辰年 2012:01:02:07:39:55
2012年・平成24年は辰年です。辰(龍)は干支の中でたったひとつの想像上の動物であり、強さ・しなやかさ・健康・調和・幸運を運ぶとされています。タツはドアの上部や屋根の上に存在し、悪魔や悪霊、邪悪な心を消してくれるものと信じられています。
辰(たつ、しん)は十二支のひとつです。通常十二支の中で第5番目に数えられます。前は卯、次は巳です。干支は十干と十二支を組み合わせたものなので、2012年の干支は「壬辰」(みずのえたつ)です。
・辰年は、西暦年を12で割って8が余る年が辰の年となります。
・辰の月は旧暦3月
・辰の刻は午前8時を中心とする約2時間
・辰の方は東南東よりやや南寄り(南東微北)の方角です。
・五行は土気
・陰陽は陽です。
「辰」は『漢書』律暦志によると「振」(しん:「ふるう」「ととのう」の意味)で、草木の形が整った状態を表しているとされています。後に、覚え易くするために神話上の動物である龍が割り当てられました。
辰は龍(竜)と同じとされています。しかし、古来十二支は年月の順序や方角を示すもので「辰」と「竜」とは関係がありませんでした。
十二支の名前を覚えやすくするために、他は実在の動物の名に結びつけられましたが、「辰」だけには空想的霊獣「竜」を当てざるを得なかったということだそうです。
竜について(逆鱗)
竜は古代中国の神話で神獣とされているため、中国では皇帝のシンボルとなっています。そのため、竜顔=帝王の顔、竜衣=帝王の衣服、竜影=帝王の姿など帝王にまつわるものには竜がつくことが多く、最上級の意で竜を用いることが多くありました。
竜は四神(青竜、朱雀、白虎、玄武)のひとつで、水中に棲むとされ、なき声で嵐や雷雲を呼び、竜巻となって昇天し、飛翔します。
竜の姿は「竜に九似あり」といわれるように、角は鹿、頭は駱駝、目は鬼、身体は蛇、腹は蜃(想像上の動物)、鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛に似ており、長い髭をたくわえ、あごの下に1枚だけ逆さに生えた逆鱗(げきりん)があります。竜はこの逆鱗に触れられるのが大嫌いで、触れられると激高し、触れたものを即座に殺すとされています。
「鯉の滝登り、龍となす」 今年はこのような素晴らしい年となるよう祈念しています。(カープもネ!)
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