東北旅行4日目 2012:01:10:07:01:27

2012年1月10日

4日目(1月6日)

 秋保温泉(バス)→仙台駅(タクシー)→被災地(荒浜地区・閖上地区)視察→仙台空港(飛行機)→広島空港着

 3泊4日の旅の最後の日です。久し振りにのんびりした良い旅でした。磐梯熱海温泉・花巻温泉・秋保温泉と周りました。お湯の質は花巻温泉の湯が1番良いと感じました。入ると肌がツルツルになりました。今回の旅は夫婦になって初めて贅沢な旅をしました。それぞれの宿は素晴らしい宿でした。年に1回くらいこのような旅をしたいと妻と話しました。

 仙台駅からタクシーで若松区荒浜地区・閖上地区を周り仙台空港に行きました。この時代に生きた者として被災地は見ておかなければならないと考えていました。今回の旅の目的はここにも有りました。

仙台市の被害状況

平成23年(2011年):3/1時点における仙台市の人口と世帯数
  人口:1,046,654名
  世帯数:465,408
※ 仙台市のHPより

1/4:17:00、時点の仙台市の被害状況※ 宮城県HPのデータより
  死者数:704
  行方不明者数:26
  避難者数:0
  避難所数:0
  住宅、建物被害(全壊数+半壊数):114533
  仮設住宅建設完成戸数:1523 (完成度100%)
  仮設住宅建設箇所(団地数):19
※ 仙台市の避難所は7月末に全て閉鎖されました。

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 海に向かって写真を撮りました。地面にあるブロックは家の敷石です。沢山の民家が有ったそうですが、片付いてはいますが何も無くなりました。タクシーの運転者さんが目標物がなくなったので、道が解らなくなったと言っておられました。

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       荒浜小学校(グランドに瓦礫が集められていました)

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 唯一と言っていいほどの高台にお宮が有りましたが流されていました。逃げようがないと感じました。慰霊の碑が立ててありお花が沢山供えられていました。

 広島の原爆の後、父が九州から復員して宇品港に上がったとき、宇品港から横川が良く見えたと聞いていました。この景色はその時と同じような景色だろうなと思いました。

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 道路のすぐ側に船が転がっています。何カ所も見ました。

 地区名が荒浜(あらはま)・閖上(ゆりあげ)地区でした。平成11年6,29の水害の時も感じましたが昔から付けられている地区の名前は非常に大事で歴史を物語っていると思います。

 荒浜は読んだ字のままですが、閖上については辞書にも載っていません。

閖上

 仙台藩主 四代伊達綱宗公が,仙台市の大年寺に参拝の帰り,山門内からはるか東方に,海岸の波打つ浜をご覧になり,家臣のものに地名を尋ねたところ,「ゆりあげ浜」とはいうもののその漢字がないことを知りました。
 そこで,「門の中から水が見えた故に,今後,門の中に水と書いて閖上(ゆりあげ)と呼ぶように」とのお言葉で,「閖」という珍字が誕生したとのことです。

 



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