9,524字(約30分)の文章ですので1項目づつ掲載します。少々長い文章となりますがお許し下さい。私の質問は下記をクリックしていただければ開きます。

 答弁は今まで当局が主張してきた内容を一歩も出ていませんでした。型どおりの答弁で再質問をする気にもなりませんでした。また、質問に答えていない部分が沢山ありました。都合の悪いことは答えないと言うのが当局の姿勢です。興味のある方は広島市議会ホームページでビデオが見れます。

旧市民球場についての質問.doc

以上をふまえて質問します。
1、旧市民球場解体が現実のものとなった時点で、「オールフォー広島」「旧市民球場フォーラム」と市の提案に異議を唱える市民団体が活動を開始しました。これまで市長の提案に対して異議を唱える市民団体は存在しませんでした。子供条例についても異議を唱える市民団体がでています。このことを市長はどのように考えておられますか。

2、7月いっぱいで市民使用を中止するとされていますが、夏休みの子どもたちが旧市民球場に行くのを楽しみにしています。何故そんなに旧市民球場の解体を急がれますか。お聞きします。

3、市長は4年間も説明・意見を聞いてきたと言っておられますが、商工会議所の現在地から移転の提言は平成20年8月でした。このことを受けて事業内容がずいぶんと変わってきています。ここがスタートと考えるべきではないでしょうか。この点を如何に考えられますか。

4、商工会議所の現在地の面積はいくらありますか。また、計画案に移転したときの面積はいくらになりますか。

5、5月末までにイメージパースをつくる。と発表されました。それを作るには平面図が必要なはずなので当局に5月はじめ請求しました。そのとき商工会議所に了解を得るための話し合いをしているのでお見せできませんとの解答がありました。何時、商工会議所の了解を得られましたか。また、商工会議所が機関決定されたのは何時ですか。

6、移転が現実となったとき、商工会議所の跡地は広島市が買い取るのですか。また、移転先の土地はどこが買い取るのですか。都市計画変更の手続が必要になると思いますが、どのようにお考えですか。もし、都市計画変更をした場合、現在と土地の価格等が変わるのではないですか。
  お答え下さい。
7、新球場建設時に旧球場で建て替えれるとした案を提出しましたが、今回も広島市ワイワイスタジアム案を作りました。その案を採用していただいて使用しながら市民合意を得、得られないなら最初のコンペからずいぶん変わった案となっていますので、もう1度やり直してみてはいかがですか。十分に。時間はあると思います

8、先ほど読みましたFAX文章を聞かれて感想はいかがでしょうか。

答弁

1 旧市民球場について
答弁(市長)
1 旧市民球場跡地の活用について、新球場建設の経緯を含め、改めてご説明します。
 平成16年(2004年)のプロ野球再編論議の中、旧市民球場の老朽化や機能面に多くの課題があることから、新球場建設の機運が高まり、新球場建設促進会議の議論を経て、平成17年(2005年)9月に、ヤード跡地に新球場を建設することを決定しました。
 その際、旧市民球場跡地について、経済4団体から、できるだけ早く広域的なにぎわいを創出するため、集客力のある施設を整備するよう、強い要望がありました。

2 これを受け、平成17年度(2005年度)から、旧市民球場跡地の活用について検討を進め、これまで各段階において市民等から意見を聴きながら、4年半にわたり手順を踏んで検討を進めてきました。
 まず、市民や民間事業者から意見や提案を募集することから始め、その結果、平成19年(2007年)8月に選考委員会から、球場は解体し、広場や飲食物販施設等の整備を内容とする2件を優秀案とする選考結果の報告がありました。
 その後、平成20年(2008年)9月に、選考された2件の優秀案を基本に、市民等からの意見や商工会議所からの提案を踏まえ、「現球場跡地利用の基本方針(たたき台)」を作成、公表し、市民や各種団体から意見をお聴きしました。
 これらの意見を総合的に踏まえ、昨年1月に跡地利用計画を策定し、公表しました。
 市民から寄せられる意見は多種多様であり、その内容には相矛盾する意見もあることから、全て取り入れることはできませんが、できるだけ多くの意見の反映に努めてきました。

