台風6号 2011:07:20:06:46:29

2011年7月20日

 気象庁によると、大型で強い台風6号は20日午前0時半ごろ、徳島県南部に上陸しました。そして紀伊半島沖を東南に進むようです。広島も昨日はよく風が吹きました。恐れていた雨については広島にはあまり影響がなかったようです。

 今回の台風6号は台風7号を吸収して大型で非常に強い台風となりました。19日正午までに、高知県の魚梁瀬(やなせ)では降り始めからすでに900ミリ近くになり、四国や紀伊半島の各地でも、500ミリを超えています。台風進行方向東側に大きな強い雨雲を持っていますので、これから東海・関東方面が心配されます。

 夏の台風は、太平洋高気圧の縁を回るようにほ北上します。そのため四国近くまで進み、急に進路を右に変えました。運転手がついているかのような進路変更でした。この理由は北のオホーツク高気圧が非常に強く、進行をブロックしました。一方、太平洋高気圧が少しづつ弱まっています。そのため進路を大きく変えたようです。しかし、太平洋高気圧が弱まりつつあると言ってもまだ、勢力を保っていますので、台風の速度が非常に遅く(時速15k程度)影響が長く続くため、大雨を降らしています。

 広島については影響は心配いらない状況になったようです。昨日は大雨・波浪警報が出ていたので、ほとんどの学校は休校になりました。

 この措置については「学校防災マニュアル」に従って各校で決めています。議会答弁を掲載しておきます。

 大雨や台風時など気象警報等の発令による広島市立学校の臨時休業(休校)等の措置については、「学校防災マニュアル」(平成19年3月改定)及び「幼児児童生徒の安全確保について」(平成17年7月通知)に基づいて対応しています。

 具体的には、台風の場合と大雨の場合で対応が異なっています。
1 台風時の対応
(1)幼稚園、小学校、特別支援学校
  午前6時の時点で警報が発表されている場合は「自宅待機」、午前7時の時点で警報が解除されない場合は「臨時休業」とする。
(2)中学校、高等学校(全日制)
  午前6時の時点で警報が発表されている場合は「自宅待機」、午前10時の時点で警報が解除されない場合は「臨時休業」とする。
(3)高等学校(定時制)
  各学校の取り決めによる。

2 大雨時の対応
・ 地域により影響度が異なるため、気象情報・警報発表の状況及び避難勧告等の状況及び急傾斜地等の危険箇所の状況も勘案して、予め、自宅待機、臨時休業、始業時間の繰下げ、授業打ち切り又は下校時刻を見合わせる場合の原則を定めておく。始業時刻が8時30分の場合、遅くとも朝7時の時点で臨時休業か否かを決定することとする。
・ このため、朝6時の時点での気象情報及び警報の発表状況を把握し、影響の程度を判断する。

 上記のとおり、台風時の対応については、定時制の高等学校を除いては、確認時刻の違いはありますが、統一しています。しかし、大雨時の対応については地域によって天候の影響が異なるため、各学校ごとに予め、自宅待機、臨時休業、始業時間の繰下げ等の原則を定めておくよう通知しております。
 なお、このことについては、校長会、園長会において徹底することを指示するとともに、各学校ではすべての児童生徒及び保護者に周知徹底するよう努めています。


 



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