なぜ官僚か? 2011:02:11:07:25:03

2011年2月11日

 昨日(2月10日)私が留守にしているとき電話がかかったそうです。内容は「なぜ今回の出馬要請は官僚なのか」というものでした。

なぜ官僚か?
 昨年12月まで、秋葉市長が次も立候補されるだろうと、勝てる人という事で、女性・経済界・マスコミ・タレントと色々な方に出馬を要請してきました。ことごとく断られました。八方塞がりの状況でした。それでも努力をしてきました。

 1月4日に秋葉市長が次の選挙には出馬しないと表明されて以来状況が変わりました。
 

・この12年間で広島市の組織がガタガタになっています。イエスマンしか市の幹部には残っていません。この組織を立て直せる人。
 

・広島市の経済が元気がありません。30年前から札幌・仙台・広島・福岡(札・仙・広・福)として都市間競争をしてきました。今は完全に置いて行かれています。あるテレビ局の全国版天気予報に広島が入っていないほど、落ち込んでいます。この広島を立て直せる人。

・国・県・市町村と協調して、拡大しすぎている平和行政を適正化できる人。
 
 以上の観点から即戦力の人を探そうという事になりました。そうすると行政のプロしかいません。そこで自由民主党広島県連合会会長の岸田文雄衆議院議員にお願いして今回の松井一實さんを推薦していただきました。以上のような経過です。

 官僚というと現在、マスコミ等の風潮で悪人に仕立て上げられています。日本の国は明治以来官僚が志に燃えて作ってきて、大きな繁栄をもたらしました。確かに既得権益を守るために国民の目には悪印象を与えています。そのような疲弊した組織は直していかなければならないと思います。民主党は政治主導を訴え政権を取りました。しかし、結果はどうでしょう。官僚を使いこなす政治家がいなければ国は前進しません。民主党政権がなんとかもっているのは、官僚がコントロールしているからだと思います。

 私も市会議員となって感じたことは、市会議員の仕事は人が生まれてから死ぬまでの全ての事柄があります。広く浅くしかありません。(それぞれ専門分野はあります)仕事をするには役人の知恵を借りることしかありませんでした。役人はそれぞれ専門分野を深く追及しています。心がけたことは、私が困ったとき知恵を出してくれる役人を何人作れるかという事でした。

 官僚(役人)が全て「悪」という考え方は少し違っていると思います。

 今回の市長選で広島市の未来は決まってくると思います。行政・議会が一丸となって広島を変えていかなくてはなりません。皆様の聡明な判断を期待しています。

 



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