60歳からの主張 2012:04:17:07:09:52

2012年4月17日

 今朝は記事がないのでインターネットの中をうろうろしていました。その中で「60歳からの主張」という記事を見つかました。
 恒例のサラリーマン川柳も面白いですが、この全国老人福祉施設協議会の「60歳からの主張」川柳部門というのも、どうしてどうして、なかなか面白いとおもいました。
 しかしこれらの作品のウィットさには舌を巻きます。このシルバー世代の川柳は、誰にでも近付いてくる老いを笑い飛ばしているのが素晴らしいと感じます。考えようによっては、がく然とするような体の老いも、視点を変えて前向きに捉えています。それが出来る人は、たぶん長生きするのだろうと思います。私もこの年齢に入りました。紹介をしておきます。

「60歳からの主張」の川柳より

・<喜寿祝い寿司(すし)に集まり我(わ)れ孤独>
・<子や孫が無理はするなとこきつかう>
・<物忘れ嘆くな頭のダイエット>
                優秀作3作

・<ときめきが動悸(どうき)にかわる古稀(こき)の恋>
・<掛けてきた年金実は賭けていた>
・<日本発武士道にない派遣斬(ぎ)り>
・<敗戦国興して老後報われず>
・<カラオケで美声聴かせて入れ歯落ち>
・<置き場所を思い出せない備忘録>
・<角が取れ丸くなるのは背中だけ>
・<遼君のスイング真似(まね)て腰痛め>
・<定年前の肩書き言うな居酒屋で>
・<買った墓地嫌いな奴(やつ)の相向かい>
・<新婚と思って老々介護する>
・<補聴器が老妻の愚痴ひろってる>
・<老妻とダジャレの応酬日々楽し>
・<婆(ばあ)さんや茶柱立って何がある>
(2010/2/15付け朝日新聞「天声人語」より)



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