立春 2012:02:04:07:59:34
寒い日が続きますが、昨日(2月3日)は節分でした。本日は立春です。各季節の最終日が”節分”です。もともとは季節を分けることを意味していて、新しい季節を迎えるに際して災厄を払う行事が行われていました。
立春はまた、旧暦では1年のはじまり(正月)は立春から と考えられていて立春の前日、つまり節分(2012年は2月3日)は豆まきを行い邪気を払って 春と共に福を呼び込む準備をしたり恵方巻を食べる風習もあります。
季節の中でも春の始まりである”立春”は、1年の始まりと考えられていました。”春を迎える“ための節分は特に重要なものなので、災厄を象徴する鬼に豆をぶつけて追い払い、1年の無病息災を願う“豆打ち・豆撒き”が行われるようになりました。
豆まき
鬼が出入りするという鬼門の方角は丑寅の方角なので、「鬼は牛のような角と体、虎のような牙と爪を持っていて、虎の皮を身につけている」と考えられていました。
宮中での追儺の儀式のように矢などで追い払っても良かったんですが、そんな物騒なものではなく、「鬼は外?」と大声をあげながら、鬼役に炒った大豆をぶつけながら巻き散らかす方が、楽しいから広まりました。
ちなみに炒った大豆を使うのは、鬼を打った大豆から芽が出てきたら縁起が悪いからです。
恵方巻き
無病息災や商売繁盛を願い恵方巻きを食べるという、習わしがあります。2012年の恵方は、北北西です!恵方巻きは、その年の「恵方」に向かって目を閉じ、願い事を浮かべながら太巻きを丸かぶりします。
ちなみに、恵方巻きを食べるという習慣や習わしが浸透しているのは関西から南側が多く、現在も節分の日に恵方巻きを食べる人が多いのは主に西日本だと言われています。
恵方巻きは、七福神にちなんで7つの具を入れることで福を招き入れる、という説もあるようで、恵方巻きの中身には一般的に、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、だし巻玉子、ウナギ、でんぶ、紅生姜などの具が入れられています。
【正しい豆まきで心機一転、春を迎える】
正しい豆まき?
炒った大豆は升に入れて、まず神棚へお供えします。升がなければ、紙を折って作ればいいですね。神棚がない場合は、目線より高い場所に置きます。
夜に、一番奥の部屋から玄関へと順に行います。(南西の裏鬼門から北東の表鬼門の方向へと、鬼を追い出して行く場合もあるようです。)
部屋の窓や戸を開けて、「鬼は外ー、鬼は外ー」と外に向かって豆を撒きます。次に「福は内ー、福は内ー」と中に向かって撒きます。鬼を圧倒するような“元気で大きな声”がポイントです。
そしてすぐに窓や戸を閉めます。鬼が戻ってこないように大きな音を立ててピシャリと締める方が良いとされています。
追伸
立春朝搾りと言う酒が有るそうです。
立春朝搾りってどんなお酒?
立春の日の朝に搾りあがったばかりのお酒を、その日のうちに届けます。
2月4日(土)、立春朝搾りに参加した日本名門酒会加盟の酒販店でのみ限定販売されます。
春を迎えるめでたき立春の日にふさわしい祝い酒が〈立春朝搾り〉。節分の夜から一晩中、もろみを搾り続け、立春の早朝に搾りあがったばかりの生原酒を、 その日の夜に皆さまのお手元にお届けします。
朝できたばかりのお酒を夜に飲めるのだから、このうえなく新鮮。もちろんいっさいの火入れをしない生酒、しかも原酒です。酒蔵でしか味わえないフルーティな香気と、躍動感あふれる生まれてたて新酒の味わいを居ながらにして楽しめます。
この酒が味わえる酒蔵が全国23蔵あるそうです
昨日、我が家でも豆まきをしました。「鬼は外!福は内!」
久し振りの福内(家)でした。
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