ライフコミュニケーションサービス 2012:01:19:07:00:45

2012年1月19日

 インターネットでNECBusiness Solution Newsが送られてきています。その記事の中の興味ある記事を見つけました。岐阜県白川町のAndroid(TM)搭載タブレット端末「LifeTouch(R)」を活用して独居世帯の安否確認や見守りなどを行うシステムです。白川町の人口は1万人弱です。広島市とは比較になりませんが面白いシステムなので興味を持ちました。

 白川町は独居世帯に対する見守りサービスとして、これまで、社会福祉協議会等による電話連絡や民生委員による訪問など、福祉対策を行ってきました。このたび、福祉対策強化の一環として、本システムと町内に整備された地域ネットワーク(光ケーブル)をベースに、独居世帯と自治体が「LifeTouch」の画面上で日々の連絡をとり、自治体の負担軽減をしながら一層きめ細やかな見守りを実現します。
 本システムは、2012年1月末から35世帯で利用が開始され、順次、独居世帯への見守りサービスのさらなる展開を計画しています。

   ライフタッチ.png

白川町のシステム利用概要は次の通りです。

 独居世帯に「LifeTouch」を配布。自治体から「朝食を食べたかどうか」などの見守りメッセージを独居世帯の「LifeTouch」に定期的に送信。各世帯は「LifeTouch」の画面上のボタン(「はい」「いいえ」他)に触れるだけの簡単操作で様子を知らせることが可能。


 日々のやり取りのデータは、世帯単位や全世帯の軸で自動集計・グラフ化が可能。自治体は、この集計データから各世帯の変化・兆候や、全体の傾向を素早く捉え、新たな施策に結びつけることが可能。


 従来の人を介したお宅訪問に加え、「LifeTouch」画面全体に写るテレビ電話を利用することで、顔を見ながらのコミュニケーション頻度を高め、より手厚いサービスを実現。


 「LifeTouch」画面上のボタン配置色合い・文字サイズのカスタマイズを行い、IT環境に不慣れな独居世帯(高齢者世帯)にやさしい操作を実現。端末に触れるだけの簡単操作で、好きな写真などの自動表示も可能。1機能あたりの価格は840万円だそうです。

   イメージ図.png

「ライフコミュニケーションサービス」は「LifeTouch」などのタブレットを活用し、以下の機能を提供します。

見守り機能
 テキストや音声メッセージによる「お元気伺い」の安否確認機能。複数の手段により、より最適な見守り環境が構築できる。また、ワンタッチで緊急通報ができる機能もオプションとして追加可能。


テレビ電話機能
 高齢者でも扱いやすいシンプルな機能と操作で利用できるテレビ電話機能。音声とカメラ映像により、顔と声を確認しながらの様子伺いなど、細やかなコミュニケーションが可能。


電子回覧機能
 従来の回覧板に代わり、行政からの情報をテキスト・音声・動画・画像などで各端末に一斉配信。通常のメールとは異なり、重要情報としてポップアップ表示されるため、情報が埋もれることなく素早く分かりやすく伝達できる。また、災害情報等の緊急情報の場合は、緊急音(サイレンのような音)と同時に表示が可能。


買い物支援機能
 外出することなく、地域各店舗が登録した商品を注文できる機能。タブレット端末上での簡単操作で、自宅に居ながらにして日用品等の注文が出来るほか、商品の登録も各店舗で簡単に行えるため、特売品なども随時出品出来るなど、買い物支援を通じた地産地消の促進による地域活性化も期待できる。


タブレット端末管理
 自治体などに設置した管理システムから、各タブレット端末の利用者情報や稼働状況の一元管理が可能。また、ファームウェア等の端末ソフトウェアや設定ファイルの更新なども、管理システムからアップロードできるため、利用者は煩雑な端末管理が不要。

           (NECBusiness Solution News引用)



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