動物の妊娠期間 2011:05:07:07:36:00
先日、テレビでキリンの出産模様を放映していました。生まれると直ぐに(20分くらい)で立ち上がり母親のお乳を飲んでいました。人間の場合は約1年かかります。解説では、動物は外敵に襲われないように早く立ち走れるようになっているのと、キリンの場合はおっぱいの位置が高いので立てなければおっぱいが飲めなく死んでしまうからだそうです。人間は進化の過程で立つよりも脳の発達に時間をかけるようになったのだそうです。大きな動物ほど妊娠期間は長くネズミのような小さな動物ほど妊娠期間は短いそうです。
そのことについて調べてみました。
動物種 寿命 妊娠期間
人間 70ー90年 280日
イヌ 17ー18年 63日
クマ 20年 210日
ネコ 17ー18年 63日
トラ 25ー35年 120日
キリン 20ー27年 450日
アシカ 17年 315日
カイウサギ 5年 28日
ハツカネズミ 18ヶ月 19日
モルモット 6ー7年 60日
リス 6ー15年 42日
ゾウ 50ー60年 650日
チンパンジー 31年 210日
※ 寿命は平均値ではありません。動物学的に見て設定されている期間です。もちろんこの資料より長生きしている場合もありますし、残念ながら短命に終わっている場合もあります。
(資料提供 : ダクタリ動物病院 関西医療センター)
人間の妊娠期間
昔から妊娠は十月十日(とつきとおか)といわれてきたように、おおよそ10ヶ月が妊娠期間であると考えられてきていました。そこで、正常に妊娠して出産に至った妊婦さんの統計を取ってみると、実際には妊娠期間(最後に生理があった日から分娩に至った日まで)はだいたい280±15日であることが判明しました。
このことを元に、WHO(世界保健機構)によって
・正常妊娠持続日数は280日とする
・28日を妊娠歴の1ヶ月と定め、妊娠持続を10ヶ月とする
・7日を一週と定め、妊娠持続を40週とする
・妊娠満週数で数えることとする
女性の月経周期の平均を28日として計算をした10月10日です。1か月を28日計算をした10月10日です。昔からの日本の言い伝えは280日±10としているのではないでしょうか。
ちなみに、もっとも妊娠期間の短いとされている動物は「オポッサム」(オーストラリア)という動物で、12日程度だそうです。
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