特異日 2011:11:04:07:04:54

2011年11月 4日

 昨日(11月3日は)文化の日でした。国はいろいろな賞を発表し表彰式がありました。この日は気象学的な「特異日」とされています。

特異日(とくいび)
 その前後の日と比べて偶然とは思われないほど大きな確率で、ある気象状態(天気、気温、日照時間など)が現れる日のこと。特異日は日本だけでなく外国でも認められており、英語では「シンギュラリティ(singularity)」と言います。

 11月3日、文化の日は晴れの特異日として知られています。過去30年間の晴天率(東京)を調べると、7割以上は晴天です。

 しかし、最近10年間でみると、思ったほど晴れていないのです。晴れは5回、くもりが2回、雨が3回。晴れの確率は50%ですから、決して晴れの特異日とはいえません。

 この理由として考えられるのは、「季節のずれ」です。地球温暖化や都市化の影響で、夏の期間が延びて、秋雨のシーズンが後ろにずれ込んでいると思われます。秋らしい気温になるのが遅れれば、紅葉も遅れ、秋雨シーズンも遅れているという考え方です。

 さらに、最近5年間をみると、実は、晴れが2回で、雨が3回と雨の回数のほうが多いのです。2000年、2001年、2003年と雨が降っています。

 昔から言われた特異日も変わってきています。
              (岩谷忠幸 気象最前線HP参照)

10月10日も特異日と言われてきましたが少し違っていたようです。

 「10月10日が東京の晴れの特異日であったことから、1964年の東京オリンピックの開会式の日に選ばれた」と言われているが、10月10日は統計的に晴れが多い日とは言いがたい。むしろ東京オリンピックの開会式に選ばれたため1964年以降、この日が東京の晴れの特異日であると間違われるようになったのかもしれない。昭和34年発行「気象学ハンドブック」によれば、10月の特異日は14日とされており、事実、1971年から2000年までの30年間のデータをみても、雨が全く降らなかった日で10月9日が17回、10日が19回、11日が14回と、大きな差はないと読める。なお、10月10日が「東京オリンピック開催日」となったのは、「暑くも寒くもない10月上旬が適する」との判断からではないかと言われている。
                  (ウキペディア 引用)



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