【地域だより】安佐南区学区体連研究大会 2009:11:07:07:01:56
昨日(11月6日)、19時より毘沙門の酔心に於いて平成21年度安佐南区学区体育団体連合会の研究大会がありました。
講師は、元広島市助役(副市長)森元弘志(もりもとこうし)氏でした。私が議員になった時の助役です。
森元氏は昭和36年高等学校の体育教師になられ13年間教育現場におられ、昭和52年広島市教育委員会社会体育課という行政畑に変わられ、平成14年まで教育長・助役という行政の道を歩まれました。
昭和52年、議会から「ワールドカップ」を広島市で開催したらという意見が出されチャンスだと思い検討されたそうです。
検討の結果サッカー場施設その他設備等で断念されたそうです。その後、オリンピック開催の意見も出され検討されましたがこれも同じ様な理由で断念されたそうです。この時の検討が、平成6年の第12回アジア大会開催の基礎となったそうです。
また、日韓ワールドカップ開催地断念については、当時の平岡市長は開催に意欲的だったそうです。そのため現在の新球場跡地にサッカー・野球の出来るドーム球場(札幌ドーム)を計画したそうです。
しかし、開催日程に間に合わないということで、ドーム球場は断念せざるを得なかったそうです。
そこでビックアーチで行なうという案に戻りましたが、途中から屋根をかけなければ開催できないという条件が付いたため、屋根かけを検討しましたが150億円かかるということと、前回のワールドカップアメリカ大会の施設にはほとんど屋根はかかっていなかったということで、屋根かけは断念して立候補しました。その結果落選しました
なぜスポーツイベントをしたかったかは、イベントをすることで競技場が出来、スポーツ振興が一気に進む、都市インフラが出来、都市機能が向上する等の効果が期待できたからだと話されました。
経験を基にした興味ある話を1時間聞きました。あっという間の1時間でした。
現在、広島市長さんは2020年にオリンピックをやりたいと手を挙げておられます。
また、2018/2022FIFAワールドカップは早々と断念されました。この断念はほとんど検討もされずに断念されたように見えましたので調べてみました。
(平成21年)
9月25日 自治体・都道府県協会向け説明会の開催
10月30日 自治体が日本招致委員会へ提出する「立候補意向表明書」の締切
※ 日本招致委員会から当該意向表明書を提出しないと1月8日締切の正式申請書は受け 付けられない旨の説明があった。
(平成22年)
1月 8日 自治体が日本招致委員会へ提出する「立候補正式申請書」の締切
以上のスケジュールが発表されています。
しかし、広島市からのワールドカップ日本招致委員会へ11月4日早々と申請見送りの連絡をしました。理由は以下の通りです。
本市は、
1)2020年オリンピック招致の検討に集中して取り組むことにしたい。
2)オリンピックと並ぶ二大スポーツイベントの一つであるワールドカップについては他都市で取組んでいただきたい。
との考えからこのたびのワールドカップ立候補申請は見送ります。
2020年のオリンピック・2018/2022FIFAワールドカップどちらも約10年後の話です。同じスポーツイベントです。同時進行でも良かった気がします。どちらかと言うとワールドカップのほうが可能性が有ると思います。考え方に偏りを感じます。
どちらも広島で出来たら良いなと思っています。
コメントをどうぞ