土用丑の日 2011:07:21:07:34:02

2011年7月21日

 今日(7月21日)は、土用丑の日です。2011年夏の土用の丑の日は、二の丑と言って7月21日・ 8月2日と2回あります。
 
土用
 元々土旺用事と言ったものが省略されたもの。
 昔々、世の中の全てが木火土金水の五つの組み合わせで成り立つという五行説を季節にも割り振ることを考えた人が居たみたいですが、昔も今も季節は「四季」で「五季」とはいいませんから、
木ー春
火ー夏
金ー秋
水ー冬
土ー???
と割り振ったら「土」が余ってしまった。そこで、「土の性質は全ての季節に均等に存在するだ!」とこじつけて、各季節の最後の18ー19日を「土用」としました。
(これで1年の日数が均等に五行に割り振られたことになります)。

  今は土用というと夏だけですが本来は全ての季節に土用があります。
 
 土用は季節の最後に割り振られるので「土用の明け」は次の季節の始まる日の前日。(夏土用は、立秋の前の日に終わる)。
 異なる季節の間に「土用」を置くことで、消滅する古い季節とまだ、充分に成長していない新しい季節の性質を静かに交代させる働きをするそうです。

丑の日
  丑の日の「丑」は十二支の「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」の丑です。
 各土用の中で丑の日にあたる日が「土用丑の日」、一般的には「夏土用の最初の丑の日」に鰻屋の祭り「土用丑」と称して鰻を食べる日ということになっています。

土用丑の日とウナギ
 夏の土用の時期は暑さが厳しく夏ばてをしやすい時期ですから、昔から「精の付くもの」を食べる習慣があり、土用蜆(しじみ)、土用餅、土用卵などの言葉が今も残っています。また精の付くものとしては「ウナギ」も奈良時代頃から有名だったようで、土用ウナギという風に結びつきました。
 今のように土用にウナギを食べる習慣が一般化したきっかけは幕末の万能学者として有名な平賀源内が、夏場にウナギが売れないので何とかしたいと近所のウナギ屋に相談され、「本日、土用丑の日」と書いた張り紙を張り出したところ、大繁盛したことがきっかけだと言われています。
 
 鰻を食べるのが主流となったのは確固とした由緒由来が有るわけではなく、バレンタインデーのチョコレートや節分の恵方巻きなどと同様、現代でいうマーケティングに近いものと言えると思います。

 うなぎには、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE、ビタミンD、DHA、EPAなど現代人に不足しがちで、成人病予防に欠かせない栄養素が含まれています。特に水溶性で体内貯蔵できず欠乏が深刻なビタミンB群や痴呆症に関係するDHA、EPA、ガンとの関係で注目されているビタミンDが含まれているので
土用の丑の日に限らず、夏場には夏バテ予防で食べたい食材の一つと言われています。

                 (川口水産ホームページ引用)



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