ほととぎす 2011:06:06:06:50:03
昨日(6月5日)は、先週の週間予報では雨となっていました。土曜日ぐらいから予報が変わりました。その予報の通り雨は降りませんでした。朝3時ごろに目が覚めるとホトトギスが鳴いています。5時過ぎからの散歩に時にも鳴いていました。
子供のころから「ほととぎす」の鳴き方は「とっつぁんこけたか」と言っていました。
一般的には「てっぺんかけたか」・「とっきょきょかきょく」だそうです。
地方によって色々な捉え方があるようです。
種子島では「トッピイ取れたか」と鳴くそうです。トッピイとはトビウオのことです。
盛岡の一地方では「包丁欠けた 包丁欠けた」と鳴いています。
姉妹がいました。ある日、姉が芋を焼き、まわりの堅いところは自分が食べ、中の柔らかい部分を妹に食べさせました。しかし妹は、姉がさきにおいしいところを食べたと思い、姉を包丁で殺してしまいました。姉はカッコウになり、「ガンコ、ガンコ(堅いという方言)」と鳴いて飛び去りました。妹は自分の誤ちを知って後悔し、ホトトギスになり、「包丁欠けた 包丁欠けた」と鳴いています。盛岡の一地方では、いまもホトトギスのことを「包丁かけ」と呼んでいるそうです。
《遠野物語》
日本の文学、特に和歌に現れ、あやなしどり・くつてどり・うづきどり・しでのたおさ・たまむかえどり・夕影鳥・夜直鳥(よただどり)などの名があります。その他呼び名は非常にたくさん有るようです。(ホトトギスの異称)
・浅羽鳥 あさはどり ホトトギスの異称。
・網鳥 あみどり ホトトギスの異称。
・あやなしどり (広辞苑に項目無し)
・文目鳥 あやめどり ホトトギスの異称。
・古恋ふる鳥 いにしえこうるとり (「藻塩草」の説)
・妹背鳥 いもせどり ホトトギスの異称。
・歌い鳥 うたいどり ホトトギスの異称。
・卯月鳥 うづきどり ホトトギスの異称。
・かけたかの鳥 かけたかのとり (「ほんぞんかけたか」「てっぺんかけたか」と鳴くというので名づける)
・勧農鳥 かんのうちょう ホトトギスの異称。4?5月頃「田を作らば作れ、時過ぐれば稔らず」と鳴くといわれる。
・拘耆羅
・拘枳羅
・倶伎羅 くきら (梵語 kokila 好声鳥と訳す) インドにすむ黒いホトトギスに似た鳥。形は醜いが声は美しい。鳩夷羅(くいら)。倶・尸羅(くしら)。また、ホトトギスの異称。
・沓直鳥 くつてどり (古い俗説に、ホトトギスが前生に沓を造って売ったという)
・恋し鳥 こいしどり (拾遺集哀傷「死出の山越えて来つらむほととぎす恋しき人のうへ語らなむ」に基づく)
・早苗鳥 さなえどり ホトトギスの異称。
・子規 しき ホトトギスの異称。
・賤鳥 しずとり ホトトギスの異称。
・死出の田長 しでのたおさ (「賤(しず)の田長」の転とも、死出の山から来て鳴くからともいう)
・蜀鳥 しょくちょう ホトトギスの異称。
・蜀魂 しょっこん [太平寰宇記](蜀の望帝の魂がこの鳥に化したという伝説から)
・田長鳥 たおさどり ホトトギスの異称。
・黄昏鳥 たそがれどり ホトトギスの異称。
・橘鳥 たちばなどり ホトトギスの異称。
・たまさか鳥 たまさかどり ホトトギスの異称。
・綱鳥 つなどり ホトトギスの別称。
・杜宇 とう ホトトギスの異称。
・時つ鳥 ときつどり (「時鳥(じちよう)」の訓読) ホトトギスの異称。
・時の鳥 ときのとり (「時鳥(じちよう)」の訓読) ホトトギスの異称。
・杜鵑 とけん ホトトギスの漢名。
・射干玉鳥 ぬばたまどり ホトトギスの異称。
・不如帰 ふじょき ホトトギスの異称。
・無常鳥 むじょうちょう 冥途(めいど)にいるという鳥。ホトトギスの異称という。
・百声鳥 ももこえどり ホトトギスの異称。
・夕影鳥 ゆうかげどり ホトトギスの異称。
・夜直鳥 よただどり (広辞苑に項目無し)
(日本の鳥百科参照)
コメントをどうぞ