3 この跡地利用計画では、全体を環境にやさしい緑地空間として整備することにしています。中央には市民広場を設け、四季折々に様々なイベントを実施することなどにより、年間を通じたにぎわいを創出していきたいと考えています。
 6月1日には、こうした跡地整備の概要をわかりやすく示したイメージパースやイベントの様子がわかる資料を公表しました。
 市民の方々には広報紙や市ホームページ等を活用し、広くお示しするとともに、商工会議所を窓口に、地元商店街等にも丁寧に説明し、理解を得ていきたいと考えています。

4 旧市民球場跡地の活用については、都心のにぎわいを創出し、一層の魅力づくりを進める必要があること、また、長年の懸案である商工会議所ビルの移転や、平成25年(2013年)春には、新たに整備する市民広場を利用した全国菓子大博覧会の開催も予定されていることから、速やかに跡地整備を進めていく必要があります。
 先の第1回定例会において、球場物品の有効活用や球場解体のための予算は認められており、このたび再度提出した旧市民球場条例を廃止する条例案を認めていただき、跡地整備を着実に進め、都心の活性化を一層図ってまいりたいと考えています。

1 旧市民球場について(都市活性化局長)
1) 4年間意見を聴いてきたというが、商工会議所から移転の提言のあった平成20年8月をスタートと考えるべきではないか。

 旧市民球場跡地の活用については、先ほど市長が御答弁申し上げたとおり、平成17年度(2005年度)に市民や民間事業者から提案を募集することから検討を始めました。
 昨年1月に策定した跡地利用計画は、商工会議所からの提案を踏まえ、商工会議所ビルの移転を盛り込んでいますが、平成17年度(2005年度)に募集した民間事業者の提案の中から、検討会議や選考委員会において選考された2件の優秀案を基本に策定したものです。

2) 商工会議所の現在の敷地面積と移転先の敷地面積はいくらか。

 商工会議所ビルの現在の敷地面積は、約1,800平方メートルです。
 移転先の敷地面積については、高さ制限や用途地域などを踏まえ、商工会議所において、現在の商工会議所ビルと同等の床面積を確保することを前提に検討がなされ、球場跡地東側の約3,000平方メートルの敷地に移転する計画としているものです。

3) イメージパースを公表することについて、いつ商工会議所の了解を得たのか、また機関決定がされたのは何時か。

 これまで、商工会議所と商工会議所ビルの移転に向けた協議を進めてきており、昨年度実施した基本設計を踏まえ作成した平面図に基づいて、移転後の商工会議所ビルを盛り込んだイメージパースを公表することについて、5月末に了解が得られたものです。
 これを受け、6月1日に球場跡地整備のイメージパースや平面図を公表しました。

4) 商工会議所の跡地や移転先は誰が買い取るか、また、都市計画変更が必要であると思うがどう考えるか。都市計画を変更すると土地の価格が変わるのではないか。時間的経緯はどうか。

 商工会議所ビルの移転に伴い、移転先となる国有地を公園区域から除くとともに、現在の商工会議所ビルの敷地を新たに公園区域に入れることや用途地域などの都市計画変更の手続きが必要になります。
 来年度、都市計画変更後において、商工会議所ビルの移転先となる国有地について、市が事業用代替地として一旦取得し、その後、商工会議所に売却する予定としています。
移転先となる国有地の価格については、都市計画変更を踏まえ、今後、国において鑑定評価がなされる予定です。
 現在の商工会議所敷地については、商工会議所が移転した平成25年度(2013年度)以降、現商工会議所ビルの解体後、市が取得し、公園として整備する予定としています。

 


 

 

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