石巻日日(ひび)新聞 2011:04:26:06:50:34
2011年4月26日
先日書いた「疾風に勁草を知る」を行った新聞社が出て来て、米ワシントンにあるニュースの総合博物館ニュージアムに展示されることになりました。
3月12日付の手書きの石巻日日新聞=ニュージアム提供(asahi.com)
東日本大震災で被害を受けた宮城県石巻市の夕刊紙、石巻日日(ひび)新聞が被災後の6日間発行した手書きの壁新聞が、米ワシントンにあるニュースの総合博物館ニュージアムに展示されることになりました。困難を乗り越えて発行された歴史的な紙面として、ニュージアムが紙面の寄贈を日日新聞に求め、同紙が応じたそうです。
日日新聞は震災で通常の編集・制作・印刷ができなくなっりましたが、記者は懐中電灯の光を頼りに油性ペンで記事を書き、避難所などの壁に張り出しました。
地震と津波が襲った翌日3月12日付の紙面は「日本最大級の地震・大津波」の見出しで、13日付は「各地より救難隊到着」と貼りだしました。印刷が再開できたのは18日付からでした。
日日新聞の奮闘ぶりを米紙ワシントン・ポストが報じ、これを読んだニュージアム職員が日日新聞に連絡を取り、寄贈の話がまとまりました。
ニュージアムはウェブサイトで「この新聞は、人間の知ることへのニーズと、それに応えるジャーナリストの責務の力強い証しである」と紹介しました。クリストファーソン学芸員は「大変な苦難に直面するなか、日日新聞のジャーナリストは地域社会に重要な情報を提供するという責任を果たし、そのためにペンと紙を用いた」と称賛しています。
(インターネットasahi.com引用)
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